「地球の自然と人間と色彩」の研究をし続けているフィットモア色彩研究所 古賀けい子のブログ

すべての人が似合う“ベストカラー”の視点から、注目のカラー情報やファッション、デザイン、インテリアなどについて語ります。

今月のファッション販売を読んでカラーってやっぱり基準を持てないんだなんて思わないでください

2007-08-31 11:27:26 | カラー事情~ファッション・アート・建築
現在最も力を注いでいる通販のニッセンは、CMでも“ニューニッセン”というメッセージを発信しています。
外への明確な「ヒューマンカラー理論」のデビューは2007年冬号からですが、コンサルは着実に反映されていますので、秋号も商品がとても良くなり、通販にがっかりした経験のある方も是非期待を持って見て欲しいです。私もどんどん買ってみます。
一般的には企業も個人も、色に対する情報がありすぎて何が正しいのかわからなくなり、失敗してしまうことが多いのです。
ユニクロもフィットモアが担当しなかったg.u.は業績がよくないようですね。
“クールソフトで売れる”がはっきり証明されています。
フィットモアでカラーの対策講座を連載しています『ファッション販売』に、今回はトレンドのカラー特集が別の切り口で企画されています。
「カラーって、「ヒューマンカラー理論」も多くの考えの一つと捉えられているのか」とがっかりした方もいらっしゃるかもしれませんが、いろいろな情報が発信されると現場の担当者が一番混乱し、「カラーってやっぱり難しい」と何でもありになってしまうのではないかと心配になります。
どうすれば多くの方に、この世界のカラーの軸になるヒューマンカラー理論の考えの価値が伝わるのか、発信の加工の仕方を日々考えています。
ちょっと今日はブツブツいっていますね。



飛べないあなたに羽根をつける方法』で書いていますが、そういう時は空を見上げて深呼吸がいいですね。
「ヒューマンカラー理論」は、地球と人間と色彩の関係を表している美的バランスのスケールです。すべての人は人間として大切にして欲しいと思います。



トヨタのショールームがオレンジのライトに。

2007-03-02 14:44:18 | カラー事情~ファッション・アート・建築
最近のアート志向の傾向から、オレンジを目にすることが少し増えています。携帯電話なども実質量としてはベーシックカラーでほとんどを売り上げているわけですが、オレンジがアイキャッチ的役割を果たしていることがあるようです。

 auのオレンジがうまくいっていると感じたからでしょうか、トヨタのショールームがオレンジ色のライトになったのにはおどろきました。好成績とはいえ日本市場の鈍化に喝を入れるために、コミュニケーションのあたたかさのイメージや若者へのアイキャッチ力を見込んだのかもしれませんが、すばらしい企業でご一緒に仕事をさせて頂きたい企業と思っていますのでつい気になります。
 ホンダのレーシングカーのボディを、環境をテーマに地球を表したものにしたことが支持を得ている今、日本を代表する企業がこのようなカラーの効果の解釈でよいのかと提案したい気持ちです。
 うまくいかないときに色を動かしたくなるのは常ですが、常勝企業のトヨタがauのようにカジュアルな商品でしかもドコモを追いかける立場でのカラー選択や、ローソン生鮮店と同様に、瞬間の美であるオレンジに変更することが購買力アップにつながるか気になるところです。

 すばらしい企業には、人間の本質を見て分析し検討してほしいと思います。
 トヨタ様とはいつの日かご縁を得たいですね。
 “夢はあきらめず続ければ必ずかなう”が信条です。皆もがんばりましょう。

<追記>
 ホンダのレーシングカーが、環境を大切にするということから、見る前はグリーンになっているのかと不安でしたが、ブルーの地球だったのが、当たり前ですが嬉しかったです。

今年のクリスマスの色は?

2006-12-15 12:10:41 | カラー事情~ファッション・アート・建築
クリスマスといえばイルミネーション。
8年ぶりに復活する表参道のイルミネーションが、イルミネーションブームのスタートといえます。

イルミネーションの歴史としては、ドイツの宗教改革家マルティン・ルターが子供たちを喜ばせようと400年前に行ったのが始まりだそうです。
日本ではロックフェラーセンターを模擬した26年前の1981年に札幌大通のものが最初だそうです。

1997年から自分の家でイルミネーションを楽しむイルミネーターブームが始まったそうです。表参道、札幌、仙台等々イルミネーションを始めるときは景気が低迷しているときとか。

人は光が好きなのですね。その力が活用されています。
今年は去年の発光ダイオードのブルーの色に加え、ピンク・白もプラスされています。また、赤い光やナチュラルな光の大人なクリスマスのところもあります。

先週は4年ぶりの出版記念パーティー交流会や企業研修で忙しかったです。
クリスマスのカウントダウンの街を楽しみたいですね。

ファッション販売 『色彩達人講座』 凄し!

