自分を変えたあの人~出会い①~ のつづきです。
クラブPは、音も雰囲気も箱の大きさも、
まさにわたし好み!!
その前のスタンドバーで、3時間近く踊っていたのにもかかわらず、
とにかく踊る、踊る。
ふと、外国人ばかりのダンスホールに、背の高い日本人男性の姿が視界に入りました。
わたしは、昔から外国人のよく行くクラブ(特に黒人さんの多いところ)が好きで行っていたので、日本人男性でリズミカルに踊る人をあまりみたことがありません。
日本人は大抵、大人数で勢いに任せて騒ぐか、音に合わないけどなんとなく身体を動かしているか、なので、
その彼は(わたしから見て)とても目立ちました。
しかも、長身のわたしよりさらに背が高い。
音を聴きながら、とても楽しそうに踊っています。
しばらく、ちらちら見ながら観察していました。
外国人や、ナンパ目的の日本人は、とにかくしつこく話かけてきます。
でも、彼は誰にも声をかけず、音楽を楽しんでいます。
タバコも吸ってません。
スタイルもいいし、
お洒落だし、
、、、、、
わたしは、何を見てるんだ。。
でも、気になる。。
う~ん、、、
ちょっと近寄って、お友達にでもなれないかしら、と
じりじり寄っていきましたが、
『声をかけてきません』
どうしよう、どうしよう、
気になって仕方ないわたし。
そのときは、離婚から半年が過ぎていました。
と、ときめいてる。。。
そんな、こんなを考えているうちに、彼の姿がフロアから消えてしまいました。
(ああ、帰っちゃったんだ・・・)
がっくりして、離れたソファーで座っていると、
バーカウンターに寄りかかり、ダンスフロアーを見ている彼を発見!!
横には、ジョージが女の子と話をしています。
(ああ、どうしよう、話しかけたいけど、今行ったらジョージに気づかれるし。。。)
しばらく、モジモジしていました。
(ここで話しかけなかったら、絶対に後悔する。)
すると、神がわたしに味方してくれました。
ジョージはナンパに失敗して、わたし達の方にやってきました。
ちゃ~んすっ!
とばかりに、わたしは席を立ち、彼のところへ行き、
フルール“もしよかったら、友達になってください”
とメールが書いてある名刺を渡しました。
そして、すごい速さでその場を去りました。
は、初めての経験です。
逆ナンなんて。
心臓が口から飛び出すかと思いました。
彼もびっくりしたようすで、
「あ、ああ。」
と言ってました。
ナンパの秘訣は、しつこくしないことです。
話す気が無い人にしつこくするのは、
自分が惨めになるだけです。
わたしは、ナンパされるたびに、
虫けらのような扱いを受けてもなお、しつこくしてくる人たちを見て、
そう思いました。
しばらくして、わたしがフロアに行くと、
彼が踊っているのが見えました。
わたしもそばに行き、
“一緒に踊ろう”
と言いました。
彼の名前はトシ(仮名)
アメリカの大学を出て、日本に帰って来て半年くらいで、
今は日本の専門学校に行っているとのこと。
年はわたしと同じくらい。
後にわかったことですが、
地方の実業家の一人息子で、
欲しいものはなんでも手に入り、
仕事をしなくてもお金に困ることもなく、
お酒とジムと遊びの生活を送っているようでした。
確かにそのとき、わたしが“仕事は?”
と質問すると、
「オレ、ビル持っているんだ」
と意味不明の答えをしていました。
こうして、身を削る恋が始まったのです。
つづく
クラブPは、音も雰囲気も箱の大きさも、
まさにわたし好み!!
その前のスタンドバーで、3時間近く踊っていたのにもかかわらず、
とにかく踊る、踊る。
ふと、外国人ばかりのダンスホールに、背の高い日本人男性の姿が視界に入りました。
わたしは、昔から外国人のよく行くクラブ(特に黒人さんの多いところ)が好きで行っていたので、日本人男性でリズミカルに踊る人をあまりみたことがありません。
日本人は大抵、大人数で勢いに任せて騒ぐか、音に合わないけどなんとなく身体を動かしているか、なので、
その彼は(わたしから見て)とても目立ちました。
しかも、長身のわたしよりさらに背が高い。
音を聴きながら、とても楽しそうに踊っています。
しばらく、ちらちら見ながら観察していました。
外国人や、ナンパ目的の日本人は、とにかくしつこく話かけてきます。
でも、彼は誰にも声をかけず、音楽を楽しんでいます。
タバコも吸ってません。
スタイルもいいし、
お洒落だし、
、、、、、
わたしは、何を見てるんだ。。
でも、気になる。。
う~ん、、、
ちょっと近寄って、お友達にでもなれないかしら、と
じりじり寄っていきましたが、
『声をかけてきません』
どうしよう、どうしよう、
気になって仕方ないわたし。
そのときは、離婚から半年が過ぎていました。
と、ときめいてる。。。
そんな、こんなを考えているうちに、彼の姿がフロアから消えてしまいました。
(ああ、帰っちゃったんだ・・・)
がっくりして、離れたソファーで座っていると、
バーカウンターに寄りかかり、ダンスフロアーを見ている彼を発見!!
横には、ジョージが女の子と話をしています。
(ああ、どうしよう、話しかけたいけど、今行ったらジョージに気づかれるし。。。)
しばらく、モジモジしていました。
(ここで話しかけなかったら、絶対に後悔する。)
すると、神がわたしに味方してくれました。
ジョージはナンパに失敗して、わたし達の方にやってきました。
ちゃ~んすっ!
とばかりに、わたしは席を立ち、彼のところへ行き、
フルール“もしよかったら、友達になってください”
とメールが書いてある名刺を渡しました。
そして、すごい速さでその場を去りました。
は、初めての経験です。
逆ナンなんて。
心臓が口から飛び出すかと思いました。
彼もびっくりしたようすで、
「あ、ああ。」
と言ってました。
ナンパの秘訣は、しつこくしないことです。
話す気が無い人にしつこくするのは、
自分が惨めになるだけです。
わたしは、ナンパされるたびに、
虫けらのような扱いを受けてもなお、しつこくしてくる人たちを見て、
そう思いました。
しばらくして、わたしがフロアに行くと、
彼が踊っているのが見えました。
わたしもそばに行き、
“一緒に踊ろう”
と言いました。
彼の名前はトシ(仮名)
アメリカの大学を出て、日本に帰って来て半年くらいで、
今は日本の専門学校に行っているとのこと。
年はわたしと同じくらい。
後にわかったことですが、
地方の実業家の一人息子で、
欲しいものはなんでも手に入り、
仕事をしなくてもお金に困ることもなく、
お酒とジムと遊びの生活を送っているようでした。
確かにそのとき、わたしが“仕事は?”
と質問すると、
「オレ、ビル持っているんだ」
と意味不明の答えをしていました。
こうして、身を削る恋が始まったのです。
つづく