これは、母が倒れる数日前のお話です。
**********************************************
何回か食事してから、
しばらく連絡はありませんでした。
指一本触れてこないJeff。
「来週の火曜日に映画を見よう」
と言われて、気楽に、
“いいよ~”
なんて言ってましたが、
連絡きません。
諦めたかな~。
でも、火曜日はどうするんだろう??
律儀なわたしは、
一応約束しているから、
遊びに行っても誰にも連絡先は渡していませんでした。
Jeffはいい人そうだけど、
わたしのこころにはまだJがいる。
こんな気持ちでは付き合えるわけがない。
だいたい、まだ信用できないし。
Jeffに対しては、いい人なのかな~くらいの思いしかありませんでした。
連絡がないので、メールしました。
“火曜日どうするの?映画行くの?お洒落な街でも案内する?”
断ろうと思いました。
『約束』で他のガイに連絡先を渡さないって言ってたので、
きちんと言わなきゃ。って思いました。
返信もなく、数日が過ぎたので、
あ、いいのね、じゃあ、いいや。
と、思っていたら、
電話が、、
“メール、読んだ?”
「電話が壊れたからメール読んでない。電話を換えに行かなくちゃならない」
んにゃろ~~~、、電話壊れたなんて嘘言って~~。
わたしの携帯に、着信Jeffってちゃんと表示されてるや~ん。
ま、いっか。
どうせ、断るし。やっぱり、ウソツキだ。
“携帯直ったら、メールちょうだい、火曜は行くのかどうか”
火曜日に休めるかも、っていうあいまいな返事だったので、
連絡を待っていました。
月曜になっても、連絡きません。
どうするのよ~~!!
電話をすると、
「火曜日休みだよ!」
と、明るい声。
連絡くれって言ったじゃん。
「まだ、メールはできない」
ったく、携帯繋がっているジャン。
火曜日。
待ち合わせにやってきたJeff。
いつもは仕事帰りなので、
私服は初めてみました。
う、うわっ。
かっこいい。
しかも、お洒落。
そして、
“メールまだダメなの?”
と聞くと、携帯をとりだし、
「落としちゃって、ほら、画面が見えないんだよ」
あ、、、、本当に壊れてたんだ、、、ごめん、Jeff、疑って。
いつものように、
腕も触れない距離を保ち、
わたし達は歩き始めました。
わたしはJeffの横顔をじ~~っと見てみました。
いい笑顔。
なんだか、いつもと違うなぁ。
いつもは、スーツなのですが、
体の大きいJeffなのに、スーツもさらに大きく、
なんか、しっくりこない感じだったんです。
でも、私服は、
いかにもいかつい黒人で、
かっこいいんです。
しかも、こっちのほうが、
大人っぽい。
見た目、マフィア、あるいは悪そうなストリートガイみたいで、
とっても威圧感があります。
街を歩きながら、
わたしはいろいろなことを話し、
(例えば、ここにマイケルが来たんだよ、とか、わたしはここで髪を切っているんだよ、とか)
いろいろなことを聞き、
(日本の伝統は好き?とか、日本食は食べるの?とか、)
Jeffは特に質問をしてくるわけでもなく、
楽しいのかそうじゃないのかわからず、
ただひたすらわたしの散歩に付き合うといった感じでした。
わたしは、街を散歩したり、
カフェでぼ~っとするのが好きなので、
それはそれで楽しかったのですが、
“ほら、ビューティフル タウン”
そういうと、
「この街気に入った。とっても綺麗だ」
と初めて感想を口にしました。
“わたしみたいに?”
と笑っていうと、
「あ、そうそう、そうだったね~」
って感じに慌てて笑って付け加えていました。
“そう言わなくっちゃ~”
わたしよりだいぶ、だい~ぶ年下のJeffくんは、
完全にわたしのペースになっています。
きっと、女の人の扱いになれていないんだな~と思いました。
レストランに入り、
ゆっくり話をしました。
断るつもりが、すっかりそのことを忘れていました。
“今度はここに連れて行ってあげる”
“どこどこには行ったことあるの?”
“東京タワー大好きなんだ~”
なんだかわたしの方がノリノリで誘っています。
いろんな冗談を行って大笑いして、
話をしてるうちに、
「いつから僕の彼女になってくれるの」
と聞かれました。
へっ??
