「お母さんが救急車で運ばれた」
父からその連絡を受けたのは、金曜日の朝でした。
“え?なんで?そんなに悪いの?”
「う~ん、また帯状疱疹がでちゃってさ、病院行ったんだけど、その薬を貰ってから急におかしくなったんだ」
“帯状疱疹のくすりって強いってやつでしょ。また処方されたの?”
「すごい吐いちゃって、下痢もひどいし、昨日夜病院行けっていったんだけどきかないからさ。今日あんまりひどいから・・・」
“あたし、行った方がいい?”
「いや、大丈夫でしょう」
のんびり屋の父は、そのときことの重大さに気がついていませんでした。
気になりながらも仕事に行く支度をしていると、
姉からメールが来ました。
『お母さん、救急車で運ばれる。ショック状態、血圧が測れない。』
ど、どういうこと!!!
慌ててパニックになっているところに、またメール。
『ICUに入った。』
なにそれ、なにそれ、わけわかんない、
心臓がバクバクして、
次に何をしていいのかわからなくなっていました。
そうだ、電話だ、、
姉に電話をすると、
「かなり危険な状態だって。」
“意識はあるの???”
「あるけど、しゃべれない、ろれつが回っていないよ。呼吸も荒いし。」
“なんでそんなことになったの?? もう、今から向かうから”
もう、どうしていいかわからなくなってました。
なんでそんなことになっているのよ。
とにかく向かうしかない。
その日、Jeffと会う予定でしたが、
連絡しなくちゃ、、、、、
メールが出来ないので、電話しかありません。
でも、今はいろいろやらなくてはいけないので、
かけるならお昼になりそうです。
病院に着くと、
母の信じられない姿がありました。
最高血圧は40か50、、
心拍200、
酸素マスクをつけて苦しそうな荒い呼吸をしている母。
もう、涙が溢れてとまりませんでした。
“お母さんっ!! 頑張ってよ!! みんないるよっ!!”
涙のわたしを見て、母の目から涙が溢れてきました。
でも、話そうとしても言葉がはっきりしないので何をいいたいのかわかりません。
“もう、どうしてこんなことになっちゃったの?? ホントに頑張ってよぉ・・”
言葉に反応するときと、そうでないときがあります。
また、帯状疱疹のせいで体に痛みが走るたびに痛そうに苦しそうに顔をしかめています。
“痛いの? 痛いんだね。頑張ろうね。絶対によくなるから。みんなついてるから。”
どのくらいその場にいたかわかりませんが、
処置をするので、と言われその場を離れなければなりませんでした。
“お母さん、頑張ってよ、頑張ってね!!”
もう一度大きな声で言うと、
母はしっかりとこちらを見て、
うん、うん、とうなづきました。
そう、しっかりとうなずいたんです。
絶対に母は頑張ってくれると確信しました。
そして、父がそばに行き、
頭を、顔をなでていました。
わたしはその後ろ姿を見て、
自分が恥ずかしくなりました。
父と母を尊敬できない、なんて、
わたしの父と母には、
わたしが築けなかった深い愛情の絆がそこにありました。
どんなに母が父の悪口を子供の前で言ってたとしても、
今現在、そこにあるのは、
父と母の強い、太い絆でした。
自分が恥ずかしかった。。。。
その日、2回目の面会で、
少し母の状況がよくなっていると感じました。
でも、まだ危険な状態は変わりません。
心拍が200に近いので、心臓が持たない可能性もあると伝えられたのです。
また、無意識に動こうとしていろいろなものを取ってしまうので、
処置をしやすくするために、
人工呼吸器を付けさせて欲しいと言われました。
人工呼吸器をつけるには、麻酔が必要になるので、
眠った状態になります。
そのまま起きなかったら、、、
不安でまた涙が溢れてきました。
でも、その方が本人が辛くないのであれば、
それに従うしかありません。
先生方も、その方が絶対にいいとおっしゃっていました。
夕方の面会で、姉から
人工呼吸器をつけた母は、
ぐっすり眠っていてさっきより全然楽そうだ、
と聞きました。
もう、泣きすぎで、
でも、涙は涸れることはありません。
とにかく、祈るしかありません。
母がこんなことでくたばるはずがないのです。
我慢強い母は、
絶対に諦めない。
そして、わたしたち家族も、
絶対に諦めない。
お昼にJeffに電話をすると、
とっても悲しそうに、
「絶対よくなるから」
と言ってくれました。
もし、Jeffがいなかったら、
そのときのわたし精神を、
誰が支えてくれたのでしょう。
********************************************
そして、ブログに遊びに来てくださるみなさんの温かい言葉すべてが、
母のパワーになるのです。
本当に感謝しています。
父からその連絡を受けたのは、金曜日の朝でした。
“え?なんで?そんなに悪いの?”
