「おおしたさん」のブログです

2005年6月に始めたこのブログ、鍼灸院をやってた頃のことを含め、今も気ままに書いています。

とにかくいっぱい抱きしめる!

2023年02月06日 | 子育て
自慢のお嫁ちゃん😉 

今の椅子だとテーブルに孫ちゃんの足が入らないので、今度はテーブルを作ったって!(^^)!

なんでも手作りすごすぎるぅ!


人間は2足歩行で立位を保持しなければならないため骨盤の穴が狭くなった。一方脳の発達により胎児にして頭がとても大きい。小さい骨盤から大きな頭を出さなければいけないため、哺乳類にはあるまじき早い時期に産まれなければならなかった。本来ならば少なくともあと半年はお腹の中にいなければいけないのにである。なので少なくとも生まれて数か月は胎内にいるような感じの環境を作る必要があり、乳幼児期は「触れる」ことが大切になる。

「触れる」ことでストレスが緩和されるとか、正常な発育を促す上で非常に重要な役割を担っているとか、そんなことが昨今の研究でも明らかになっている。古の母親はそれを感覚で知っていたので、洋の東西を問わず子どもを肌身離さず抱っこしてきた。

母親が常に一緒にいることで、誰かが自分の事を絶対に守ってくれるといった安心感が生まれる。いつも傍にいることで「共感」する力が芽生え、愛を育む。

その愛情の根が育たないまま外に放り出されれば、「敵意」や「反抗」が育ってしまう。誰も愛してくれないといった不安の中で生きていかなければいけないので、意味無く「キレル」子どもになる可能性も高くなる。

先日70 代の患者さんと疳の虫の話しをした。二人の母親であり、ご兄弟ともとても素敵な方だ。兄弟仲も親子の仲もとっても良く、この方の子育ては自分の子育ての参考にさせてもらっていた。この方曰く「子どもに何か問題を感じたら、3日だけでいいから赤ちゃんと片時も離れずにいてごらんなさい。それで落ち着かなければ、何か問題があると思っていい」と。多分これは真理だと思う。触れ続けることだけで、子どもが変わることは多々あるのだから。

とにかく子どもに触れ続ける。触れ続けるだけで子どもは育つ。触れ続けることで心の根がしっかりと張る。面倒臭いと思わずとにかく触れさえすれば、そうそう道を外れるようなことはない。

私には3人の姉がおり、5人の甥姪がいる。甥姪皆30歳少し越えたくらいだが、全員が20歳代で結婚し子どもを育てている。この5人の事が小さい時から大好きで、うちの子たちも甥姪のように育ったらといつも思っていた。だから姉の子育ては大いに参考にさせてもらった。その子育ては十二分に触れるもの。その子育ては私にとって当たり前だが、当たり前ではない人も結構な数いるのでこの話をさせてもらった。

昔は家事も仕事も子どもを抱っこやおんぶをして生活いていた。親子の距離、特に母親との距離はとても近かった。海外の育児法もいいかもしれないが、明治初期に生物学を教えるために来日したモースも驚いた日本の子育てをもう一度見直しても良いのかもしれない。


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