「地球の自然と人間と色彩」の研究をし続けているフィットモア色彩研究所 古賀けい子のブログ

すべての人が似合う“ベストカラー”の視点から、注目のカラー情報やファッション、デザイン、インテリアなどについて語ります。

春夏秋冬分析は自分らしいおしゃれを難しくしている?

2006-03-25 18:00:58 | カラー事情~ファッション・アート・建築
昔は、といっても20年前でも、服の色のレベルが低く、
美しくない「春夏秋冬分析の色」をたくさん売っていましたし、
着ている人もたくさんいました。

ところが最近はトレンドの色数が多くなり、また毎シーズン、
クールソフトの色がその中で8割以上を占めるようになり、
美しい色が増えています。

一年中トレンドにも関係なく、ずーっと春、ずーっと秋の色を
着ていると、時代の空気に鈍感な、センスの悪い人に
見えてしまいます。

そのことも大きなマイナスですが、最大のマイナスは
それではありません。
内面・外面の一致が図られないので自分らしさが表れず、
コミュニケーションがうまくいかない、人生がうまくいかない人と
なってしまうのです。

最近は春でも全身「春夏秋冬分析」の春の色を着ている人と
会うことはあまりありませんが、そのような特殊な人を
つくっていくことはとても良くないことです。

人間は地球上の生物として、第二の皮膚として、服を着ます。
チョコブラウンや桜のピンク、スカイブルーのように、すべての人が
受け入れるクールソフトの色をしっかりと理解しましょう。

その上で個々に、何万色とあるクールソフトの中から
どのような色を選び、どう着るのが良いのか、そして別のベストカラー
であるウォームブライト、ウォームディープ、クールコントラストの色を
どうアレンジすることがその人らしいのかが、これからの
パーソナルカラーアドバイスの腕の見せどころだと思います。

フォーシーズン(春夏秋冬)分析のパーソナル診断に疑問を
お持ちの方はぜひご見学ください。
多くの人に自分らしさに出会っていただき、幸せになって
いただきたいですね。