「地球の自然と人間と色彩」の研究をし続けているフィットモア色彩研究所 古賀けい子のブログ

すべての人が似合う“ベストカラー”の視点から、注目のカラー情報やファッション、デザイン、インテリアなどについて語ります。

今は書店にはない「色を着こなす」の魅力が人を動かす。

2006-03-31 20:34:22 | フィットモアパーソナルカラー・コンサル
昨日、フィットモアパーソナルベストカラーアドバイス
いらしたお二人は、偶然それぞれに「色を着こなす」
図書館で見つけてご覧になり、本に惹きつけられて
いらしたそうです。

三笠書房から「色を着こなす」を出してから8年が経ちましたが、
今でも年に何人もの方から問い合わせがくることに
驚きを感じています。

この本で初めて、クールソフトが人間のベストカラーであり、
100%の人がクールソフトが似合うと、堂々と発信したのです。
この多くの方からいただく普遍的な支持は、色と生き方が
わかりやすく書けているからなのでしょう。
もちろん、考え方の新しさ、明確さに納得されることも
人を動かしているのかもしれませんね。

ぜひ文庫本になるように、どんどん三笠書房に希望を
出してください。
文庫本となり、多くの方々に「ヒューマンカラー理論」の
クールソフト
を知っていただきたいですね。

お近くの図書館にない場合は希望を出してみてください。
正しい色の効果をどの方にも知っていただき、その上で、
そういう考えは少し違う気がするなどという意見を
たくさんいただきたいと思います。

魅力的な本ですので、心の肥やしとして読んでみてください。
自分にもっと期待したくなります。

大変なフランスのデモも色は美しい。

2006-03-30 13:59:01 | 話題のモノ・コト
フランスのストはいつも大掛かりですが、今回は300万人の
若者が参加したそうです。
横浜市民全員ぐらいの数だとか。
私の大学時代も第二次学生紛争の頃で、バリケードが張られ、
1年間はほとんど授業にならなかったような記憶があります。
活動に参加はしていませんが“考える”いいチャンスとなりました。

神戸の高校でも1年の頃に紛争があり、人間差別の問題について
クラスで真剣に、大いに話し合ったものです。
それ以降も“人間とは”が人生のテーマとなっています。
フランスのストやデモは雇用についてなので、私の時代のものとは
違いますが、若者はどの国も政治に敏感ですね。

その当時のイメージを思い出して比べてみると、フランスのデモは
抗議運動にもかかわらず、一見パレードのようで、変に暗くなく、
重たくなく、プラカードや旗もクールソフトで美しいのがすごいと
思います。
文字の色もきれいで、美意識のレベルが固定的に高いことが
こんなところにも表れています。

過激な行動は、郊外で問題を起こしているカッターという
若者たちが、一般の若者たちに紛れて行っているそうです。
Black Tuesdayと呼んでいます。
過激な行動は合理的ではありませんが、いつの時代も、
純粋な目で社会を見られる若者の力が必要です。

自分の生活のことばかり考えるのではなく、人間の将来、
国の未来、世界の未来について、期待を持ってしっかりと
考える人になって欲しいものです。

父の好きだった“少年よ大志を抱け”のメッセージは、
今の社会では“青年よ大志を抱け”なのかもしれません。
それがお金儲けだけに直結しないで、大志となることを
願っています。





春のインテリア

2006-03-29 11:02:22 | カラー事情~ファッション・アート・建築

ここ数日、ウグイスのさえずりで目が覚めます。
「ピーピケキョ」という感じです。

春になると、動物や昆虫たちも外で活動をしたくなります。
人間も心がはずみ、明るい気分に満たされるものです。
とても楽しい季節ですが、転勤、入学、就職と、変化が大きく、
ストレスの多い節目のときでもあります。
そんなときだからこそ、春のインテリアを演出し、
気持ちをやわらかくしましょう。

クールソフトのピンクやソフトホワイト、ピンクベージュの
クッションをプラスしたり、トイレタリーを変えたり、
ポストカードを春めいたものにすると心がはずんでくると思います。
グリーンも、ピンクやソフトホワイト、ベージュと合うので、
グリーンな気分の人は楽しんでください。

