誰だって、たたけばホコリは出る!

2008-04-20 20:07:43 | 特撮
Wikipediaなどでもわかる平成ライダー暗黒の歴史・主観入り
自分用にまとめるだけなのであまり面白い記事ではないかもしれない

2000年1月、「仮面ライダークウガ」はじまる。この枠は88年に超人機メタルダーが打ち切られて以来、ずっと1月ごろに番組改編される歴史が続いている。
第2話で製作した教会のセットがかなりの予算を食ったらしく、その後にも影響が出たという。
番組途中から白倉伸一郎がプロデューサー補になり、同じくして井上敏樹が脚本に参加している。
玩具の売り上げは好調だったが、後半戦以降は番組の見せ方のためか、売り上げは低調だったらしい。
玩具関連の例:装着変身アルティメットフォームにロッド・ボウガン・ソードが付属しているが劇中で使うことがなかった。またゴ・ガドル・バのフィギュアが同梱されているにも関わらず、アルティメットとガドルの絡みは存在しない、どころかガドル自体が電撃体にパワーアップして、しかもアルティメットの前段階のアメイジングマイティと対決している。これはアルティメットの登場が当初と違う計画だったことを表していると考えられている。
他にはライジングビートゴウラムも似たような扱いだった。
その後、映画化の署名運動が行われるが結局実現せず。これについて高寺プロデューサーのコメントも存在。
オダギリジョーはこの番組で出世したが、どうも当初は特撮ヒーローの役がかなり嫌だったようである。
しかし放送中のインタビュー等でそんな雰囲気は全く無かったし、今でもたまにコメントしているようなので、封印したいのとも違うようだ。個人的には一部の変な特撮ファンの行動に嫌気がして、彼を特撮から遠ざけてしまったんじゃないかと思う。

2001年、アギト。「イケメン」を前面に押し出してマスメディアへの露出を増やす。プロデューサーが白倉に。脚本はほぼ全話が井上敏樹。
ストーリー的に「未確認生命体4号が」とかクウガとつながってるのか、と見せかけてしかし年代が合わない。つながってるのか、つながってないのかどっちなんだとファンを混乱させる。製作側は意図的にそうしたような発言を残す。
最初の方に出てきたオーパーツの謎がちゃんと説明されないまま数話で流れてしまったことを根に持っている視聴者も多かった。
ラスト近くで急に恋人が現れたり死んだりする展開は賛否よりも否だった記憶がある。

2002年、龍騎。バトルロワイアルのヒットを受けたのか、ライダー同士戦うという設定。実はアギトの時点でそういう構想があったのだけど、ギルスが途中死にっぱなしだったせいでそんな印象が薄れてしまった。当然、この設定を許容したことには今でも賛否両論で、「悪のライダーなんて言語道断もいいとこだ」「いやあれはあくまでライダーという名前の戦士だから」と。特に宮内洋あたりは今でも納得していないようである。
またライダーのデザインが率直に言って従来と一線を画していたので、これも賛否両論巻き起こす。これなら仮面ライダーじゃなくてもいいだろうと。
しかも「ライダー」のアイデンティティたるバイクはほとんど登場せず、一応用意されたライドシューターは存在が希薄でそのうち出てこなくなった。
脚本は小林靖子と井上敏樹の二人体制。全体的に評価は高いが、途中に挟まった「井上ギャグ回」「井上コント」と呼ばれる回はなんだかなあ感が漂っていた。しかも翌年以降もこれを意図的に入れるようになり、そのたびに「また井上か」と言われまくる。
映画版は「先行最終話」とかさんざん煽っておきながら、物語が完結しない、サバイブが登場するのが一瞬だけ、しかもテレビと結局つながらない(タイムベントの影響と言う解釈が多いが、どっちみち先行最終話じゃねえじゃねえか)と物議を巻き起こす。
13ライダー勢ぞろいのスペシャルも作成されるが、やはり劇場版を髣髴とさせるオチに驚愕。「また井上か」と言わしめた。
関係ないがBSの石ノ森章太郎特集で平成ライダーから龍騎スペシャルをチョイスした担当者は何考えてるんだ。アレは単独で見てもリアルタイムで見てもどうしようもない、ただ13ライダーが出てるというだけのどうしようもない短編じゃないか。宮内洋じゃなくてもコメントしづらいだろう。
あと公式サイトの13人ライダーは現在も埋まっていない。