2006-11-02 19:57:58 | カラー事情~ファッション・アート・建築
商業界のファッション販売2006年10月号(34頁)、
及び2006年3月号の特集内容『色彩達人講座シリーズ』は、
フィットモア色彩研究所の凝縮版です。

どんなに絞っても、ソフトが出てくるフィットモアですが、
勉強になると思います。

ファッション販売の『色彩達人講座』がご縁となりました、
通販のニッセンのお仕事スタートしました。
実際に皆様がカタログとしてご覧いただけるのは、来年、
「2007年冬号」以降となります。

プロ集団ですが、研修をまだ行っていなので、残念ながら
色についてのコミュニケーションは取れるところまでいっていません。
色は軸がないと、話し合いにくいものですね。

京都に前泊し、朝9時半から18時半までコンサルティング三昧の
一日でしたが、フィットモアの考えで、服が徐々に生まれていくのかと
思うとわくわくします。
乞うご期待です。

“フィットモアの考えが服になる”夢が叶う仕事ですので、
精一杯がんばります。



日本人男性の礼装は正しい?

2006-10-23 14:19:56 | カラー事情~ファッション・アート・建築
今、執筆している日本能率協会の講座のテキスト内容のために
調べていましたら、日本ではブラックスーツを、慶弔いずれにも
着用できる準礼装として扱っていますが、欧米では、準礼装として、
ブラックスーツは存在しないそうです。

略礼装であり、ダークスーツ(一般のビジネス用スーツのこと)の
一種になりますが、少々色が濃く、重たい印象はいなめないので、
結婚式に上下黒づくめに白ネクタイ姿で出席すると、欧米では
奇異な姿と思われがちだそうです。

また、略礼装であるブラックスーツは、ダークスーツの一種なのに、
正礼装風の白ネクタイをしているのは、いかにもちぐはぐと思われて
しまうとか。
むしろ、ダークスーツにネクタイと揃いのポケットチーフをあしらえば、
欧米におけるごく一般的な参列ファッションになるそうです。

女性についても調べてみます。

近況ですが、通販のニッセンのコンサルティング、決まりました!
女性(ヤング、キャリア、ミセス)全商品のコンサルティングを
することとなりました。

詳しくは、またブログでご紹介します。
来年2007年の秋冬カタログより、紙面に私も登場することになります。

ファッション販売10月号“色を操る”発売中です

2006-09-19 14:25:42 | カラー事情~ファッション・アート・建築
こんにちは
ごぶさたしておりました。

この夏、執筆しておりました、
ファッション販売10月特大号(商業界発行)に
「色彩達人講座2006年秋冬版“色を操る”」特集が展開され、
現在、全国書店で発売中です。

内容は、
【特集】 色彩達人講座 2006年秋冬版 色を操る!!
知識編:必要なのは売り場の知識
・色の常識のウソを見破る
・色の基礎知識はなぜ必要
・ヒューマンカラー理論ダイジェンスト
・思い込みから開放する色彩心理学
配色編:秋冬の配色
・タイプ別秋冬からーチャート
・雑貨・小物のトータル提案
・審判編:プロとしての審美眼が肝心   
・Good配色 vs Bad配色
・秋冬コレクション分析 トレンドカラーを誰でも似合う配色にアレンジ
・テスト&資料編:色への理解をさらに深める
・脳を鍛えれば色通になれる/色力向上の識別テスト、他となります。

大好評を頂きました、今年3月号の特集、
色彩達人講座“色を極める2006年春夏版”の続編です。

今後、シリーズ化となり、年に2回、毎回カラー30頁程で特集予定です。
原稿、大変ですが書いていきます。
ご期待下さい。

ファッションのカラーについて、ここまで書ける人はいないと
編集者の方も言って下さっています。
この考えがファッションカラーのすべてのベースとなるように
がんばっていきます。

