遥か彼方へ

行きかう年は旅人なり
いずれの年よりか、片雲の風に誘われ漂泊の思いやまず
我、前だけを見据え最期まで走らむ

志賀高原横手山・熊の湯スキー場で

2024年03月20日 | スキー旅

横手山頂上のクランペットカフェで。窓外がビューテラス。

 

~・~・~・~

 

3月16日(土)

▲ 前日泊をした上信越道・松代SAでの朝

もちろん晴天で。

 

志賀高原・横手山の駐車場には9時頃到着。

山道は基本ドライで、走行は何の問題もなかった。

▲ 駐車場入り口でいったん停止。

おもむろに、道路を横切って駐車場に入ろうとしたら、

クルマが前に進まない? あれっ??

ギアをドライブからセカンド、ローに切り替えても動かない!!

ギアが壊れたのでは?? バックを入れるとバックはする。もう一度前進ギアを、ギュンギュンギュンと音がする!

やっと分かった。駆動後輪がギュンギュンと空転しているのだ!!

えっ、こんな平坦なとこで空転するとは!!

アイスバーンになっているのだ、これは!

後ろからクルマが来ないことを確認して、少しクルマを横に向けるようにバックして、再発進すると

どうにか前進して、駐車場に入れた。


駐車停止してから、空転した道路箇所を確認しにいくと

 

▲ 薄っすらと、道が凍結している。無凍結の表面とは目視では見分けられない。

 

 

▲ 薄く、しかし確実に凍結している。いわゆるアイスバーン状態に。

凍結箇所は2mほどに過ぎないが、そこで停止をすると、次の前進始動がむずかしいのだ。

 

Harmonyが、これほど見事に空転するのは、初めてだ。スノータイヤが4年目に入ったからだろうか。

ボクは、大いに意気消沈した。こんなんじゃ、雪道は危なくて走れないな。

しかし、気を取り直して滑走用意。

▲ 第一、第二リフトを乗り継いで、頂上への第三リフトに乗ろうとしたが、強風ということで第三リフトは運行停止中だった。

この晴天だから、いずれ動くだろうが。とりあえずは、しゃーない。

 

 

▲ いつもの「志賀高原の華」とボクが呼ぶスポット。

 

 

▲ 向こうには日本アルプスの山並みが、浮かぶ。

2回ほど滑ったが、横手山頂上に上がれないのでは・・

隣りの熊の湯スキー場へ移動しよう。

 

▲ 熊の湯スキー場の上からベースを眺める

 

 

▲ 熊の湯のコース

 

 

▲ 不整地のバーン

 

 

 

▲ 一番奥の上級コース

 

一応全コースを滑って。そろそろ、横手山に戻ろうか。

 

▲ ここから左手のトラバースコースを辿れば、横手山に戻る。

 

 

▲ 昼過ぎになって、横手山頂上への第三リフトは何事も無かったように、動いていた。

 

 

▲ リフトの上から、後ろを振り返って

ピラミダス(三角錐)な笠ヶ岳が、相変らずかっこいい。

 

頂上に着いた。

▲ 雲上の宿「横手山頂ヒュッテ」

開いていた。過去2年、コロナ禍からか毎回閉まっていた。

 

早速入る。12時の昼時、レストランは満席だ。

▲ 一番壁端のカウンター席が空席だ。

「よろしいですか?」

「はい、どうぞ」

この時ほど、ヒゲを剃ってくれば良かったと思ったことはなかった(笑)。

オーダーしたのは、ボルシチセット。ウクライナ発祥の家庭料理だ。

 

▲ 飲み物はホットレモネードを選択。

ゆっくり、味わいながら食べたよ。

 

食事のあとは、頂上で隣接する

▲ 渋峠スキー場へ

 

 

▲ ここが一番標高の高いスキー場になろう。

2コースしかない、小さいスキー場だ。

もう無風で、晴天の下、気持ちの良い滑走が楽しめた。

 

渋峠での滑走のあとは、先ほどのヒュッテの対面にある

▲ クランペットカフェへ

 

 

▲ 廊下にはいつもの JR SKI SKI のキャンペーンポスターが

今年のキャッチは「雪よ 推してくれ」か。

 

カフェの屋上部にある「楽天ビューテラス」へ出る。

▲ ビューテラスからの展望が、おそらく志賀高原で一番良いのでは。

 

 

 

▲ ワイドで

展望は入りきらず。

 

日本アルプスの山並みが中央で、左端には

▲ 浅間山が見える

 

カフェ内に入って

▲ ビューテラスが覗ける

 

