せかいのうらがわ

君と巡り合えた事を人はキセキと呼ぶのだろう
それでも僕らのこの恋は「運命」と呼ばせてくれよ

利他主義なマッキーと排他主義のマッキー

2010-07-20 05:16:54 | ネタ張
他「弱い事は悪くない、人は誰しも克服し難い悩みや弱みを持っているんだから。皆が皆君や俺のように強い、もしくは"強いと思い込んでいる"わけじゃない」
排「それでもだ。弱いからと言って彼女のように他人に依存し、寄生し、挙句弱い事を理由に逃げ回っていいわけじゃない。強くならなきゃ、人間は生きているんだからさ。進化出来るだろ」
他「…君のように、過去やその他のしがらみに囚われている人だとしたら?」
排「君のように乗り越えればいい。一生その記憶を持ち続けられはしないんだからさ、早く忘れてしまえばいいよ」
他「それが出来ないのが"しがらみ"ってやつだ。…本当は分かってるんだろう?弱さを隠して強いふりをしている君がこの世で一番弱い人種だ。弱いから、…弱いから彼女のような人間に食い潰されて消えてしまう。本当は虫唾が走るほど堪えられないくせに!」
排「堪えられないならさ、"関係ない"と一言言うだけだよ。"俺は君には何の関係もない"って言えば、彼女みたいに不安定な人間はすぐに崩れてしまうだろうね?…言えよ、偽善者。中途半端に優しくしたところで、君の望む何かは起こらない。自分の首を絞めて楽しいかい?」
他「ああ楽しいね!少なくとも君のように他人を平気で傷付けるよりはよっぽどいい、例えそれで潰れてしまっても自業自得だろ?大体彼女にそれを言えば何が起こるかわかるくせに!」
排「分かるさ、俺も大体君みたいな考え方だからね。…死ぬんじゃないかな、今度こそ。君に電話を掛けて、笑いながら背筋を這い上がるような猫撫で声で『さようなら、幸せになってください』なんてね。風を切る音も彼女の足が地面で折れる音も携帯は繋ぎっぱなしだから聞こえて、最後はそれすら叩きつけられて終わりだ。君も、彼女も、全部終わり」
他「……反吐が出るよ、君みたいな不愉快な人間に会ったのは初めてだ。他人の事をまるで考えない、自分の事ばかりだ。君は耳元で他人が死ぬ音なんて聞いていたいとでも?」
排「死にたいのなら、俺はそれを止めないよ。勝手に死ねばいい、自分の死を駆け引きの景品なんかに出来てしまうような人間は生きていたってどうせ死にたがる。なら、黙って死なせてやればいい…そう思わない?」
他「狂ってる!!死なせていい人間なんて居ない、それがいくら自殺志願者であろうと本来なら望まぬはずの死へ向かわせるなんて、間違ってる!!」
排「アハハッ。それはあくまで君の主張、救いたいのなら勝手にすればいい。死にたがりに自分の生き血を啜らせ死肉を喰らわせ自ら惨めに生き延びさせる踏み台になるというなら、それもまた選択肢だ。言っただろう?俺は止めないよ、勝手にすればいい」
他「……クソ…………ッ!!」


とまあ利他主義が呆気なくまけたったぜ。
敗因は感情的になりすぎたことだと思う。
ていうか排他主義っているのは基本的に受け入れないから、
こういう会話においてはかなり有利だと思うんだよなー