以前、和菓子の会社のコンサルティングをしましたが、
和菓子は季節感がありますね。
桜餅もおはぎの色もクールソフトです。
あの頃は和菓子を食べに食べました。
和菓子も色で見てチェックをしてくださいね。

※神奈川エリアの生活通信誌フリーペーパー『プディング』Vol.18                             3/24号に、「春からはじめる、心地よい住空間づくり~色を効果的に                          とりいれる~と題して、インタビュー形式でヒューマンカラー理論が                            掲載されました。インテリアの配色にもぜひ活用してください。                                            


幸せになる人、幸せになれない人には理由がある。

2006-03-28 11:29:06 | ヒューマンバランスから見た生き方

春は成長期ですね。
皆さん、頑張っていますか。

フィットモア色彩研究所は、色彩の企業コンサルティングを
ビジネスとして行っている一方で、企業コンサルティングにも
含まれる“人間育て”をしています。
授業では「トータルイメージアップコース」にあたります。
生徒の方々にとって一番満足度の高いコースのようです。

自分はうまくいくほうの人間ではないと思っていたのに、
トータルイメージアップコースで学ぶようになってから
うまくいくようになったり、社会で求められている人の生き方がわかって
自然にうまくいくようになったり、うまくいかなかった人間関係が
スムーズに進むようになったり、人生が不思議なくらいうまくいくように
なるそうです。

ある生徒の方は「この生き方を知ると知らないのでは全然違う。
本当にトクだから、と言ってあげたいくらいです」と、日々の会社での
お話などをされながら熱く語っていました。
うれしいですね。

最近はフランクなコミュニケーションが主流と言いながら、人は以前より
もっと厳しく見ているのかもしれません。
良い感じの人は良い感じの人しか見えませんから。

沈みのない人生を自分の力で得るために、自分を過信せず、
謙虚に見つめ、幸せになる生き方を身につけて欲しいですね。
今の女性たち
にはどこでも学べないことなので、全員受けて
欲しいと思います。
生き方について言うだけでなく、生き方を示してくれるところなど
本当にないですから、そこがフィットモアの魅力になっているのかも
しれませんね。


春夏秋冬分析は自分らしいおしゃれを難しくしている?

2006-03-25 18:00:58 | カラー事情~ファッション・アート・建築
昔は、といっても20年前でも、服の色のレベルが低く、
美しくない「春夏秋冬分析の色」をたくさん売っていましたし、
着ている人もたくさんいました。

ところが最近はトレンドの色数が多くなり、また毎シーズン、
クールソフトの色がその中で8割以上を占めるようになり、
美しい色が増えています。

一年中トレンドにも関係なく、ずーっと春、ずーっと秋の色を
着ていると、時代の空気に鈍感な、センスの悪い人に
見えてしまいます。

そのことも大きなマイナスですが、最大のマイナスは
それではありません。
内面・外面の一致が図られないので自分らしさが表れず、
コミュニケーションがうまくいかない、人生がうまくいかない人と
なってしまうのです。

最近は春でも全身「春夏秋冬分析」の春の色を着ている人と
会うことはあまりありませんが、そのような特殊な人を
つくっていくことはとても良くないことです。

人間は地球上の生物として、第二の皮膚として、服を着ます。
チョコブラウンや桜のピンク、スカイブルーのように、すべての人が
受け入れるクールソフトの色をしっかりと理解しましょう。

その上で個々に、何万色とあるクールソフトの中から
どのような色を選び、どう着るのが良いのか、そして別のベストカラー
であるウォームブライト、ウォームディープ、クールコントラストの色を
どうアレンジすることがその人らしいのかが、これからの
パーソナルカラーアドバイスの腕の見せどころだと思います。

フォーシーズン(春夏秋冬)分析のパーソナル診断に疑問を
お持ちの方はぜひご見学ください。
多くの人に自分らしさに出会っていただき、幸せになって
いただきたいですね。

