最愛のパートナーを探す旅。

いろいろな恋と出逢い、何度も転んで、傷ついて、やっと辿り着いたスタート地点までのお話。

好きになることの難しさ

2006-02-12 20:44:30 | つぶやき
ひどい風邪を引いて、まだ完全な体調に戻ったわけではないのに、

仕事も、遊びも、勉強も、やりたいことややらなくてはいけないことが多すぎて、時間が足りません。


この間、いつものクラブPに行く前に、有名なスタンド・バーを少しのぞいてみました。

さすが、金曜の夜だけあってすごい人です。

しかも、ぱ~っと見た感じ、イケメンぞろいなんです!!

でも、わたしはダンスが早くしたくて、

“今日は混んでるから、今度にしよう”

と出てきてしまいました。

ここが、自分にとって難しい選択になるのです。

イケメンたちの中で気に入った人とお友達になる努力をするか、

のりのりダンスをしに、クラブPに移動するか。。。

どうしても、今は後者を選んでしまうのです。

(今の生活が楽しくて、本当はパートナーがいなくてもいいと思ってるんじゃないの~??)

と、自問自答。

(いや、そんなことない、いい人いればさ・・・・)

結局、クラブPに行っても、ず~~~~~~~~~~~~と踊っているので(話しをしている時間がもったいない)

先に続かないんです。

でも、きっと、わたしの選ぶ基準は、

『一緒にダンスができること』

なのかな~と思ってみたり。


今回は、違った目でクラブPを観察してみました。

ここは、外国か!!

と思うほどの外人がいる中、

わたしには、み~んなおんなじ顔に見えてしまいます。

トシやリースに出会ったときのような、「ときめき」はありませんでした。

(そう簡単にはいないでしょう。)

とこころの声。

しかも、話しかけてくる外人は、みんな恐い!!

なんだか怒られているような話し方をするんです。

わたしは、穏やかに話す人が好きです。

そういえば、前回クラブPに行ったときに、ちょっと座って休んでいたとき、

すぐ近くでビリヤードをしているグループがいました。

わたしとエコちゃんは、ボケ~っとそれを見ていましたが、

なんとなくそのうちの一人の白人と話はじめました。

クラシックバレーのダンサーとサッカー選手の軍団でした。

ボケ~っとしていたので、気が付かなかったのですが、

彼らはかなりのイケメンでした。

エコちゃん曰く、

ベッカム系の美しい顔立ちです。

出身は、イングランドでした。

彼は、とても穏やかに話しをして、わたしのつたない英語を聞いてくれました。

今、思えば、かなりのイケメンです。

クラブPを見渡して、そう思いました。

ただ、彼らは背が低めでした。

だから、わたしはそのとき興味を示さなかったのです。

でも、あのイケメンで、穏やかに話す話し方は、

今思えば、貴重だったんですね~~~~

日本とイングランドを、2、3ヶ月周期で行ったりきたり、20回くらいしていると話していました。

連絡先くらい、聞いておけばよかった~。

あまりのイケメンだったので、怖気づいてしまいました。

でも、それは、縁がなかった、ということなんですよね。


そして、昨日は、スタンド・バーにもう一度行ってみました。

金曜の夜とは大違いに、人は少なく、

また、もてなさそうな外人たちが溢れていました。

(やっぱり、金曜の夜じゃなきゃダメだ・・・)

がっくりしましたが、どんな人がくるのか、観察していました。

おおっ!と思う人には、もれなく女性が付いてきています。

一緒に行った友人は、英語が少しできるので、

とりあえず近くにいた2人組みの弁護士さんと翻訳の仕事をしているアメリカ人と話をしました。

でも、3人が笑っているのに、一人わからないわたし。

じぶんの英語力のなさに、落ち込むばかり、、、


いろいろ観察するようになって、つくづく思いました。

人を好きになるのって、難しい。

好きな人をみつけるのって、難しい。

のんびり、ゆっくり探しましょう。

恋した彼は、フランス人~好きになっていく気持ち~

2006-02-12 19:10:45 | 過去の恋愛
恋した彼は、フランス人
から、つづいています。


翌日、メールが来ました。

携帯のメールは、日本語では文字化けしてしまうということを伝えていたので、

英語でした。

わたしが携帯から送ったメールは、英語の文を添えていたので読めたそうです。

仕事中、にやにやしているわたし。

(今度はどこに連れて行ってあげようかな~)

(どんなレストランだと、喜ぶかな~)

もう、頭の中はリースのことでいっぱいです。

(そうだ、少しでもフランス語を覚えて行こう!)

