「地球の自然と人間と色彩」の研究をし続けているフィットモア色彩研究所 古賀けい子のブログ

すべての人が似合う“ベストカラー”の視点から、注目のカラー情報やファッション、デザイン、インテリアなどについて語ります。

お正月こそ色を着ましょう

2010-01-16 16:17:47 | Weblog
遅ればせながら2010年明けましておめでとうございます。
最近はお正月といっても家族皆でお正月らしい服を着て祝う家も
少なくなっているようですね。

我が家は父の代から時々に服をととのえて写真を撮っていたため、
服には小さい頃からこだわっていました。
このことがカラーの仕事に大いに役立っている気がします。

写真は人生の記念にもなり、自分の似合い方を客観視できるので
最大のファッションのレベルアップの味方です。
時代のファッションの空気が伝わってくるようで振り返ってアルバムを
見ても楽しめますし、ファッションというものがどのような役割を
なしているのかが見えてきます。
例えば、2010年のお正月は白のボリュームのあるストールを使う
ということを決めると、ボリュームやシルエットからコートが決まり、
コーディネートも見えてきます。
そのプロセスが楽しいです。
理論を深く理解するためには体験してわかることも沢山あります。

毎年お正月の服は、家族のお楽しみとなりこだわっています。
今年のお正月はテーマカラーを研究中のグレーにしました。
もちろんグレーは肉眼では雰囲気のある色なのに、
グレーづくしだと、写真で撮るとさみしく写りやすいのが難点です。
グレーは素材感にこだわったり色をプラスしやすい色としては、
素敵な色です。
どんどん写真を撮ってバランスをチェックしてみて下さい。

案外そこまではこだわらないストッキングやタイツの色も
明度によりバランスが良くなったり、悪くなったり、身長が低く見えたり。
ファッションの重要なポイントです。
写真でも、座るとタイツが案外目立つので気をつけましょう。

2010年を表す色としてもう一色、元気な年となるようにブルーの服で
祝ったのですが、すがすがしい一年を引きつけてくれるようなよい写真と
なりました。

これからも多くの人に色を人生の刺激にして楽しんで頂くために
メッセージを送っていきたいと思います。

最近は行事を楽しむために服で演出したりしなくなっていますが、
毎年新しいすばらしい1年にするために、お正月には少しこだわった服で皆で
写真を撮りましょう。
そして美しい写真として記念に残すために色を着ましょう。

私自身、今から来年の色は何にしようかと楽しみの1つとなっています。