「う~ん、また帯状疱疹がでちゃってさ、病院行ったんだけど、その薬を貰ってから急におかしくなったんだ」
“帯状疱疹のくすりって強いってやつでしょ。また処方されたの?”
「すごい吐いちゃって、下痢もひどいし、昨日夜病院行けっていったんだけどきかないからさ。今日あんまりひどいから・・・」
“あたし、行った方がいい?”
「いや、大丈夫でしょう」
のんびり屋の父は、そのときことの重大さに気がついていませんでした。
気になりながらも仕事に行く支度をしていると、
姉からメールが来ました。
『お母さん、救急車で運ばれる。ショック状態、血圧が測れない。』
ど、どういうこと!!!
慌ててパニックになっているところに、またメール。
『ICUに入った。』
なにそれ、なにそれ、わけわかんない、
心臓がバクバクして、
次に何をしていいのかわからなくなっていました。
そうだ、電話だ、、
姉に電話をすると、
「かなり危険な状態だって。」
“意識はあるの???”
「あるけど、しゃべれない、ろれつが回っていないよ。呼吸も荒いし。」
“なんでそんなことになったの?? もう、今から向かうから”
もう、どうしていいかわからなくなってました。
なんでそんなことになっているのよ。
とにかく向かうしかない。
その日、Jeffと会う予定でしたが、
連絡しなくちゃ、、、、、
メールが出来ないので、電話しかありません。
でも、今はいろいろやらなくてはいけないので、
かけるならお昼になりそうです。
病院に着くと、
母の信じられない姿がありました。
最高血圧は40か50、、
心拍200、
酸素マスクをつけて苦しそうな荒い呼吸をしている母。
もう、涙が溢れてとまりませんでした。
“お母さんっ!! 頑張ってよ!! みんないるよっ!!”
涙のわたしを見て、母の目から涙が溢れてきました。
でも、話そうとしても言葉がはっきりしないので何をいいたいのかわかりません。
“もう、どうしてこんなことになっちゃったの?? ホントに頑張ってよぉ・・”
言葉に反応するときと、そうでないときがあります。
また、帯状疱疹のせいで体に痛みが走るたびに痛そうに苦しそうに顔をしかめています。
“痛いの? 痛いんだね。頑張ろうね。絶対によくなるから。みんなついてるから。”
どのくらいその場にいたかわかりませんが、
処置をするので、と言われその場を離れなければなりませんでした。
“お母さん、頑張ってよ、頑張ってね!!”
