遥か彼方へ

行きかう年は旅人なり
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森林セラピー〜山梨・西沢渓谷を巡る

2024年06月16日 | 山旅

 

6月13日 (木)

 

秩父・道の駅あらかわ での朝。

▲ まずは朝食だ。

クラブサンドとサラダで(どっちも出来合・笑)

 

出発だ。

埼玉県と山梨県の県境にある雁坂トンネル(有料720円)を越えて、直ぐの

▲ 道の駅みとみ(三富)に着いた。

さて、ここで作戦会議だ。

今日の目的は、西沢渓谷を巡ることだ。気まぐれ親父さんが6月9日に「西沢渓谷」を周った記事を書いておられた。西沢渓谷とは聞いたことがあるような、無いような所だったが、「お、面白そうだ」と出動して来たのだ。当初の天気予報は、今日より明日の方が良くて、この道の駅で一日滞在していて、明日回る予定だったが・・ 最新予想では明日は午後に雨の可能性が出てきた。

今の天気は曇り。しかし午後から陽が出そうだ。

 

▲ では、とにかく登山口近くの市営駐車場(無料)へ移動しよう。

空を眺めながら、11時になった。天気は曇りからまだ好転しないが、ぼちぼち出かけねばなるまい。全行程で4時間ぐらい要するはずだから。

 

11:24AMに駐車場を出発。多分、ボクが一番遅い出立のはずだ(笑)。日和見のボク、しょうがない。

 

▲ ⑬ネトリ大橋前のトイレ建物まで来た。

 

全行程の地図「森林セラピー基地西沢渓谷」を確認

▲ 右下の市営Pを出発⇒現在⑬ネトリ大橋。ここから反時計回りで渓谷を回って市営Pに又戻る。一番のメインは左端の⑨七ツ釜五段の滝だ。滝巡りみたいなものだ。このパンフには3時間30分の一周コースとなっている。見物・休憩で4時間はみておいたほうが良い。

 

直ぐに

▲ 右手に甲武信ヶ岳登山口が出てきた。

甲武信ヶ岳の頂上で、埼玉・長野・山梨の三県が交わる。前は長野側の川上村から登った。山梨側から登るならここからだ。

今日は左手の「←西沢渓谷」を進む。

 

 

▲ 二俣吊り橋 に

笛吹川を横切る吊り橋は、このあと何度か遭遇するが、この吊り橋が一番長かった。

 

 

▲ こんな階段を上り続ける箇所もあった。

基本的には渓谷歩きなので、登山道を登り続けるといったコースではない。YAMAPでも、ウォーキングに分類されている(笑)。

 

 

▲ ➂三重の滝に来た。

 

 

▲ コバルトブルーの滝壺

 

 

▲ どこが三重なのかよく分からないが

ここではいくつかの低い段をなして、川が流れている。

 

 

▲ 「フグ岩」の標識が有ったが

アレだろう「フグ」は。滝に引っかかっているフグ (笑)。

 

 

▲ ④「人面洞」

右側の洞状の箇所を、よくよく見ると・・

 

 

▲ 洞をズーム。

なんか人の顔みたいなのが・・浮き上がる。

えっ? 浮き上がらない?

心の眼で見なければだめだよ。

 

 

▲ ⑤「竜神の滝」

別段、面白く無くてノーコメント。

 

 

▲ ⑦「恋糸の滝」

向こうに糸状の細い滝が複数落ちている。それが、なぜ「恋糸」なのかって?!

ヤボだね。中島みゆきだよ。

 

 

▲ 渓流になってくる。

雨が降っているわけでもないのに、あたりは細かい水しぶきで濡れてくる。

 

 

▲ ⑧「母胎淵」

ここに流れ込んだ水流が、正面の洞的な淵を造ったのだろうか。

 

 

▲ おお出たっ、「七つ釜五段の滝」の標識が。13:21PM

出発から2時間経っていた。

距離が思っていた以上に長くて、道に迷っていないかと不安になっていたが。良かった。

 

 

▲ 一番下の滝壺になるかな。

 

 

▲ 連続した滝の落下が望めるところまで、上がった。

滝は4段までしか、数えられないのだが・・

 

▲ 上部の滝をもう少しズームして

 

 

▲ 更にもう少し上部をズームして・・

一段足らないが(笑)、確かにこれだけ連続して落下する滝は・・ほかで見たことがない。

アッパレ!!

 

五段の滝を見終えて、更に100mほど山坂を上っていくと

▲ 西沢渓谷コースの終点地 まで到達した。13:50PM

ここからは左手の「西沢渓谷遊歩道」を下りていくことになる。(登山入口まで85分か)

遊歩道を下りる前に

右手の休憩場所に寄る。

 

▲ 右手に休憩ベンチが設置してあった。

 

 

▲ さあ、ヒルメシにしようぜ。

 

 

▲ きのう調達したニギリメシ3個はつぶれていたが。

食べれば違いはない。

 

 

▲ 鳥観図があった。

反時計回りで、右手から上がってきてトップの「現在地」に。

ここから、左手の「旧森林軌道」なるものを、延々と下っていく。

さあ、出発。

 

 

▲ 下りの「旧森林軌道」はこんな調子で。

上りの渓谷歩きは、岩があったり階段があったりの山道だったが、下りは細い林道だ。

ここは材木を積んだトロッコが馬に引かれて走っていた。昭和8年から昭和43年まで。2カ所ほど「○○ちゃんころばし」という標識箇所があった。馬もろとも○○さんが谷に落ちた箇所だ。おおこわ。この写真では軌道が二つ残っているが、ほとんどの軌道では外側のレールが残っていない。軌道を止めたあと、道自体がレールとともに崩落しているからだ。おおこわ。昔の人はたいへんだった。

 

 

▲ 大展望台と名付けられた所まで下りてきた。

左から、鶏冠山、木賊山、破風山、雁坂嶺、水晶山etc 。甲武信ヶ岳はあの山並みの裏だ。

とにかく、とっとと下りてきたが。若い娘(こ)がジジイには目もくれず、走って下りていった (笑)。トレイルランニング。

 

 

▲ 戻ってきたよ。

 

 

▲ Harmony ちゃん。15:24PM

ループ橋の向こうに見えるのは、鶏冠山(とさかやま)2115m。

4時間のウオーキング・・ていうより山行になった。

 

さすがに、珈琲ブレイクをいれて。

 

▲ 気付けのスタバフレンチロースト。

ウメぼしのはいったゼリーで。

 

活動データ

ウオーキング分類と言ったって、累積標高差が800mあるのだから、山登りだな。

下りでスピードアップしたから3時台で戻ってこれた。熊は出ないのだろうが、他の山行者にも殆ど出会わないのだから、4時以降は回避したい。

 

3D画面

この画では、上から下に周回したが、こんな長い渓谷歩きは初めてだった。

 

休憩のあと出発!

 

▲ みとみ笛吹き笛の湯 に立ち寄る。

道すがらに位置していて、助かる。

 

 

▲ 今晩のお泊りは、山梨県の道の駅・花かげの郷まきおか(牧丘)だ。

 

 

▲ 今晩のディナーは、塩味焼きそばと豆腐セットだ。

いつもソース焼きそばだったが、塩味にしてみたら、これがけっこう乙な味で驚いた。(これが小さな幸せというもんだ笑)

今日は森林セラピーもいっぱい受けたし、よく寝れるだろう。