「地球の自然と人間と色彩」の研究をし続けているフィットモア色彩研究所 古賀けい子のブログ

すべての人が似合う“ベストカラー”の視点から、注目のカラー情報やファッション、デザイン、インテリアなどについて語ります。

「美意識について  9」 姿勢と美意識

2006-10-27 15:24:53 | 「美意識について」
最近は、道行く人の歩く姿勢が悪く、服装にこだわっていても、
美的に見えないのが残念です。

若者の視力が落ちているせいもあると思いますが、
足が悪いように見えるほど内股であったり、
骨盤が老人のように開いていたり、不自然な人が増えています。

ヨガやジム、バレエなど、美容や健康にこだわっている人が
多い時代にもかかわらず、姿勢が悪い人が増えているのは
不思議な気がします。

姿勢が良いと、りんとした成長への価値観をしっかりと持つ
ことができ、美的であることの真の意味がつかめそうです。

正しい姿勢、歩き方を身につけることを小さな時から教育の一つに
加え、日本の美意識が根付く土壌を作る必要があると思います。



「美意識について  8」 コミュニケーション能力と「ヒューマンバランス」

2006-10-25 18:39:36 | 「美意識について」
日本は島国であることからか、口に出さなくても心が通じるという
考え方が、究極のコミュニケーションとするところがありましたが、
スピード時代となり、様々な情報が飛びかう中で自分の考えを相手に
正しく伝えるためには、コミュニケーション能力が重要となってい
ます。

人を見抜き、その人の本質を理解することがますます難しくなって
きている今日、円滑なコミュニケーションのためには、内・外の一致が
不可欠となっています。

未熟な自分を見透かされたくないと、なりたい自分に見せることで、
より内・外一致感がなくなり未熟に見え、相手により魅力を感じさせない
ことにもなっています。

異なる自分を演じることで、生物としての本能として、相手はその人を
信じられなくなり、いつのまにか目の前から遠ざかってしまい、
結果として自信を失くしてしまうことにつながってしまいます。

そのため、「ヒューマンバランス(『ヒューマンカラー理論』と
『*ホルモンバランス分析』を複合したソフト)」で、自分の本質を知り、
その唯一の個性を、外見や話し方、動き方などに表現できることが、
コミュニケーション能力を確実に高めることとなります。

*ホルモンバランス分析とは
女性ホルモンと男性ホルモンとのバランスのことをいいます。
生物としての本能的な価値観を決定し、そのことが性格の適正、
相性に多大な影響を与えているといえます。

<例>
声が小さい・高い、目が大きい、歯が小さい、背が低い、肩幅が狭い、
肌が白い等は、女性ホルモンを表わし、声が大きい・低い、目が細い、
歯が大きい、背が高い、肩幅が広い、肌が黒い等は、男性ホルモンの
表われで、それらの生物的特性に合ったベストファッション、
ベストカラーの服・小物を身につけることで、内・外の一致をはかります。


「美意識について  7」 企業と人間の本能に訴える心地よい色彩の活用

2006-10-23 14:12:43 | 「美意識について」
企業と人間の本能に訴える心地よい色彩の活用

人類が、文明が発達したことで生じているストレス
から身を守るためには、人間が地球上の生物である
ということを意識して、色彩を使用する必要があります。

もちろんそのことは、人間の本能に訴える心地よい心魅せられる
色となるため、売れる色ともなります。
         
環境を意識して、様々な産業は努力しなければならないように、
五感の中で最も精神的な影響力の高い「色彩」にもっとこだわりを
持つ社会風土を構築する必要があります。

そのためには、企業経営哲学の中に美意識を組み込み、社会環境や
商品プロダクトに活かしていく責任が求められることとなります。

※写真:商業界2004年3月号特集 
古賀けい子「色を変えれば売り上げが変わる」


「美意識について  6」 人間に似合う色クールソフト

2006-10-10 11:58:39 | 「美意識について」
人間に似合う色 クールソフト


似合う色というと、ひとつのファッションの遊びのような評価を社会に与えていると思いますが、人間に似合う色は、人間の第2の皮膚として身につける色ですので、人間の生きるベースになる色といえます。印象に影響が強いだけでなく、コミュニケーションにおいても、また人間が住む空間においても、前提として理解しておかなければならない知識といえます。