最初に覚えたのは、ありきたりの数です。

『いち、に、さん、し、、、、』

そして、

『わたしの名前は、フルールです。』
『わたしは日本人です。』


さて、次のデートの計画は、

恵比寿ガーデンプレイス→東京タワー→六本木で食事

にしました。

リースは待ち合わせの時間にきちんと来ていました。

ちょうどその頃はクリスマス時期だったので、

お洒落な街は、イルミネーションでいっぱいです。

恵比寿ガーデンプレイスまでの道すがら、わたしは覚えたてのフランス語を披露しました。

フルール“アン、ドォ、トロワ、キャト、え~と、えーと・・・サンク、シス、セット、あれ?ナンだっけ・・・”

わたしがもごもご言ってると、後ろから小さな声でゆっくりと、

「ユイット、ヌフ、ディス」と笑いながら言ってくれました。

そして、次に、わたしが、

“ジュ マペル フルール、ジュ スイ ジャポネ!”

と大張り切りで言うと、

「ジャポネーゼ」

と教えてくれました。

男性と女性では違うのですね。

“メルシィ”

というと、

「パ ドゥ クワ」

と返ってきました。(多分・・・)

あれ?『ジュ ヴザン プリ』じゃないんだ、、、

何回か聞き直したのですが、よくわかりませんでした。

あとは、フランス語は喉で音を出す発音がありますが、

それをまねして“カッ、カッ”とやっていたら大笑いしていました。

不思議と自然体でいられます。

言葉の壁があるはずなのに、全く感じさせません。

むしろ、冗談を言って笑い合うこともできます。

昔から、知っているような感覚。

同じ波長で流れる時間。

リースはとても穏やかで、静かな人でした。

話をするときも、聞くときも、ゆっくりと穏やかな人でした。


ガーデンプレイスでは、キラキラと雫が垂れたようなイルミネーションを見ることができました。

その日は、少し風があり、とても寒い日でした。

あまりにわたしがガタガタ振えているものだから、リースが手袋を貸してくれました。

弟からのプレゼントなんだって。

手袋って、あったかいのね。


そして、東京タワーに移動しました。

綺麗、綺麗、と騒ぐわたしに、リースは、

「パリ、イルミネーション、ぜんぶ」

パリの街は道の両サイドがイルミネーションでもっとすごいと説明してくれました。

今までまったく興味のわかなかったヨーロッパ。

なにせ、飛行機が恐くて、また乗り物酔いをするからです。
(飛行機を見るのは好きなので、空港は大好きです)

せっかくだから、と東京タワーに上りました。

これまた、パヴェダイヤのような美しさに、とても感動しました。

ロマンチックに流れる時間。

わたしは、リースの勉強にもなると思い、簡単な手紙を書いていきました。

大した内容ではなかったのですが、とても喜んでくれました。



そして、勇気をふるって聞いてみました。

思ったよりかなり早い帰国。

心の中に動揺がひろがりました。

でも、平静をよそおっていました。

気のせいか、彼は悲しそうな顔をしていました。

わかってはいたのです。

現実を受け入れるしかないのです。

感動するところが同じです。

気遣いをするところが同じです。

一緒にいることが、幸せです。

彼は“ありがとう、ありがとう”と喜んでくれます。

わたしは、それだけで嬉しいのです。

返してくれるのは笑顔で充分。

もっと、もっと、日本を好きになってほしいから。

タイムリミットは刻々と近づいてきます。

切なく、悲しい気持ちはそのまま受け入れますが、残りの時間をいかに楽しく過ごすかが重要です。

つづく