せかいのうらがわ

君と巡り合えた事を人はキセキと呼ぶのだろう
それでも僕らのこの恋は「運命」と呼ばせてくれよ

ね?

2010-07-26 19:53:43 | ネタ張
好きの理由など知らない方がいい
アイシテルの名前は"愛憎"と言う
博愛の類義語は「愛を知らない」

繰り返す言葉は
嫌われ少女の欲しかったもの
「有象無象になるくらいなら、私が世界一嫌われて見せるわ!」

歪んだ林檎の行方
砂糖菓子と歯型
平行線水平線地平線

騎士になりたかった夜(knightになりたかったnight)
知ることができない今(knowができないnow)
その一瞬が永遠でないことなど知っている(それでも願う、それがどうやら恋とかいうらしい)
約束の指は食べてしまったから
生まれた時から憎かった






関係ないけどさ。
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「たわしねこ」の白黒バージョンの猫に甘楽って名付けたい
お腹もふもふさわさわうりうりふさふさしたい
頬ずりしたい…肉球さわって爪出して遊びたい
世話したいよおおお猫飼いたいよおおおお!!


誰か金的動画を絵にして。(面白いから)
蹴られてる人は人気キャラで書いて。(趣味)
絶対スッキリするもん…絵の才能欲しい

利他主義なマッキーと排他主義のマッキー

2010-07-20 05:16:54 | ネタ張
他「弱い事は悪くない、人は誰しも克服し難い悩みや弱みを持っているんだから。皆が皆君や俺のように強い、もしくは"強いと思い込んでいる"わけじゃない」
排「それでもだ。弱いからと言って彼女のように他人に依存し、寄生し、挙句弱い事を理由に逃げ回っていいわけじゃない。強くならなきゃ、人間は生きているんだからさ。進化出来るだろ」
他「…君のように、過去やその他のしがらみに囚われている人だとしたら?」
排「君のように乗り越えればいい。一生その記憶を持ち続けられはしないんだからさ、早く忘れてしまえばいいよ」
他「それが出来ないのが"しがらみ"ってやつだ。…本当は分かってるんだろう?弱さを隠して強いふりをしている君がこの世で一番弱い人種だ。弱いから、…弱いから彼女のような人間に食い潰されて消えてしまう。本当は虫唾が走るほど堪えられないくせに!」
排「堪えられないならさ、"関係ない"と一言言うだけだよ。"俺は君には何の関係もない"って言えば、彼女みたいに不安定な人間はすぐに崩れてしまうだろうね?…言えよ、偽善者。中途半端に優しくしたところで、君の望む何かは起こらない。自分の首を絞めて楽しいかい?」
他「ああ楽しいね!少なくとも君のように他人を平気で傷付けるよりはよっぽどいい、例えそれで潰れてしまっても自業自得だろ?大体彼女にそれを言えば何が起こるかわかるくせに!」
排「分かるさ、俺も大体君みたいな考え方だからね。…死ぬんじゃないかな、今度こそ。君に電話を掛けて、笑いながら背筋を這い上がるような猫撫で声で『さようなら、幸せになってください』なんてね。風を切る音も彼女の足が地面で折れる音も携帯は繋ぎっぱなしだから聞こえて、最後はそれすら叩きつけられて終わりだ。君も、彼女も、全部終わり」
他「……反吐が出るよ、君みたいな不愉快な人間に会ったのは初めてだ。他人の事をまるで考えない、自分の事ばかりだ。君は耳元で他人が死ぬ音なんて聞いていたいとでも?」
排「死にたいのなら、俺はそれを止めないよ。勝手に死ねばいい、自分の死を駆け引きの景品なんかに出来てしまうような人間は生きていたってどうせ死にたがる。なら、黙って死なせてやればいい…そう思わない?」
他「狂ってる!!死なせていい人間なんて居ない、それがいくら自殺志願者であろうと本来なら望まぬはずの死へ向かわせるなんて、間違ってる!!」
排「アハハッ。それはあくまで君の主張、救いたいのなら勝手にすればいい。死にたがりに自分の生き血を啜らせ死肉を喰らわせ自ら惨めに生き延びさせる踏み台になるというなら、それもまた選択肢だ。言っただろう?俺は止めないよ、勝手にすればいい」
他「……クソ…………ッ!!」


とまあ利他主義が呆気なくまけたったぜ。
敗因は感情的になりすぎたことだと思う。
ていうか排他主義っているのは基本的に受け入れないから、
こういう会話においてはかなり有利だと思うんだよなー

いいじゃない妄想くらい…

2010-07-18 23:47:19 | ネタ張
ずっと傍に居てくれる人がいいです
ずっと可愛がってくれる人がいいです
ずっと味方で居てくれる人がいいです
ずっと愛していられる人がいいです
ずっと愛してくれる人がいいです

嘘を言わない人がいいです
本当の意味で優しい人がいいです
移り気はしない人がいいです
甘えてもいい人がいいです

"貴女は本当は私の大切な人ではありませんが"

私に嬉し泣きというものを初めてさせた人です
私が軽蔑していた恋を思い出させてくれた人です
何年経っても愛していようと思える人です
貴女のためならば命だって惜しくはありません
愛しい人を思って泣くことが、かくも苦しいと教えたのは貴女です
そして、かくも幸福だと教えたのももちろん貴女です
貴女は私の涙です
無くしたはずの、涙と愛です

甘えてもいいですか
頼ってもいいですか
泣いてもいいですか
盲目的でもいいですか
永遠を願ってもいいですか

…置いていかれるのはもうたくさんです
ひとりぼっちになるなら二人目は要りません

私は知っています
こんな場所でそう言い続けることがどんなに鬱陶しいか
私は知っています
こんな場所で永遠など求めることがどんなに愚かしいか

臆病でごめんなさい
信じられなくてごめんなさい
初め、愛せなくてごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさい

だいすきです、__さん

或いは幸福

2010-07-12 13:30:55 | 小説
(時系列的に或いは恋の前。矛盾に関してはまた書く)


姉さんは、記憶喪失だ。
あんな事が有ったのだから無理もない事だとは思う。既に息も絶え絶えだったところを恋人に救われ一命は取り留めたが、その場では平静を装えたらしいものの家に帰って来てからその日の出来事を話すと狂ったようにごめんなさい、ごめんなさい叫びながらと一日中泣いていた。
泣いて泣いていつの間にか意識を失った姉さんは三日後に漸く目を覚まし、そして代償のようにあの人とあの事件の記憶だけがすっぽりと抜けていた。

仕事に行きたがる姉さんを死に物狂いで引き止めその日のうちに家を出ると、俺たちは十ほど離れた駅にある知り合いの別荘に転がり込んだ。きっと姉さんが自分を忘れていると知れば、あの人は壊れてしまうと思ったからだ。幸いなことに姉さんの上司は話の分かる人で、数少ない姉さんの友人には出張と言い訳しておいてくれたらしい。

別荘での生活をしていた時、たまに姉さんにあの人の話をすると不思議そうに首を傾げて「誰のことを言ってるの?」と俺を笑っていた。


それが三日前。一昨日どうしても仕事の関係で家の方に向かわなければならなくなった姉さんは、それから消息を絶っている。

―――
(或いは幸福)


もうなにもいうまい