パーソナルカラー分析として、フォーシーズン分析に触れたことのある方もおられるかもしれませんが、人間の皮膚の色は、他の動物と同じように、黒人、白人、黄色人種に関係なく、同じ方向の色となります。クールソフトの範囲にあるため、似合う色が全く異なる色群にわかれることはありません。

このことが教養のベースに加わると、あらゆる企画がレベルアップし、色彩が苦手で白黒のものしか評価が高くない状態から、国際 競争力が大いに高まるものと思われます。


《 クールソフトとは 》

地球上の色を空間でとらえて分析すると、私たちの視野の中では空が限りなく広い面積を占めています。空は地球上に含まれないかもしれませんが、私たちを取りまく自然環境として空が人間に与える影響は大きいのです。環境として最も大きな存在であり、色としても大きい影響力を持つのは空です。次に海、陸がありますが、地球をとりまく環境の中で海と陸の占める比率は7:3です。海の青さはもちろん、山あり、草原あり、高地あり、砂漠ありといった、私たちが生活している陸地も環境色としてとらえると、すべて青みがかっているといえます。つまり「地球は青かった」の名言通り、人間が生まれた地球は青がほとんどを占める星なのです。
このように地球の自然の色を分析すると空・海を中心とした青がほとんどを占め、陸においても全体的に水を含んでいるために、山々が遠景になると青みがかった緑に見えます。したがって地球の環境の色はほとんどがソフトな水を含んだ透明感のあるクールソフトの色といえます。
欧米では青は生命の色といわれ、ブルーリボン賞のように1等賞にブルーを使うことも多く、いろいろな形で用いられます。日本のように木と土の文化圏ではピンとこないこともあるかもしれませんが、すべての人間にとって心地よく美しさの前提となる色が、クールソフトといえます。
人類としての人間は、白人・黒人・黄色人種といった人種の差がありますが、生物としての人間には人種による皮膚の色の違いは影響がないといえます。したがって、人間に合うベストカラーであるクールソフトは、人種を超えて似合う色といえるのです。
クールソフトは人間にとって第2の皮膚の色であり、あなたを幸せにするカギになるのです。この地球全体の色に影響を受けて、生物の皮膚の色が決まっているので、ほとんどの場合、皮膚の色は人間もほかの動物も同じようにクールソフトの色であるといえます。自分の皮膚の色と同じニュアンスの印象を与えるクールソフトを見につけると、中と外のバランス自然で奥行きがあり、存在感のあるイキイキとした人に見えるのです。



「美意識について  5」 正しい色彩教育の必要性

2006-10-05 13:38:59 | 「美意識について」
正しい色彩教育の必要性 



日本の色彩教育は、非常に遅れています。
残念ながら色は音楽のドレミファソラシドと同じように、
全世界、同じ赤、同じ黄が基準ではありません。

日本の基準は国際規定に合致していないのです。
感性的なものは、何を基準とするかが重要です。
正しい基準ではなく、あまり美しくない色をベースとして記憶し
活用することで、かえって国際的に色のレベルの低い競争力の
ない国になってしまいます。

現在の色彩検定は、感性的なものでありながら
(他の視覚検定も実務力のないものが多いのかもしれませんが)、
美的ではなく正しくない基準をすり込むこととなっているため、
日本の将来にマイナスとなる可能性が高いと思われます。

また、実務ではほとんど使われない内容が多く、今はその内容が
否定されているようなものも入っているのも問題といえます。

通常は専門家の委員会で検討することがよいと思われますが、
色彩は芸術的要素、経済的要素、環境的要素と幅広く、
多くの一般の人々に影響を与えるソフトであるため、
正しい色彩教育とは何かということを、様々なフラットな感覚を
持った人々を集めて、メンバーの研究会を文部科学省において
取り上げて頂きたいと思っております。

色彩を技術とするために、色彩評価の判断軸を示し、その活用の
展開を提示することが大切です。

そしてあらゆることに、幼い頃から活用できる正しい色の基準を
教えることで、色彩に強くなるだけではなく、判断力のある
自立したバランスのよい人間に育つものと思われます。

