さようなら、58654号機。JR人吉駅構内にて半動態保存へ！

JR九州が長らく蒸気機関車の動態保存用として走らせてきた58654号機。

来る3月24日（日曜日）限りで完全に引退します。車齢は何と100歳！！

ハチロクとして、旅客列車牽引に務め、もともとは長崎本線や鹿児島本線、日豊本線にて急行列車を担当。因みに、その縁もあったのか、JR九州発足後は、あの長与ルートをお披露目運行したことがありましたね。うん。

この機関車。何と大正末期には一時、名古屋機関区に貸し出されて、東海道本線や関西本線でも活躍していたらしい。

昭和以降は再び九州に戻り、香月線や室木線でも客車列車を担当。盲腸線なので、仮に今でも健在だったら819系“デンチャ”の恰好な舞台になっていたことだろうね。

そして終の棲家は湯前線。貨物列車を担当していました。

こうした経緯から、人吉市はJR人吉駅構内にて引退後は展示し、空気圧縮にて動かせるようにしたいとも。

熊本日日新聞の報道より。

肥薩線は八代〜吉松が相変わらず被災不通。JR九州は赤字を理由に復旧を渋りがちとか。あのYC1系導入どころか、下手すれば廃線か、くま川鉄道の辺りに移管も？？　心配ですね。

あの八代亜紀さんも、きっと、健在なうちに肥薩線の復旧を見届けたかったのでは？