ああ、、そうだった。。
断るつもりだったんだ。
でも、楽しい。
ちょっと真面目な顔になりました。
“前にも話したと思うけど・・・・”
人を信じることが恐い。
二度と傷つきたくない。
わたしは信頼と尊敬と愛情が大事なことだと思っている。。。
「僕は君を失いたくない」
“失い・・・”
「言ってる事わかる? 君を失いたくない」
“うん、うん、わかるよ”
「僕は絶対に嘘はつかない、秘密を持たない、だまさない」
笑わない、真剣な恐い顔。
「約束する」
もっと、恐い顔。
“あなたはいつから付き合いたいの?”
なんともあほな質問ですが、
とっさにでた言葉でした。
「今からでも付き合いたい。」
そりゃ、そう言うよな~
“じゃあ、それでいいじゃん”
「本当に?」
“うん、本当に。あなたを信じるよ。約束。”
「約束」
恐い顔はそのまま。ちょっと、笑ってよぉ~
“プリーズ、スマイル”
やっと、笑ってくれました。
ああ、この笑顔が見たかったのかな、わたし。
しかも、断るつもりだったのに。
かくして、Jeffの彼女になってしまいました。
「アイム、ハッピィ」
Jeffの携帯が鳴り、話を聞いていると、
「今、彼女といて・・」
とか、
「マイ、ガールがどうたら・・」
とか
言っています。
まだ、完全に信じたわけではないけど、
少しずつ信頼関係を築いていきたいと思います。
店からでると、
自分からは積極的ではないJeffなので、
“手、繋ぐ?”
ってわたしが聞いたら、
Jeffったら、
「誰と?」
だって。
“あなた以外誰がいるの??!!”
「ああ、もちろんだよ~!! いや、上にガイがいてナンチャラカンチャラ・・・」
しょっぱなから笑わせてくれるJeffくん、
どんな付き合いになるのでしょうか。
わたしのsweetさに振り回されるのでしょうか。
恋人同士のコミットメントをしたからといって、
すぐに体の関係を求めるわけでもなく、
終電でわたしたちはさよならしました。
少しずつ、
信頼関係を築いて、
そしてわたしの気持ちが、
平行して
「愛」に変わればいいなぁ。
今は、きっと、
「母性本能」なのかもしれない。
ただ、これだけは言える事は、
Jeffの笑顔で
わたしの傷ついたこころは
癒されているということです。
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何回か食事してから、
しばらく連絡はありませんでした。
指一本触れてこないJeff。
「来週の火曜日に映画を見よう」
と言われて、気楽に、
“いいよ~”
なんて言ってましたが、
連絡きません。
諦めたかな~。
でも、火曜日はどうするんだろう??
律儀なわたしは、
一応約束しているから、
遊びに行っても誰にも連絡先は渡していませんでした。
Jeffはいい人そうだけど、
わたしのこころにはまだJがいる。
こんな気持ちでは付き合えるわけがない。
だいたい、まだ信用できないし。
Jeffに対しては、いい人なのかな~くらいの思いしかありませんでした。
連絡がないので、メールしました。
“火曜日どうするの?映画行くの?お洒落な街でも案内する?”
断ろうと思いました。
『約束』で他のガイに連絡先を渡さないって言ってたので、
きちんと言わなきゃ。って思いました。
返信もなく、数日が過ぎたので、
あ、いいのね、じゃあ、いいや。
と、思っていたら、
電話が、、
“メール、読んだ?”
「電話が壊れたからメール読んでない。電話を換えに行かなくちゃならない」
んにゃろ~~~、、電話壊れたなんて嘘言って~~。
わたしの携帯に、着信Jeffってちゃんと表示されてるや~ん。
ま、いっか。
どうせ、断るし。やっぱり、ウソツキだ。
“携帯直ったら、メールちょうだい、火曜は行くのかどうか”
火曜日に休めるかも、っていうあいまいな返事だったので、
連絡を待っていました。
月曜になっても、連絡きません。
どうするのよ~~!!
電話をすると、
「火曜日休みだよ!」
と、明るい声。
連絡くれって言ったじゃん。
「まだ、メールはできない」
ったく、携帯繋がっているジャン。
火曜日。
待ち合わせにやってきたJeff。
いつもは仕事帰りなので、
私服は初めてみました。
う、うわっ。
かっこいい。
しかも、お洒落。
そして、
“メールまだダメなの?”
