せかいのうらがわ

君と巡り合えた事を人はキセキと呼ぶのだろう
それでも僕らのこの恋は「運命」と呼ばせてくれよ

すごく今更な叫び

2008-08-23 00:14:20 | Weblog

にんねこ可愛いよにんねこハァハァ…!!

…特に意味はありません。どうしても言いたかっただけ。
あとピアレイも可愛いよピアレイ。ハァハァ。ヤバいよ。
にんねこ×キマイラ×ピアレイとか何という萌えゲー(※褒め言葉)
まじなにあれ超かうぃghjkl(落ち着いて早瀬さん)
ついに母親に言われた一言が「戻っておいで○○(本名)

……ムリ★(イイ笑顔)

キマイラとにんねことピアレイ+キマイラはほんとヤバいって。
まあ私はにんねこ持ってないしピアレイ戦えるほど強くないし、
実際のパーティといえばソードダンサーとフェンリルだし(爆)
…だってソードダンサー本気でトロいけど強いし強いし強いし。
フェンリルは一週目からの付き合いなんだよハニー。許してよ。
でもキマイラは育てまくって連れてるZE!今なんかでかいけど。

ちなみに現在三週目。にんねこはグラズヘイムに行って根性で見た。
そのせいでベルセルクの称号手に入った。なにこれまじすごくね。
何かパパがやたら強いと思ってたらハードだったよ!マジかにゃろう。

今度はジュエルハンターロイド様にコアを取られる予定なので、
マルタには一人悲しい人生を送ってもらわねばなりません。
ごめんマルタ。だって称号欲しいんだもん。四週目頑張るからさ。

ねためも

2008-08-21 23:30:47 | ネタ張
湧いてくるうちに書かないと。でくありめも。

・権力と愚者(フール)(結局あんただって、力目当てでしょ)
・未来予知(さきよみ)(行く宛てが地獄だろうと、君と逝くよ)
・生命の契約(いのちのちぎり)(死んでもらっちゃ困るのよ)

・閉わらぬ世界(ロストエンド・ワールド)
「目を開けたまま、私だけを見て死になさい」(書き直し)


8/22追記。
・咽び泣くように笑う(ああ、こんな末路を望んではいないのに)
・呼べぬ名前(GazettE/紅蓮 の一部)(たった三つと二つの言葉)
・幻想論(鏡音リン曲)( ごめんね ぜんぶ うそ だよ。 )
・わすれなぐさ(勿忘草)(元から何も無かった、ただそれだけ)
・地平線をなぞる夢(「ハーフエルフなんて、みんな嫌いだろ」)
・Gullty verdict(「そんなに十字架が好きなら、描いてあげるわ」)
・殺意すら抱けないほど侵食されて、朽ち果てるのならそれもいい
(神の望むことは、どんなに些細でも叶えられる。ならば彼女もだ)

・帰る場所(前シンフォニアパーティ)(「あ、そだ。忘れてた」)

約束破り

2008-08-21 22:11:32 | テイルズ
黒く点々と穴の開いた天上が目に入り込んでくる。そうしていると目を閉じてもいないのに目の前が暗くなる、怖くて怖くてそのまま魔界に沈んでしまいそうだと、小さい頃はよく口にしていた。
今の今まであれやこれやと構ってきていた奴は既にすこしだけ離れた所で木に寄りかかっている。寝ずの番は、いつも奴の役目。沈黙が痛いと思うのは今日が肌寒いからだ、そう決め付けて毛布を手繰り寄せると、こちらに背を向けていたあいつがふと振り返る。「寒いの?」耳障りな声が夜闇を切り裂いた。