このことで世界に先駆けて、正しい色彩基準を持つ世界をリード
できる国になれるものと考えております。

「美意識について  4」  美意識の源となる、地球の自然と人間と色彩の関係 「ヒューマンカラー理論」

2006-10-04 13:05:36 | 「美意識について」
美意識の源となる「ヒューマンカラー理論」

人間と色彩の関係だけでなく、すべての美は地球上の自然の美を抜きに語ることはできないのです。自然界の美をさまざまな方向から分析し、共通項を発見し、その共通項によって自然の美しい色を分類することができました。
この分類のスケールは、人間にのみ適用されるのではなく、地球上のすべての美の基準となるものです。すべての人間の心地よさや美しさの基準は、人間の本能に組み込まれた“地球の自然の美しい時期の色やバランス”にある。そのことを分析し体系化したのが『ヒューマンカラー理論』(※)です。

人間は地球上の生物であることから、危機管理能力として発達した色の識別能力の延長として、地球の自然の美しい色を美の基準とする本能が遺伝子に組み込まれていると考え、自然の美しい色を温度・湿度による色の変化の共通項により4分類したものです。これらの色はすべて心地よく、美しい色と誰もが感じる色といえます。
この各色群を、光と影の考え方により、ウォームとクールに分け、その上で温度・湿度の影響による色変化の共通項により、「クールソフト」・「クールコントラスト」・「ウォームブライト」・「ウォームディープ」とし、この4分類の中でほとんどの自然の美しい色を占めるのが「クールソフト」となります。地球の自然の美しい色のバランス(4分類の色の存在する割合)・自然の美しい色の必然性(4分類の色が自然界の中のどのように存在しているのか)が、この理論に反映されております。
この『ヒューマンカラー理論』を活用することで、地球に生きる生物である人間として、自然との調和・共存をはかり、美的にも、本能的にも、心地よくイキイキと生活することができるのです。
自然との調和・共生をはかることこそが、環境にも優しく人間にも優しいカラーの考え方といえます。
すべての人間の心地よさや美しさの基準である『ヒューマンカラー理論』は、人間の心の豊かさや成長に大切な役割を果たし、また心地よさを本能的にすべての人間に確実に伝えられるため、誰もに支持されリスクなく表現することに最もふさわしい軸と考えます。
※『ヒューマンカラー理論』1988年フィットモア色彩研究所考案



地球の自然と人間と色彩の関係「ヒューマンカラー理論」

人間と色彩との関係を研究していますと、人間が地球上の生物であるという考えに至ることになります。色彩による心理的効果の根拠も、赤が情熱的と感じるのは、血や火、夕暮れの太陽といった自然の事物を連想し、感情効果を本能的に生じるものと考えられます。

人間はどのように発達しても、日が昇ると目が覚め食し排泄するということには変わりなく、その生物としての生命維持のために五感を使っています。その中でも、人間は視覚能力がすべての生物の中で最も優れているため、その能力を使って危機管理をしているようです。音も異様な音を聞くと緊張しますが、魚や肉の鮮度を色で感じたり、雲行きで天候を予測してりしているのです。この人間の色による危機管理能力の延長上に、美しさを感じる感覚が存在していると考えます。

美しい色とは、花々や木々の旬の時期の色や、夕焼けや晴れた日の空の色など、良い予感のする色をいいます。人間が心地良く感じる本能として、必要な色である地球の自然の美しい色を体系づけたのが、『ヒューマンカラー理論』です。このことを当然のこととして、色彩教育の基礎に据えたいと思っております。

「美意識について  3」  日本人は色より素材に注目しがち 評価を決めるのは色のバランス

2006-09-30 17:19:38 | 「美意識について」
日本人は色より素材に注目しがち 評価を決めるのは色のバランス


日本人は色より素材に注目しがちですが、評価を決める完成度は、
色のバランスが決め手となります。

日本人は色が苦手なため、色とは違い、単体でも良さが分かりやすい
素材に注目しがちですが、実際の本能的満足感を与えるのは、色の
バランスです。

同じ素材を活用しても色のバランスが悪ければ、評価が全く異なる
ものになってしまいます。

自然の色でも心地よさのレベルの高い色と、心地よさのランキングが
落ちる色があるのです。

素材にこだわることも良いことですが、同じコストでも色によって
印象を大いに高めることができることを知っておきたいものです。

素材を活かす配色も明らかに存在しますが、前提条件の中、そのもの
を目にする人の本能的価値観に基づき、こだわりのある選択をする
ことにより、完成度の高い、新しい人間の求める提案となります。