と聞くと、携帯をとりだし、
「落としちゃって、ほら、画面が見えないんだよ」
あ、、、、本当に壊れてたんだ、、、ごめん、Jeff、疑って。
いつものように、
腕も触れない距離を保ち、
わたし達は歩き始めました。
わたしはJeffの横顔をじ~~っと見てみました。
いい笑顔。
なんだか、いつもと違うなぁ。
いつもは、スーツなのですが、
体の大きいJeffなのに、スーツもさらに大きく、
なんか、しっくりこない感じだったんです。
でも、私服は、
いかにもいかつい黒人で、
かっこいいんです。
しかも、こっちのほうが、
大人っぽい。
見た目、マフィア、あるいは悪そうなストリートガイみたいで、
とっても威圧感があります。
街を歩きながら、
わたしはいろいろなことを話し、
(例えば、ここにマイケルが来たんだよ、とか、わたしはここで髪を切っているんだよ、とか)
いろいろなことを聞き、
(日本の伝統は好き?とか、日本食は食べるの?とか、)
Jeffは特に質問をしてくるわけでもなく、
楽しいのかそうじゃないのかわからず、
ただひたすらわたしの散歩に付き合うといった感じでした。
わたしは、街を散歩したり、
カフェでぼ~っとするのが好きなので、
それはそれで楽しかったのですが、
“ほら、ビューティフル タウン”
そういうと、
「この街気に入った。とっても綺麗だ」
と初めて感想を口にしました。
“わたしみたいに?”
と笑っていうと、
「あ、そうそう、そうだったね~」
って感じに慌てて笑って付け加えていました。
“そう言わなくっちゃ~”
わたしよりだいぶ、だい~ぶ年下のJeffくんは、
完全にわたしのペースになっています。
きっと、女の人の扱いになれていないんだな~と思いました。
レストランに入り、
ゆっくり話をしました。
断るつもりが、すっかりそのことを忘れていました。
“今度はここに連れて行ってあげる”
“どこどこには行ったことあるの?”
“東京タワー大好きなんだ~”
なんだかわたしの方がノリノリで誘っています。
いろんな冗談を行って大笑いして、
話をしてるうちに、
「いつから僕の彼女になってくれるの」
と聞かれました。
へっ??
ああ、、そうだった。。
断るつもりだったんだ。
でも、楽しい。
ちょっと真面目な顔になりました。
“前にも話したと思うけど・・・・”
人を信じることが恐い。
二度と傷つきたくない。
わたしは信頼と尊敬と愛情が大事なことだと思っている。。。
「僕は君を失いたくない」
“失い・・・”
「言ってる事わかる? 君を失いたくない」
“うん、うん、わかるよ”
「僕は絶対に嘘はつかない、秘密を持たない、だまさない」
笑わない、真剣な恐い顔。
「約束する」
もっと、恐い顔。
“あなたはいつから付き合いたいの?”
なんともあほな質問ですが、
とっさにでた言葉でした。
「今からでも付き合いたい。」
そりゃ、そう言うよな~
“じゃあ、それでいいじゃん”
「本当に?」
“うん、本当に。あなたを信じるよ。約束。”
「約束」
恐い顔はそのまま。ちょっと、笑ってよぉ~
“プリーズ、スマイル”
やっと、笑ってくれました。
ああ、この笑顔が見たかったのかな、わたし。
しかも、断るつもりだったのに。
かくして、Jeffの彼女になってしまいました。
「アイム、ハッピィ」
Jeffの携帯が鳴り、話を聞いていると、
「今、彼女といて・・」
とか、
「マイ、ガールがどうたら・・」
とか
言っています。
まだ、完全に信じたわけではないけど、
少しずつ信頼関係を築いていきたいと思います。
店からでると、
自分からは積極的ではないJeffなので、
“手、繋ぐ?”
ってわたしが聞いたら、
Jeffったら、
「誰と?」
だって。
“あなた以外誰がいるの??!!”
