遥か彼方へ

行きかう年は旅人なり
いずれの年よりか、片雲の風に誘われ漂泊の思いやまず
我、前だけを見据え最期まで走らむ

法務局へ行く

2021年11月30日 | 日々の思い

生まれて初めて法務局へ行った。

難民申請に・・・行ったわけではない。

 

自宅に設定された根抵当権抹消手続きに行っただけだが。

30年以上前に銀行の借入用カード契約に設定された根抵当権。初めの数年はチョコチョコと使ったが、あとは使わなかった。そのあとも、万が一のため解約せずにずっと放置しておいた。幸い不要だったし、もはや今から借入しても返せない(笑)。むしろ、私がポックリ逝った場合は相続人の抹消手間がたいへんだ。

で、年初の身辺整理目標の一つに抹消手続きを挙げていた。コロナの蔓延で都心の銀行にでかけるのを当初躊躇していたが、実際のカード借入解約処理は郵送だけで終わり、根抵当権抹消手続き書類も自宅に送られてきた。

抹消手続きを銀行出入りの司法書士さんに依頼しようかと思っていたが、銀行に尋ねてみると代行報酬に1~2万円かかりますよと言われ、かつ皆さん自分でやるようなニュアンスだったし、ご丁寧に該当の地方法務局の案内HP写しまで送ってくれた。ありがとうございます。○○銀行の○○さん。

 

地方法務局へ午後出向く。

早口で喋る受付担当嬢から抵当権抹消の「登記申請書」を記入解説書とともに渡された。個人がやる登記手続きの基本は事前予約制で、案内相談を受けて申請書を作成するようだ。ただそれは相続登記等のややこしい場合のようだ。私のような単純な登記は、その場で記入解説書を見ながらで確かに自分でできた。

そのあと、抹消申請にかかる印紙代(該当1筆あたり1000円。私は3筆3000円)、後日郵送されてくる「登記完了証」の郵送切手代414円を貼った返信用封筒と一緒に提出し、受領された。抹消後の登記簿も欲しいともう一人の受付担当嬢に言ったら、このお嬢さんはえらく愛想よく教えてくれて、それは別途申請が必要で、1筆当たり600円で、3筆で1800円。その郵送切手代140円。で、別の受付に申請書を提出、受領された。 実費総計5,354円。

窓口2カ所、印紙・切手売り場を行ったりきたりして、全部終わるのに1時間ほど要した。午後3時台のこの日、フロアーには数人の申請者しかいなくて待ち時間はほぼ無し。午前中はもっと申請者がいるとかで、その場合は2倍の時間を要しただろう。これを司法書士さんに代行依頼したら1~2万円か・・。プロの交通費・時間代としたら致し方ないだろう。私? 年金爺さんで時間はいっぱいある。やはり、自分で出向くべきだろう。

 

さあ、これで長いあいだ懸案だった2案件を全部終えた。 しかも師走前に。あとは、墓探しだな (笑)。ま、それはまだいいか・・。