「おおしたさん」のブログです

2005年6月に始めたこのブログ、鍼灸院をやってた頃のことを含め、今も気ままに書いています。

質問する力

2023年12月22日 | 考えていることとか思っていることとか

「質問力って何?」「質問力はどうやって高めるの?」といった疑問を抱えていませんか?
質問力とは、対話する相手に対して的確な質問を投げかけて事実を理解したり、信頼関係を構築したりできる能力のことです。
今回は、質問力とは何か、質問の種類、身につけるメリットや鍛え方について解説します。
この記事を参考に質問力を高めれば、状況や目的に合わせて的確な問いかけができるようになるでしょう。

最近めっきり少なくなったが、以前は毎月2回以上、何某かの勉強会に参加していた。だいたいの勉強会で質問がなされるわけだが、すでに本に書いてあることを衆人環視のもと平気で質問をする輩はどの場にも必ずいた。ちょっと調べたらわかることを、何故に羞恥心もなくこの場で聞けるのか、その逞しさのほどを思い出せる人は何人もいる。

良い質問ができる人、質問力とでもいうのだろうか。ネット上位のページからの引用だが「相手の意図や状況を把握し、会話を広げたり、疑問を解消したりするために質問を投げかける力です。」とあった。もう少し深く聞いてみたいことを場の流れを遮らずに質問できる人や、そこから上手に話を広げる人がそうなのだろう。そういう人は総じて人間力もある感じがする。

そういえば外国の鍼灸師が集う勉強会に何度か参加したことがある。質問は活発なのだが、的外れな質問、本を読めばわかるような質問、もちろん素敵な質問もそれなりにあったが、稚拙な質問も少なくなかった。なんでも質問すればよいとでも思っているのだろう、なんでもいいから自分の意見を述べるようにしつけられてきたのだろう、質問力の無い自分が言うのもあれだが、外人の質問を通じて、自らの質問は大いに気を付けなければと思った次第だ。

話はかわるが、英語について、ネイティブの発音にどう近づけるかが大切だと言われる。YouTubeでも発音を説く動画が沢山あるし、私も大いに参考にしている。確かに自らが発音できるようになれば、聞き取りもしやすいのは確か。そしてネイティブに近い発音ができる錯覚は、英語学習にも身が入る。だが、そこにのみ気を取られるのもどうかとは思う。実際発音が流暢でも質問力というか、話の内容が稚拙であれば、発音のよいアジア人がしょうもない話をしていると、黄色人種という差別される側として、世のネイティブから明らかに敬遠される。以前小さい時からアメリカに暮らす日本人が、外国での交渉時はあえて日本語なまりで交渉すると言っていたが、確かに英語をできない風を装った方が、相手はこちらを小ばかにしつつも丁寧に接してくれる。そして拙く装った英語での一所懸命さに加えて言葉の中に適当に相手の心に響く言葉を散りばめることにより、はるかに相手の心を鷲掴みにするとのこと。場によってはそういうテクニックもありかもしれない。

綺麗な発音でも内容が伴わなければ実に下らない。発音も文法も話の内容すらもおぼつかない私の僻みも多分にあるが、とにもかくにも内容を鍛える努力は怠らないようこれからも気を付けていきたい。


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