「ああ、もちろんだよ~!! いや、上にガイがいてナンチャラカンチャラ・・・」
しょっぱなから笑わせてくれるJeffくん、
どんな付き合いになるのでしょうか。
わたしのsweetさに振り回されるのでしょうか。
恋人同士のコミットメントをしたからといって、
すぐに体の関係を求めるわけでもなく、
終電でわたしたちはさよならしました。
少しずつ、
信頼関係を築いて、
そしてわたしの気持ちが、
平行して
「愛」に変わればいいなぁ。
今は、きっと、
「母性本能」なのかもしれない。
ただ、これだけは言える事は、
Jeffの笑顔で
わたしの傷ついたこころは
癒されているということです。
それって、大事な事ですよね。
あと、Jeffさんと一緒にいる時のフルールさん、変な緊張もなく、すごく自然でリラックスしていろんな話も出来てるような気がしますよ~。
これも、恋人同士なら大事な事ですよね。
Jeffさん、なんだかシャイでカワイイですね~。(笑)
手繋ぐの、"誰と?"って。
ほんと、"アナタしかいないじゃん!"って突っ込み入れますよね(笑)
突っ込みどころ満載のJeffさん、良いじゃないですか~。(笑)
今はまだ100%信用は出来ないのは当たり前の事ですよ。特にJさんの事で傷ついた後なんですから。
でも、Jeffさんの態度と言葉は、少しは安心出来ますよね。だって、全然軽い外国人じゃないことは確かですよね。
電話の事も、もし私がフルールさんだったとしても同じように疑ってたと思います(笑)
でも、実際は本当に壊れてたんですもんね^^;
やっぱり、あまりにも相手を疑いすぎても失礼になってしまいますよね。
Jeffさん、少しくらい鈍感でも、レディーファーストやスイートな言葉がなかなか言えなくても、真面目で、そして恋人を傷つけるような嘘を絶対に言わないって断言してくれてるんですもん、そういう人の方が絶対に良いですよ~!
これから、もっともっと一緒にたくさんの時間を過ごして、そしてお互いの事をもっともっと知っていけますもんね。
まだ始まったばかりですもん、これからですよ♪^^
お母様の感染症は本当に心配ですね。免疫力が弱っていると感染しやすいので本当に心配です。しかし血圧が安定していると言うことなのでお母様は凄く頑張っていらっしゃるんだと伝わってきました。絶対気持ちは届いていますから、頑張って下さいね。月曜日お母様にいっぱい話しかけてあげたり手を握ってあげたりして下さい。お母様は絶対喜ぶはずです。フルールさんも最近暑い日が続いているので体に気をつけて下さいね。
maiさん
そうですよね~。ゆっくり、これからですよね。
今また少しずつJeffを知るたびに、いろいろなことが出てきていますが、結論をだすには早すぎるし、なにより母のことのメドが立たないと、わたしの今の精神状態では正確な判断を出来ない気がします。
母の状態も、先生が言っているということを姉や父から聞くのですが、矛盾ばかりで、「それじゃあ、こういうことなの??」とかわたしが聞いても的確な答えが帰ってこないので、いったいいつになったら人工呼吸をはずせるの??って一人でかりかりしてしまってます。少し前に、姉から「お母さん、動いてたよ!話しかけたら動き出しそうだった」ってきいたばかりだったので、「自発呼吸が少しでてきた」ということは来週には意識戻るかな~って勝手に期待してしまったのです。そしたら、今度は医者が、「肺に水がたまっているからそれが吸収されないと人工呼吸は止められない」って言い出して、肺に水がたまっているなんて聞いてないよ!!ってことになったわけです。当初から、「脱水がひどい」って言われてて、点滴をガンガン流していたので、むくみがひどいと聞いたとき、肺機能が低い(依然肺の病気をしているので)から肺に水がたまるんじゃないかと心配していたんです。直接先生に質問をぶつけられればいいのですが、わたしが行くときはオペが入ってて会えなかったりして、母の状況の見通しが全然たたないことが今のわたしのストレスになっています。それが、他のことにも不満となって、イライラしちゃうのかな。。。そんな自分がイヤです。はあ、早く母の状況を目で見て確かめたい。結局、明日もあさっても主治医とわたしは話が出来ないんです。時間が合わなくて。
みなさんが自分のことのように心配してくださることが、涙がでるくらい嬉しい。また、わたしの身体のことまで心配してくれて、抱きしめて、ちゅーしてあげたいくらい(あ、いりませんか。。)感謝しているのです。一人で母が恋しく泣く夜もあります。それなのに・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Jのパッション。。。結局これは、音楽を聴いて感動する、その感情が結論だと思いますで。今はもう、Jは思い出で、わたしは「move on with my life」だけを考えています。生活の中でこんな(母のこと)大きな試練があるとは思っていませんでしたが、今こそ精神を鍛えるために自分の感情をコントロールする必要があるのですね。今の状況を考えると、Jとどうのこうのあったことが本当にちっぽけに思えます。とにかく、母の意識が戻って、「お母さん、よく頑張ったね、そんなお母さんを尊敬するよ、誇りに思うよ」って言いたいんです。