また、この本を読んで『ヒューマンカラー理論』に納得した方は、
パーソナルカラーコンサルタントになって頂きたいです。
人を幸せにできる大きな力となりますから。

人生は、向上を目指す人には楽しいものです。
すがすがしく、素直に生きてください。


すでに学んでいらっしゃる方々へ~
いまフィットモアでは、
男性のファッションタイプを、女性ファッションタイプと
同様のものまでレベルアップするための軸作りを行っています。
女性、男性のファッションタイプ相性分析のようなものが
できるように、祈っていてくださいね。


今年の秋のトレンドはクールソフトのグレーが主役。

2006-08-08 12:25:21 | カラー事情~ファッション・アート・建築

現在進行中の「ファッション販売」2006秋冬版
“色を極める”では、秋冬カラーのコーディネート術を
34ページにわたって解説。

以前のように秋になるとウォームディープの色が
あふれるということはなく、クールソフトの秋と
なりそうです。

ラベンダーグレー、ライトローズグレー、ブルーレッド、
クールブラウン、スモークベージュ、ネイビー、
クールカーキに、遊び心としてパープルブルー、
ブルーピンクなど。

本当は35色もの色がトレンドカラーです。
その中でほとんどすべてがクールソフトなので、
これからは日本も欧米と同じように、クールソフトを
自分らしくコーディネートする時代に突入しそうです。

そして、ますます自分らしい存在感を発揮するために、
パーソナルコンサルティングが必要となります。
多くの方々に“ホルモンバランスと色”、
“ファッションタイプと色”の基本をしっかり身につけ、
ステキな自分を知っていただきたいですね。


子供のための仕掛け絵本、人気上昇!

2006-05-31 18:06:51 | カラー事情~ファッション・アート・建築

海外の仕掛け絵本は昔から手が込んでいて、色が美しく、
クールソフトで、授業でもお見せしていますね。
最近は、それが一般にも売れているそうです。
この間、アリスや恐竜のものを書店で見つけました。

またそのことがヒントとなり、出版業界の切り札として
日本でも仕掛け絵本の作成が広がっているそうです。
でも、クールソフトで美しい色であるから海外のものは良いのですが、
“仕掛け”というところだけを取り上げ、色が美しくなく、
コストがかからないものをつくっていくという方向になってしまうと、
良いアイディアも意味がなく残念に思います。
情操的にも美しい色に触れさせたいですね。

いつも、なんとなく、みんなが真似ていく日本人ですが、
そろそろ本質をつかむ日本人になっていきたいものです。
これからの子供たちにはジーコ監督率いるサムライブルー軍団
のように、もっと自分で考えられる人に育って欲しいと思います。







いまが旬のシャクヤクのピンクは、ベストカラーのクールソフトです。

2006-05-25 11:34:56 | カラー事情~ファッション・アート・建築
以前は、美しい女性を例えて「立てばシャクヤク、座ればボタン、
歩く姿はユリの花」などといっていましたが、いまはそのような
若い女性はなかなかいないですね。

私自身、昔はシャクヤクの花の良さがわからなかったのですが、
美しさがわかるようになってきました。
いまの時季はシャクヤクが本当にきれいで、クールソフト
美しさの基準を体感するのにぴったりだと思います。

花は美しすぎて、ときに心の底から驚くほどです。
美しい色を見て息が止まりそうというように人間ができていれば
いいのですが、その人にベストなクールソフトの服を知らせてくれる
ミニ測定器を開発したいですね。

東京タワーの色彩計画。

2006-05-09 11:14:38 | カラー事情~ファッション・アート・建築

今また脚光を浴びている「東京タワー」の色彩計画に
アドバイスしたことがあります。
ゴールデンウイークもよく目にしましたが、
東京タワーのことが皆好きですね。

近くで昼間に見たことがありますか?
昔から赤が東京タワーの色となっていますが、
夜のライトアップしたときのほうが人気があるのは、
あの赤が心地よくないせいだと思います。
航空法の規定を考慮しても、赤と白に全部しなくてもいいのです。

以前、東京タワーの色彩計画を提案したことがありますが、
そのときに、今の展望台のところを白くする案を出していたのです。
たまたま副社長(現社長)の考えと一緒だったようで、
その白にこだわることも提案しました。

これからはいろいろなところで高い電波塔が立つようになるので、
ベストカラーの心地よい色彩計画を提案していきたいと思います。
フィットモアはいろいろなことをしていますね。