「別に。あんたの臭いがきつくて眠れなかっただけよ、夜くらいほっといてちょうだい」

憎まれ口を叩いて、また頭上に広がる闇に目を映した。感極まったように息を呑む音が聞こえて知らず知らず呆れの息を吐く。ばかね、貶してるのよ。言う気にもなれずにひとつだけ瞬きをする。落ちて来るのではないかというほど大きく蒼い月が下を見下ろしているのを見ていると、向こうへ視線をやりたくなった。
木に寄りかかり、趣味の悪い鞘を従え番をする男。いつ付けているのか、香水の臭いは年中休まる時なく漂っていた。けれど今は、何も感じない。蒼い月の光に相殺されて、何も見えなくなっていた。
遠い、と、本能的に感じる。どんなに想っていてもどんなに想われていても、"いつか"が来ればあいつは私を恐れてどこかへ逃げ出してしまう。そうしたら何も言わずに、ただ笑って嗤って殺すのだ。私以外の人間がどうなろうと私には痛みがわからない、はやくそうしたくて何度も突き放すのに、何度だって擦り寄ってきて私の名前を呼ぶのだ。「…アリスちゃん?」そうやって、何度だって嬉しそうに、尊そうに私の名前を。
何度も寝返りを打っていたことに気付いたのか、今度こそきつい香水の臭いが近付いて来た。鉄を引きずる音が耳につく。うるさいわよ、そう言ってやる代わりに、気付けば口から言葉が零れ落ちていた。

「ねえ、デクス。…目を開けたままで、死になさい」

そう言ったきり、私は目を閉じ背を向けた。どんな顔をしているのかを目に入れて間抜けだと嘲笑ってやりたいのに、どうしてか言いたいこともしたいこともできなくなっていた。毛布を深く株って心の中で言い訳をする、今日が寒いから。寒いから、悲観的になってるだけなのよ。その声を打ち消すかのように、間の抜けた声がデクスの口からこぼれおちた。

「……え?」
「だから、しっかり目を開けて、死んでちょうだい」

うっすらと目を開けて、背を向けた向こう側を見る。月を背にしてぽかんと口を開いたあいつの姿が目に入った。痛いほど、真っ直ぐで、折れることを知らない不屈の瞳。私にはない強さを持っているあいつはとても憎くて疎ましくて、けれどそれ以上に―「私を見てて」鋭く鞭で打ちつけるかのように、はっきりと強い声色で言い放つ。二度も同じことを言わせるなんて、おしおきなんだから。

「いつも見てるよ。俺はアリスちゃんのこと、ずっと見てる」

しばらく目をしばたいていたかと思えばふとあいつは微笑んで、口元を緩めた。そうしていればまともに見えなくもないのに。

「ばっかみたい。…いいえ、あんたはマルタちゃんよりも、誰よりもずっと馬鹿」

想う言葉とは裏腹に、唇は不満を露に尖り言葉の刃となって憎しみを交え飛び出してくる。完璧に相手の心臓を抉った言葉の杭は血に塗れて地に落ち、あいつは一瞬何かを言いかけたのにまた口を閉じてしまって、言葉を失い黙り込む。風がさわさわと頬を撫でた。冷たくて、寒い。

「でも、俺はそのお願いきけないよ」
「何で?私のためなら何でもしてくれるんじゃなかったの」

水面をなでるような穏やかな声に、わざと嘲笑を交えて言ってみせた。裏切り者、偽善者。そう言う準備は何年も前からできている。なのにあいつはくしゃりと哀しげに表情を歪めたっきり口を結んで、また消え入りそうに「もちろんそのつもりさ」と呟いただけだった。けど、と続く声にたっぷりと不快感を含んだ訝しげな視線を向ける。

「俺は、アリスちゃんより先に死んだりしないから」

予想以上に疎ましい答えだった。矛盾していて、けれどどこまでも真っ直ぐで、私の方が可笑しいんじゃないかとすら思わせられるほど、狂った言葉。ぐっと眉を寄せて、起き上がる。不快も露に口元を歪めるのに、あいつは少しも視線をずらしやしない。

「私、言ったわよね?いらなくなったらすぐにポイだって。それでいいって言ったのはあんたじゃないの。…それに、ハーフエルフの私より、長生きできるはずないじゃない」

ばかね。続けようとした言葉は遠い月に飲み込まれてしまった。この世界の優しさという優しさ、悲しみという悲しみを背負っていそうなほど苦々しげに笑って、「それでも、俺は死なないよ」とあいつが呟くものだから。




