今日発表されたアカデミー賞作品賞は人種問題を取り上げた
「クラッシュ」になりました。
今回は全体に社会派のものが多かったようです。
宮崎監督の「ハウルの動く城」や、広島を取り上げた
「マッシュルーム・クラブ」は残念ながら受賞しませんでした。
以前のハリウッド全盛期は、映像として美しく華やかで
娯楽的なものでした。
映画は娯楽でもシリアスさが求められるようになり、
ますますクールソフトの力が重要となっています。
ちなみに「4月の雪」をビデオで観ましたが、いつものような
韓国映画のシナリオの展開の速さや、意外性、人間描写
などが少し弱く、ヨン様だけを観る映画となっていました。
相手の女性はきわめてエレガント性が高く(エレガントには
もちろんクラシック性もありますが)、ヨン様も女性ホルモンが
あるので、2人とも話すことが少なく、ファッションタイプとして
2人の表現が引き立てあっていないように感じました。
「冬のソナタ」のチェ・ジウさんの役はクラシックっぽいので、
楽しく、切なく、印象深いものとなったのでしょう。
ストーリー、キャスト、それらのものに必然性があり、
映像として訴えるものがあったときに、大きな感動を
与えるのです。
その中で色の力は大きいので、映像を目指している人は
「ヒューマンカラー理論」を知って国際的評価を
得て欲しいですね。