美意識が日本人を成長させる

美意識を高めるということは、単にセンスがよくなったりおしゃれに
なるというだけでなく、人間の質、国の質を高めることになります。

美意識の基本は、客観視です。どこかを実際より強調して捉えたり
せず、実際と同じバランスで記憶することから始まります。

強調的に捉える力がデフォルメ化されているアニメなどには有効です
が、背景の色や細部の色により、主役が引き立っているという認識が
すべての人に必要です。

そういう視点を持つことで何かを参考にしようとするときも、一部を
吸収するのではなく、全体を吸収できる力がつき、バランス感覚がよく
なります。
それが美しい日本に成長させる力となります。

また美意識は生き方のバランスの基本です。

礼儀正しく動きが美しく、存在感があり誠実で、心豊かな好感度の高い
印象は、自分を客観視する美意識のあらわれです。

自分自身との、人と自分との調和、その場との調和を図ることができ、
バランスのよい自立した日本人に成長することができると思います。

欧米では都会的なモダンなファッションを楽しむ人ほど、
笑顔であったり、マナーをわきまえています。
島国である日本と異なり、相手に好感を持ってもらう必要があるという
文化が定着していることもありますが、バランスとして、モダンで
シャープなファッションを着ていても、その印象に内面が引っ張られず、
外面に影響され人格を変えてしまうことがない価値観を学びたいところ
です。

国際社会において存在感を高めるためには、コミュニケーション力の
進歩が不可欠です。
日本文化になかった表現として、意見をはっきりと言える能力を学ぶと
同時に、バランス感覚も身につける必要があります。


「美意識について  2」  日本人と欧米人の違い  美意識により、本質を見抜く目を養う

2006-09-28 18:40:08 | 「美意識について」
日本人と欧米人の見方の違い 
  
日本人は、左脳教育・右脳教育と、感性と理性を全く別々の能力として捉える傾向がありますが、欧米では、感性を理性で分析する美学的な捉えが根底にあるため、感性的なものに裏づけを求める意識が強いのです。

日本では“美しい花はあれど、花の美しさはなし”といった、一人称的考えが基本的に存在しますが、欧米では“花の美しさ”という感性を分析する、美学的な三人称的視点が基本的に存在することが違いであると考えられます。そのことが美意識を高めることに安定的に役立っているといえます。

美意識の捉えの根底には、地球をそのままの状態で理論的に立体的(三次元的)に捉える、客観視の文化が考え方の根底にあると思われます。
また一方、庭などでは、日本は自然を模倣することを目標とし、ヨーロッパでは古代から人間のオリジナルを目指していたと考えられます。

着る物についても、日本の着物は、長方形・正方形の構成に、自然をテーマとした絵のような柄を書きますが、ヨーロッパでは、古くから人間のオリジナルのシルエットやディティールの曲線を使用したフォルムを描いていました。そのため、明治維新以降、海外の文化に触れ、欧米のシルエットの力に驚き、デザインコンプレックスを持つようになったのです。

日本人の、二次元的捉えは、浮世絵を生み出し、ヨーロッパの絵画に大きな影響を与えたのは事実です。ところが、この魅力的な二次元的捉えは、空間を捉えたり、事実を客観視したり、自分を客観視する力を成長させることをはばみ、新しいことを創造したり挑戦するのが苦手になっているようです。

 


美意識により、本質を見抜く目を養う

美意識を高めると、物事の本質が透けて見えてきます。

美意識を高めるには、色彩の分析技術を身に付け、目立つところだけを記憶するのではなく、全体のバランスをつかむ力をつけることが大切です。
そうすることで、一見、目立っているものがあればそれだけしか見えないところが、全体のバランスを見ることで、奥にあるものや周りにあるものが見えるようになります。
このように、アウトラインとして正しく感じられる物事も、総合的に捉えられ、様々なところに目が行き、客観的に見られるようになります。