目の前に満月が現れたと思ったのはたった一瞬、赤く上塗りされる光景に頭が正常な思考回路を失った。右往左往する感情の中で身体は動くことも許されず、ただ渦巻く胸の痛みに翻弄されて言葉を聴くしか出来なかった。

「また、キモいって言われるかもしれないけど」

ばかね。そんなのずっと思ってるに決まってるじゃない。

「アリスちゃん。ずっと、――好きだったよ」

そう言ったっきりデクスは満足そうに目を閉じて向こう側へ倒れ込んだ。マルタちゃんとペットちゃんの顔が憎悪に塗れた視界の中移り込むより先に、悲しみが溢れそうになる瞳を湛えて名前を叫んだ。
デクス。私より先に死んだりしないって、言ったじゃない。いつだってちっとも私の言うことなんて聞いてなくて、ただあんたの自己満足でしかなかった。それなのに私、怒らずに使ってあげてたじゃない。なのになんで、なんで目を閉じたの、デクス。

「偽善者」

「あんたなんか、きらいよ」

あんなに言ったのに、ちっとも目を開けくれやしないんだから。




観念して、今度は木の樹に背を預ける。くるまっていた毛布を少しだけ開けておいたらいつの間にか入ってくるんじゃないかと思ったのに、デクスはまたさっきと同じような姿勢で上を見上げていた。私の方に見向きもせず、何かにとりつかれたようにただじっと星々を睨み付けている。そのままどこかへ行かれるのが少しだけ怖くなったのは、"いつか"が来て、本当に背を向けられようと絶対に口にはしない。

「3Kデクス。今日だけはアリスちゃんと一緒に寝てもいいわよ」

勘違いしないで、アリスちゃんが寒いだけなんだから。あんたに風邪なんてひかれて、迷惑かけられるのなんて、ごめんよ。目を見開いて硬直するデクスに自然と表情の緊張を解きながら、表向きだけは素っ気無くそっぽを向いた。少しして暖かさと薄れた香水のまだきつい臭いが近付けば、私は"いつか"に備えて今度こそ目を閉じる。
死ぬその瞬間まで、あんたは私のものなんだから。私から目を逸らすなんて絶対に許さない。



「今、アリスちゃんもそっちに行くから」

花束、用意して待ってなさい。薔薇の花なら、今度はいくつだって、受け取ってあげるから。



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「最期(いつか)」


ゲームやったらなんかスランプ治っちゃったよ。あれぇ。
ゲームやったらなんかデクアリ熱を発症したよ。あれぇ。

とりあえずアリスとデクスのコンビが好きになったサブイベ巡り。
八章のハイマ墓地の所見逃して、大変な事になったサブイベ巡り。
そうしてデクスを殺したくなったのは、また別の話なんだなあ。

□はやせ□(みつを風)

王冠、頂戴いたします(王位継承)

2008-08-02 15:59:44 | その他

儚きかや、儚きかや。人の生の儚きことや。

 壊れたオルゴールが奏でる音色のようにかすれた声で、幾度となく繰り返された異国の歌はとてもいいとは言いがたかった。こちらに寄越される視線は全て好奇、艶、卑下た笑みばかり。そんなところで歌が響くわけもない、申し訳程度に響くばかりのピアノが物悲しく声色を彩る。
 ここらの中で最も下劣と噂される、アゼネードファミリー。昔一人の少年によって壊滅させられた、エストラーネオファミリーととても良く似ている。けれど、あれより此処はもっと酷い。
 地下では拉致した子供の人体実験。表では、薬。裏切り者は殺され、その家族は三代先まで迫害され、嬲られ、そして絶やされる。
 わたしもその中の一人だった。父は外へと情報を漏らし、一ヶ月も食事が喉を通らなくなるほど酷い殺し方をされた。母と妹は行方も知れず、待遇を想像することすらしたくなかった。捕まった時に歌っていたわたしは毎日のように歌を歌い、眠り、起きてはまた歌を歌う。何度も何年も、繰り返された愚かな毎日。身に纏う見た目だけ綺麗なドレスは、服の中に仕込まれた幾千もの棘がわたしの肌を苛んでいた。身動きなんて、文字通り取れるわけもない。