2006年 春のトレンド

2006-03-24 17:31:34 | カラー事情~ファッション・アート・建築

最近のファッションの傾向は、トレンドカラーが色濃く表われることが
多いですね。

デザインラインとしては、上質素材・ボーダー・クラシックなモチーフ
といったトラッドの流れと、フリル・レース・スカート・上着丈が短い
といったエレガンスの流れがミックスされたシーズンといえます。
景気の回復傾向から、オーダーなど含め上質感が戻ってきて
いるのが特徴です。

春は地球的には、芽吹き花の開花と、優しくやわらかく美しく、
ということを期待する季節ですので、冬の暗い色から、白やベージュや
きれいな色に興味が動くのは自然といえます。
毎シーズン、トレンドカラーの80%以上がクールソフトですので、
安心して、配色で自分らしさを演出してください。

春のおしゃれは、素材と色との関係も密接なので、色・形・素材が、
自分のホルモンバランスに合ったものかどうかに注意して、
センス良く着こなしましょう。
自分のホルモンバランスと異なる女性ホルモンの高い服を
着ていると、自信がなくなることもあります。
トレンドの中の自分のヒューマン
バランスに合ったファッションを
選択しましょう。


(参考)2006年春夏JAFCAレディスウェアカラー


(参考)2006年春夏JAFCAメンズウェアカラー


自分育てがうまくいかない子供たち、若者たち。

2006-03-23 11:23:39 | ヒューマンバランスから見た生き方

昔は親から常に“教え”という形で注意を受け、何人かの
兄弟からも毎日いろいろなことを言われ、子供は言われることに
慣れていたのかもしれません。
そういう中で人間とはぶつかり合うものだと
体得するのでしょう。

一方、親を敬うことや、目上の人を大切にすること、礼儀正しく
すること、命を大切にすること、弱いものをいじめないこと、
ウソをつかないこと、卑怯な人間にならないこと、立派な大人に
なること、といった道徳教育があったため、理不尽なことが
起こっても、葛藤しながら道徳心を支えにして、大人になるまで
耐えられたのかもしれません。

今の子供たちは、家庭では自分を高めるためにも
日々注意されることが少なく、学校でも傷つきやすいことを
前提に日々が送られています。
育つ段階で人間はどうあるべきといった知識が
入っていないため、未熟な子供たちの集団ではどんどん
ストレスが溜まってしまいます。

そして頭の中にはアニメの言葉で“ウザイ”“おとしめられている”
“死ね”などと、昔の普通の子供たちの頭の中にはなかった
言葉がいっぱいあるため、イヤな連想やイメージを持ちやすく
なっているのでしょう。

自分を大切にするとは、イヤだと思うことから自分を守るのではなく、
自分が傷つかない、楽しい日々を送れる人間になるために
社会性の足りないところを向上させることが必要です。

人間は自立した大人になってから自由を楽しめるのですから、
自分育てをして欲しいですね。
若者もヒューマンバランスを知って自立できる人間力を身につけて
欲しいと願うばかりです。

このような内容で「幸せ人まであと半歩」を出版します。
どうぞご期待ください。


王JAPAN世界一に! 感動の一日でした。

2006-03-22 15:25:43 | 話題のモノ・コト

小学校の2年生の頃から父の影響でV9時代の巨人軍を応援し、
王選手の努力に鼓舞されてきました。
昨日は、長嶋さん好きの夫が「王さんは運がいい」と言ったことに、
本当に嬉しくなりました。

王監督はいつも暗いなどと言われ続け、海外では実績に対する
尊敬心が高いのに対し、日本人はイメージに左右されがちで
残念です。
努力の人はすごい力を発揮しても重さが伴い、人気者には
なりにくいところがあります。
その人生が賞賛されたようで感激しました。

また、努力の人は自分に厳しいため、人に厳しく映るところが
ありますが、努力の方法を知っているので、人を分析的に捉え、
そしてその人も伸びるように見えるのだと思います。

選手起用にも王さんらしさが出ていて、それがチーム全体に
安心感を与えていたように感じます。
こんなに嬉しいことはないですね。

今回のことは、日本にとっても、選手にとっても、王さんにとっても、
これからの人生に大きなものを与えてくれたと、あたたかい、
やわらかいものを感じています。

このことをきっかけに、日本のプロ野球がチャラチャラした
中途半端なものではなく、以前のように爽やかで真剣な
プロとしての極限を追求する野球に戻ってくれることを
心から願っています。