 

 

▲ ストーブの横で

 

クランペットと信州りんごジュースを

 

▲ このクランペット、メニューの赤いトッピングはイチゴか甘いモノと思って注文したのだが

赤いのは、サーモンだった。

マグロでなくて良かった(笑)。

 

1時間ほど休憩していて、

▲ 再び、外に出て

そろそろ、降りようか。

もう、がっついて滑る気は無い。

 

▲ 頂上付近は、さすがに雪が硬くなっていて

ゆっくりと

 

▲ 志賀高原の華のロングコースは、一気に降りた。

そして、そのまま駐車場前まで滑り下りて。

クルマで天気予報を確認。

 

▲ やはり明日の日曜日の天気は、早朝は晴れ間がのぞくが、そのあとは曇り、雪だ。明後日月曜日は、立派な雪だ。

あした以降晴れなら、焼額山・奥志賀に行く気持ちもあったが、止めた。朝のあの空転スリップを体験すると、もう雪道の志賀高原は危なく自信喪失した。

となれば、早く下山しよう。

 

 

▲ 湯田中駅前温泉・楓の湯 へ

ここのところ志賀高原から下りてくると、毎回この温泉だ。300円だからな。

停めて、じゃあ行こうか。財布は・・財布・・が無い!!

小財布は、スキーウエアの胸ポケットに入れているのだが入ってない、さもなくば棚の所定の位置にも・・置いてない。どこへいったのだ?!・・・

滑走中に落としたのか?!

小金はともかく、あの小財布にはシニア証明のための自動車運転免許証が入っているのだ

最後に財布を出したのはクランペットカフェだ。カフェに電話をする。しかし午後4時半で、もうノーアンサー。次は、横手山リゾートに電話する。Mさんが丁寧に聞いてくれて、今落とし物の届は来てはいないが、明日クランペットカフェにも聞いてみます、そしてその結果を旅人さんにご連絡します。

「お、お願いします!」

免許証は警察に再発行を依頼すればいいのだが、新たな免許証を手に入れるまで相当期間、ボクは家から出れない。そんなのは地獄だ。

家内にも電話して、遺失物の連絡が警察からあるかもしれないので。と、騒ぎまくって、風呂は入らないと。ちょっと日焼け止めクリームを洗い流しただけで、電話連絡が入るかもしれないので、直ぐ出てきた。

 

風呂から戻って、衣類をかたずけはじめたら、前ソファー席の端に、青い薄い小財布、、あ、アッター!!

スキー場を急いで下りたので、財布をテーブルにおいたままで、その財布は走行中にテーブルから落ちて、衣服のあいだに隠れてしまったのだろう。

家内に「あった」と連絡すると。「いい加減にしなさい」と叱られた。数年前も北海道で財布を無くした(カード入り)と騒いで、まもなくクルマの助手席の後部で見つかった。「あーた、大丈夫?」

財布が見つかって、もちろん嬉しいのだが、不要な老人性?「無い無い騒ぎ」で、また落ち込んでしまった。

 

▲ それでも、夕食は食べないと(笑)。

 

 

3月17日(日)

 

▲ 道の駅・信州やまのうち での朝。(このあと予報どうり曇ってきた)

 

 

▲ 朝食 ピッツァトースト

8時になって、横手山リゾートに電話を入れると、またMさんが応対で。見つかったことを恥ずかしながら連絡させていただきました。

 

正午ごろに自宅へ帰着。

 

▲ 満開の河津桜姫が、迎えてくれた。

 

 

 


2 コメント

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Unknown (しましま)
2024-03-20 17:58:43
前回「?」で終わったので、心配していましたので、今日のブログも「何が出てくるのか」「あ、美味しいやつか🍕(よかった)」「むむ。事件!」
ハラハラドキドキしながら読みました。

最後まで読み終え、河津桜の可憐さが沁みました✨✨
おつかれさまでした♨️

旅人さんの筆力と、写真のきれいさ。
いつもながら引き込まれます😊
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◇しましまさん、おはようございます◇ (旅人)
2024-03-21 10:09:12
ご心配おかけしたようで、すみません。
はい、美味しいやつの話しと、相変らずのアホな話しで申し訳ありません(笑)。二つの事件は、結果的には大ごとになりませんでしたが、最悪なことにはなり得ましたので、ほんと良かったと思ってます。

河津桜は、さすがに今日はもう寂しくなっていますが、初めての開花、期待どおり楽しませてくれました。来年も、です。

>いつもながら引き込まれます~
嬉しいお言葉です。これからも励みます。
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