 だから今日も起きては歌う、取り繕っただけの笑みを浮かべ異国の歌を口ずさむ。何も変わらない。いつまでも、死ぬまでずっとそうなのだ。涙を流す暇さえ、もう残されては居ないのだから。

人の愚かしきことや、嗚呼哀れ、哀れ、哀しきかな

 一際声を張り上げた刹那、低い悲鳴が響き渡りその場は静寂に包まれた。一瞬にして生暖かい空気が流れ、部屋中が独特の甘い臭いで満たされる。血だ、本能的にそう思った。そう悟っても恐れる事もしないわたしに、誰かが笑い声を上げる。

「なにこの女、頭おかしいんじゃねーの」

 喉元に突きつけられる鈍色をした何か。薄暗い地下では見えないそれは、一際強く血の臭いをさせていた。きっと目の前の人物が此処にいる全員を一瞬にして殺してしまったのだ、胸が鳴るのは恐怖ではない。嗄れた声で、疲れ果てた顔で精一杯の感謝を伝える。
 腰が砕けて床へ座り込むと、服の棘が体中に突き刺さる。もうどうでもよかった、きっと殺される。よく表情の見えない相手を見上げれば、つまらなそうに口元をへの字に曲げていた。お構いなしに、叫ぶ。

「わたしを、ころして」

 生きたいなんて思わなかった。ただもう一言言うべきことがあるだろう、そう思うと今すぐ死ぬわけにもいかないな、なんてどこか思う。反応しない相手に構うことなく、口を開いた。

「…こいつらに、同じ苦しみを」

 死人に言うのも可笑しい気がしたけれど、とにかくそう言って目を閉じた。途端に響き渡る笑い声。なに、おまえ。やっぱ、頭おかしいんじゃねーの。独特の、笑い声だ。うっすらと目を開くと、闇に溶け込むような深い黒のコートが見えた。ああ。思う。
 ああ、この人は、黒衣の王子だ。

「うしし、何それ。なんでオレがそんなのやんなきゃなんねーの?」

 わたしの胸内が悟られたか否か、先程の答えなのか、とにかく一瞬にしてファミリーを壊滅させた王子は笑い声を上げた。金の髪から、銀のティアラから、生暖かい血がこぼれる。何故か、怖いとも気持ちが悪いとも思わなかった。ただ笑みが浮かんでくるのを鮮明に感じる。
 否定されたというのにわたしはとても嬉しかった。相手の言うことはよくわからない。わたしがこの先どうなるのかもわからない。気付いた時にはただ口にしていた。なら。

「…なら、わたしにやらせて。チャンスが欲しいの、あいつらに、最高の苦しみを」

 パパも、ママも、妹も奪ったあいつらに、復讐を。その時のわたしの顔は、ひどいものだったと思う。傷だらけの手で、足で立ち上がり、服としては可笑しな音を立てるスカートの裾をつまむ。一生この服でも、焼けた靴を履かされても、良かった。そのチャンスを掴む事ができるなら、どんなことでもしてやろうと思った。チャンスをもらえるのなら、靴でも舐められるわ。冗談のように口にすれば途端に王子は口元をほころばせる。わたしの口元も、綻ぶ。

「うしし!王子そういうの大嫌いなんだよね。でもいいよ、ついてきな。オレ、アンタみたいに汚い感情でドロドロのぶっさいくな顔好きだし」

 褒められてもいない。むしろ貶されている。わかっていても笑みが零れる。つまんだスカートを持ち上げて、服ともつかない衣服を血に染め上げて傅く。示し合わせても居ないのに、相手は近付いてきては頭上に銀のティアラを乗せて一歩引いた。くすり、どちらともなく笑う。不謹慎でもいい、機嫌を損ねて殺されてもいい、献身してもいいと思える相手が見つかっただけでも今は幸せだった。
 今度からは貴方の為に歌う。死者に捧ぐレクイエムを、いつまでも。


「王冠、頂戴いたします」


―――
(貴方に捧ぐ哀と印のティアラ)

死にたい(ずーん) 
なんだ、この、ゴミ加減は。