もう一度大きな声で言うと、
母はしっかりとこちらを見て、
うん、うん、とうなづきました。
そう、しっかりとうなずいたんです。
絶対に母は頑張ってくれると確信しました。
そして、父がそばに行き、
頭を、顔をなでていました。
わたしはその後ろ姿を見て、
自分が恥ずかしくなりました。
父と母を尊敬できない、なんて、
わたしの父と母には、
わたしが築けなかった深い愛情の絆がそこにありました。
どんなに母が父の悪口を子供の前で言ってたとしても、
今現在、そこにあるのは、
父と母の強い、太い絆でした。
自分が恥ずかしかった。。。。
その日、2回目の面会で、
少し母の状況がよくなっていると感じました。
でも、まだ危険な状態は変わりません。
心拍が200に近いので、心臓が持たない可能性もあると伝えられたのです。
また、無意識に動こうとしていろいろなものを取ってしまうので、
処置をしやすくするために、
人工呼吸器を付けさせて欲しいと言われました。
人工呼吸器をつけるには、麻酔が必要になるので、
眠った状態になります。
そのまま起きなかったら、、、
不安でまた涙が溢れてきました。
でも、その方が本人が辛くないのであれば、
それに従うしかありません。
先生方も、その方が絶対にいいとおっしゃっていました。
夕方の面会で、姉から
人工呼吸器をつけた母は、
ぐっすり眠っていてさっきより全然楽そうだ、
と聞きました。
もう、泣きすぎで、
でも、涙は涸れることはありません。
とにかく、祈るしかありません。
母がこんなことでくたばるはずがないのです。
我慢強い母は、
絶対に諦めない。
そして、わたしたち家族も、
絶対に諦めない。
お昼にJeffに電話をすると、
とっても悲しそうに、
「絶対よくなるから」
と言ってくれました。
もし、Jeffがいなかったら、
そのときのわたし精神を、
誰が支えてくれたのでしょう。
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そして、ブログに遊びに来てくださるみなさんの温かい言葉すべてが、
母のパワーになるのです。
本当に感謝しています。
maiさんのお父様は、素晴らしい生き様を残していったんですね。抗癌治療はとても辛いものと聞いています。家族への思い、病気との闘い、不安、そんな中でも弱い姿を見せずに頑張っていたお父様の血が流れているということを誇りに思えるなんて、すばらしいことです。
母の場合、最初の病院で薬の副作用の話は聞いていないと思いますし、微熱とダルさがあるということを聞いた医者は腎機能や感染症を考えた検査をしているのか疑問です。母の様子が落ち着いたら、説明を求めるつもりでいます。絶対に、こんなことはあってはいけないのです。もし、薬の副作用やアレルギー反応であったなら、その可能性をしっかり伝える義務がありますよね。どんな症状がでたら、こういう可能性があるから必ず連絡をするように、とか。納得いかないことだらけです。今の病院は、しっかりやってくれていると思うのですが、矛盾点が多いのでそこら辺の説明が欲しいのです。肺に水がたまっているってことも胸水なのか、肺水腫なのかもあいまいだし、肺の機能がどの程度障害を受けているのかもあいまいです。わたしが面会したときは、苦しそうな呼吸はしていなかったので、「程度はどのくらい」を知りたいのに、その情報が的確に伝わってきません。
人工呼吸器をはずして、意識が戻るまでは安心できないんですよね。
わたしの家族のことまで心配していただいて、本当にありがとうございます。わたしも、実家の父の食事と家のことが心配です。
大丈夫?って電話で聞くと大丈夫っていうんですけど、今回のことで、父はかなりのんびり屋だということがわかったので、近くに住んでいる姉に見てもらうしかありません。明日、様子を見に行ってきます。
本当にこの言葉を言えるものなら、フルールさんのお母様に面と向かって言いたいくらいです!!
フルールさん含め、家族のみんなが一体となって、お母様にエールを送ってるんですから、そのパワーは絶対に通じてると思いますよ!!
みんなが信じる力、応援する力は、本当に相手に伝わると思います!!
肺に水が溜まってしまったなんて・・・
医者、ちゃんと家族全員に伝えろ!(怒)
もぅ、本当に医者の態度に頭来ます!(怒)
こんなにも、お母様は頑張っているのに、医者はもっともっと頑張って、もっともっとしっかりしてくれ!って感じですよね!
主治医も、忙しくてもなんでもちゃんと家族全員に会って、しっかりと今の状況を説明するべきですよ!
命を助ける&預かる仕事をしてるくせに、本当に矛盾が多かったりしますよね!
テレビのニュースでも、今までいろんな医療ミスがありましたが、どれもこれもなんだかハッキリしてるのか、本当の事なのかどうかもビミョーなのが多かったですよね!
怒りが込み上げてしまって・・・ゴメンナサイ・・・
でも、本当に頭に来ます!だって、医者のミスで、お母様やフルールさん家族が、こんなにも辛くて大変な思いをしてるんですよ・・・
とにかく、近々主治医に会って、ちゃんと話が聞けると良いですね!!
本当に×2、頑張って下さいね!!
フルールさんのお母様は、絶対に良くなると信じていますよ!!
こんなにも一生懸命頑張っているんですから、必ず良くなりますよ!!