小さな頃から物事の自然なバランスをつかむ力を身に付け、本質を見抜く客観視力を養ってほしいと思います。

「美意識について  1」  日本人は素晴らしい 美意識と視点

2006-09-27 18:14:42 | 「美意識について」
日本人は素晴らしい

近年は、個々の民族性を大切にしていこうとする気運が
高まっております。

かつては日本人の美意識は海外でも高く評価され、
この憂いを秘めた繊細さや華やかさ、武士道、侘び、
さび、粋など、独自の美意識が評価されてきました。

また、日本人の浮世絵や墨絵、アニメーションなどに代表される、
三次元のものを二次元的に捉える物の見え方には、
真似ることのできない才能があると思われます。

しかし、そのことからか、自然をそのままに立体的に記憶すると
いった、客観視の物の捉え方が発達しにくくなっているため、
様式の文化である洋服やインテリア、建物等、あらゆる商品の
目標を持ちにくくしているように感じられます。

美意識は、人間の価値を形成する鍵となるものと思っております。
この美意識についてはご批判を受けることもあるかと存じますが、
日本人の魅力や、自信を復活し、日本を魅力的な国にするために、
あえて日本人は素晴らしいというところに甘んじることなく、
向上する活力として参考にして頂きたいと願い、記しております。

フィットモア色彩研究所 古賀けい子







美意識と視点  

欧米では美意識はインテリジェンスの表れといわれていますが、
現代の日本人は生き方の美意識も低くなり、
人間として美しく生きるといった気持ちを
失っているように見えます。

ヨーロッパのように成熟した社会においては、
美的こだわりが国民のプライドであり、
人としての成熟度の判断の一つでもあるようです。

ところが日本は、あらゆる表現に美的こだわりの
基準がないため、日本全体がバランスの悪い状態に
なっていると思われます。

美意識とは、常に物を見たときや何かを行うときに、
必ず“こうあると美しい”という基準である
「美的こだわり」を視点に見るということです。

それは一つの花、一つの素材を虫めがねで見るように
フォーカスするのではなく、全体感として捉え、
バランスにこだわることといえます。

一輪の花に生命の美しさを感じるのは同じですが、
日本古来の美意識には、ある一つのものに視点を
当てる傾向が強いところがあったと思われますが、
全体を捉える視点が美意識には不可欠なのです。

美意識が国全体に高まると、工場だから色をつけなくても
素材がむき出しでよいとか、ちょっとしたところだから
そんなにこだわらなくてもいい、反対に目立てばよいなどと
いった深く考えない決め方が無くなり、全体のバランスに
注意し、美的調和間にこだわる習慣が定着することで、
必ず魅力的な国になると思います。

従来の製作工程としては、形が決まり、
素材が決まったあとに、最後に色を決めるということが多く、
そのために色にはあまりこだわる時間がなく適当にという
ことが多くありました。

しかし、印象を決める要素の9割は視覚ですが、
視覚の内、評価を決める最大の要素が色なのです。

日本人の盲点となっている色にこだわることが
美意識として求められます。


美意識について

2006-09-21 14:10:35 | 「美意識について」
ファッション販売2006年秋冬号(商業界)の原稿が終了し、
ほっとしています。
1ヶ月程の期間で30ページ、年2回の原稿を書いていくのは大変ですね。
本にもなるので期待してください。

また、今年1月に発売となりました書籍、
「カラフル配色レッスン+見本帖」(技術評論社)も、
中国で出版される日が近づいてきているみたいです。

今は、小冊子の第2弾、「美意識について」を書いています。
「美意識について」多くの方々に読んで頂けるように
書いてみたいと思います。

現在の「美意識について」小冊子の目次は、こちらです。

・日本人と欧米人の見方の違い
・美意識により、本質を見抜く目を養う
・日本人は色より素材に注目しがち 評価を決めるのは色のバランス
・美意識が日本人を成長させる
・美意識の源となる「ヒューマンカラー理論」
・地球の自然と人間と色彩の関係「ヒューマンカラー理論」
・正しい色彩教育の必要性
・人間に似合う色クールソフト
・企業と人間の本能」に訴える心地よい色彩の活用
・コミュニケーション能力と「ヒューマンバランス」
・姿勢と美意識

あなたは何の美意識について書いてほしいですか?
現在できているものをブログで、今後ご紹介していきたいと思います。