もちろん、カラーのプロとしては、プロ野球のユニフォームが
気になります。
プロらしい自覚が生まれるように、よくしていきたいですね。
プロ野球球団とコンタクトが取れれば、小学校以来の夢が
叶いますから。
メジャーリーグと日本プロ野球の比較論文も理科大の岩瀬先生と
共同で発表しています。


人に興味を持てない人が増えているので、パーソナルカラーコンサルティングが大切。

2006-03-19 18:00:53 | フィットモアパーソナルカラー・コンサル

仕事柄、女性の生き方の本を書いたり、セミナーや
スクールを行っている中で、女性、そして最近は
男性も変わってきた感じがします。
日本人の個性が減っているように思われます。

ようやく道徳教育が見直されるということですが、
日本人の欧米化と言われながら、モラルや理想主義的
以外のところだけを真似ているようです。

“人より自分”という風潮が当たり前となり、人から評価されたい、
愛されたいけれども(自分を評価する「人」には興味があるけれど)、

その人の立場に立った気持ちでの「人」に興味がないという方が
多いのではないでしょうか。

自分が傷つくことには敏感で、人が傷つくことに鈍感な人が
増えています。
人の痛みに敏感になって欲しいですね。
といってもそれは、人を傷つけたくないから少し離れている
というのではなく、傷ついているかもしれないから
もっと近づくという感覚です。

人を傷つけたくないという感覚は、よく自分を見つめてみると
自分が傷つきたくないという保身からくるものかもしれません。
相手のためではないのでしょう。
本当は自分の傷つきに敏感なことを感受性が豊かとは
言いたくないですね。
人の心の動きに敏感な人を感受性が豊かと考え、
人を幸せにできる人、すなわち大人な人になって欲しいと思います。

現代人には人に深く興味を持てる人間的安心感を持っている人が
少ないため、結婚ができないのでしょうね。
パーソナルカラーコンサルティングを受けて、本来の人間としての
生き方や、内・外一致した自分をしっかり受け止め、
他人を愛し、共存できる人になって欲しいです。


「ヒューマンカラー理論」が生まれるまで。

2006-03-18 18:00:33 | カラー事情~ファッション・アート・建築

 「ヒューマンカラー理論」をどうして生み出せたのか。
このことは、多くの生徒の方々やクライアントの女性から
聞かれることです。

男性のクライアントは、私が多くの大手企業の仕事を得たり、
第一線で独自の理論をやり続けていることに
関心があるようです。
女性は自分の生き方の参考に知りたいのかもしれませんね。

いま思えば、昔から配色の美しさに意識があったのだと
思います。
小さな頃には、菊の花と葉が合っていない気がして、
葉っぱを取り除いて飾ったこともあるぐらいです。

小学校3年生の頃から人の似合う、似合わないも気になり、
クールソフトの服を着ている同級生を「今日似合っている」と
言ったりしていました。

作品展で補色でデザインした作品が金賞になっていた
ときには、
あまり美的ではなく感じられたので、先生に
「どこがいいのですか」と尋ねました。
すると「補色を知っていて使っているから」という答えが
返ってきたのです。
その言葉にガッカリしました。
きれいではないのに…と思ったものです。

美しいと感じる根底にあるものは何か。
なぜ似合うと感じるのか。
調和やバランスに無意識のうちにこだわり続けていたので、
その視点で感じ取り、観察し、分析していたことが
「ヒューマンカラー理論」に至らせたのだと思います。

その中では、様々な色彩学者の研究や、フォーシーズン分析も
大きな役割を果たしています。
そのことがなければここまで良い形で「ヒューマンカラー理論」を
体系付けることはできなかったと思います。

ひとつひとつの考えが次の考えを生み出す動機に
なっているのではないでしょうか。
この素晴らしい理論を体験し、精度をあげていくアイディアを
共有していきたいですね。