2003年、555。今度は全話井上。
あんまり見てないんだ…
カイザになると死ぬのに、最初に出てきたときの中の人は誰だったんだという疑問が残ってたような。

2004年、ブレイド。
日笠Pに交代。脚本も平成ライダー初参加の今井詔二をシリーズ構成に起用、新体制で製作される。
まず尖った頭が衝撃的。中にストレッチマンが入っている、いや尖角が入っている、と余計な議論を生じる。
おまけに主演俳優がオンドゥル星人であったことから謎のムーブメントが発生、一話で壊滅するBOARD、意味不明の行動とボロボロの言動を続ける橘さん、マグネシウム、バトルファイトなどの謎用語、序盤から脚本のグダグダさが目立つ。このへんは中盤からかなり改善されるが、今井詔二はその頃に降板、メインが一部で嫌われている會川昇に交代する。…結果的に會川の脚本の評価は高かった。
この年もときどき入る井上回の評価が低い。具体的には鯛焼き屋関連のギャグ回の不条理さ、しかもそんなエピソードがギャレンJフォーム最初で最後の活躍、原子力バイクにガソリンを入れる橘さん、というかどこでティターンと入れ替わってたんだ、とか。
例年通り、劇場版がやはり本編とつながらない。また井上かと話題になる。
ついでに主演俳優がホモビデオに出演していた疑惑。どうでもいいがセイザーXでも似たような話があったそうな。
商業的にもふるわず、この番組は平成仮面ライダーを絶滅寸前においやった。

2005年、響鬼。
クウガ以来となる高寺Pを起用。
当初は「音撃ライダー」等の別名称の戦士だったらしいが、結局仮面ライダーで行くことに。
またも異質なデザインで「平成のアマゾン」などと称するが、実は前年のブレイドも「555がXだから剣はアマゾン、頭が尖ってるから」などと言われていたのは無かったことにされている。
主演にイケメン起用をやめて、既に実績のある細川茂樹。
ロケ地等の予算配分や製作スケジュールにかなりの難があり、主に高寺の責任が大きいと言われている。
アームドセイバーの登場は高寺時代から決まっていたものだが、少なくとも番組開始からあったものではなさそう。
明日夢は当初はすぐに弟子入りする予定だったらしい。
音撃鼓が玩具的に全然ダメだったのは高寺一人の責任じゃないかもしれない。
劇場版が高寺でなく白倉だったのは、劇場版の企画が上がった段階で決まったこと。その後テレビも白倉に交代したことについては本人も乗り気でないような発言をしている。
路線変更後は井上起用であからさまに基本設定が崩れる。いきなり世界観を覆す桐矢京介の登場、突然のスーパー童子への切り替え。童子役の人がかなり不満を漏らしていたという。京介の人も自分が嫌われていることをよく知っていたようで、いろいろ不安な言動だった。
最終話の脚本はそうとう評判が悪かったらしく、現場でかなり直されたらしい。
高寺はその後東映を退社、主な理由は不明だがこの番組は確実に関係していると思われている。

2006年、カブト。
ほとんど見てない。
これも白倉P。シリーズ構成は米村正二だが井上敏樹と二人体制。主人公のキャラ設定に井上本人が参考にされているらしい。
見てないのだが、それでもストーリー面の評価はとても低いという印象。
ひより役の人はカブト終了後に引退してしまった。中盤に出番が減るのは既に影響が出ていたのではないかとも言われる。

2007年、電王。
「最弱ライダー」を標榜して例によって顰蹙を買う。そういう宣伝の仕方はやめろと。
白倉Pと小林靖子。井上敏樹が参加していない唯一の平成ライダー。
イマジンがどういう理由で動き始めたのか最後までよくわからなかった。
第2のライダーのゼロノスに、桐矢京介を演じた中村優一の起用が話題に。今回は特に嫌われることはなかった。…京介でひどい目にあったぶんを挽回させてやろうという製作側の思惑もあったんじゃないだろうか。
ハナさん役の人が精神的な不調で途中降板してしまう。前年に続いて何かあったのではと思わせてしまう。ハナの年齢をズラす設定の導入でカバーすることになる。

2008年、キバ。
白倉Pが外れる。武部Pがメイン。
脚本は今度も井上。
20年前と現代を行き来する理由がいまいちつかめない。
どうしよう、録画しっぱなしで見てない。

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