初恋を気取ってみたつもり。
そういう夢を見たんです。面白かった。
誰か知らない男の人に助けてもらって、
私は確かにその人を見て焦がれたのに、
夢から覚めるとその顔さえなーんにも、
覚えていないんです。
ただ「みどりいろ」という印象しか。
夢の内容は、ある一日には誰かが必ず、
本当に必ず、死ぬんです。
でも、何故かその一日をくりかえして、
その日は誰も死なずに戻ってしまう。
私はそれを止めるのが役目でした。
でも、何故か私が死んでしまうことも。
その3日目、私は酒場らしき場所で、
その男の人と出会いました。
銃撃戦のようになった、酒場の中から、
カウンターを乗り越えて、逃げようと、
身を乗り出した、私の腕を掴んで。
「ここに居た方がいいぜ?」
好きでもなんでもありませんでした。
むしろ、嫌いとでもいえるような容姿。
でも何故か惹かれました。
不思議な夢。