銀河夢急行

公共交通の話題を中心に、幅広く取り上げます。
都合により無予告で投稿を休止することもありますが、宜しくお願い致します。

弘南鉄道大鰐線、JR津軽線末端区間の存続危うし……

2024年02月29日 15時59分53秒 | 鉄軌道
ここのところ地方ローカル線の存廃問題が全国的に広がりつつありますね。
その中でも特に青森県内での弘南鉄道大鰐線、そしてJR津軽線・蟹田〜三厩は存続がかなりヤバいようだ。
弘南鉄道の中でも大鰐線・中央弘前〜大鰐は、最近でも現場の管理不行き届きと思われる脱線事故が相次いでいますね。先日でも弘前市議会にて問題にされたらしく、弘南鉄道はこの際、大鰐線は廃止してバスなどに転換すべきとか、むしろ弘南線・弘前〜黒石だけにすべきとかいう声がとみに高まっています。
よくよく見れば、大鰐線と弘南線は線路も繋がっていないみたいで、且つJR奥羽本線の弘前〜大鰐温泉はまるっきり並行!!
また、あの静岡鉄道みたいに沿線人口が多いならばまだしも、そうでもなさそうだ。
冷たい言い方だが大鰐線は廃止して、むしろ弘南線にあのA3000形のような純新車を導入した方が良さそうな気がしますね。弘南線はかつての国鉄黒石線の代替も兼ねていますから、今でも重要な路線。うん。ゆくゆくは架線はともかく、線路だけをJR奥羽本線に繋げて電気式気動車にて新青森駅まで直通させる手もあろう。
なお弘南鉄道はもともと架線電圧が直流600ボルトでしたが、後に750ボルトに。1961年には1500ボルトになり、現在に至ります。
さらにJR東日本では、いつまでたっても復旧見込みがない津軽線・蟹田〜三厩をやはり、どうしても廃止したいらしい。但し、蟹田〜中小国は長距離貨物列車も走る交流電化区間。いっそのこと中小国駅周辺を再整備して乗り継ぎ連絡のためのバスターミナルを設けたらどうか?

JR東日本の水素ハイブリッド車両“ひばり”の実用化試験は来春まで。結果も上々とか!!

2024年02月29日 11時24分46秒 | 鉄軌道
JR東日本は、ここ暫くは鶴見線末端区間にて次世代省エネ燃料電池ハイブリッド電車のFV-E991系“ひばり”を使い、実用化試験運行を重ねてきました。
このほど概ねの目処が立ったものとして、来春(2025年3月頃)までには全面的に試運転を終了の方針。2030年頃には実用化を達成させるとか。
鶴見線や南武線ではなく、むしろ非電化の地方ローカル線に投入して、ディーゼルカーを順次、淘汰させると言っています。
この電車はパンタグラフは無いが、取り付けスペースは一応、確保されています。バイモード車両に改造も可能か。
1M1Т編成で主電動機は95キロワット☓4。最高運転時速は100キロです。
1回の水素ガス充填で約140キロは走れますが、JR東日本では何とか2倍か3倍の距離を走れるようにはしたいとも。
JR東海などに、どのように影響を与えるのかな?
取り急ぎ報告まで。
私自身は既電化区間でも架線維持費抑制のために中央東線・塩尻〜辰野、越後線・柏崎〜吉田、弥彦線の辺りとか、八高線・高崎〜高麗川などにどうか?とも思うのだが。

JR東日本、狭軌用の719系を総て解体……残るは標準軌用だけに。

2024年02月29日 10時35分17秒 | 鉄軌道
JR東日本は発足直後に新造した交流電化区間専用の近郊型電車、719系のうち、このほど狭軌用の編成を総て解体したとか。
最後に残っていたのはイベント用の“フルーティア”。晩年は磐越西線の郡山〜喜多方にて運行されていましたね。
しかしながら、会津若松〜喜多方は既に電化での営業を取りやめています。
これにより、残るは標準軌用の5000番代だけに。
奥羽本線こと山形線・福島〜新庄にて運行されています。
ワンマン改造されていますが、701系5500番代とは併結運用出来ないようで、単独運行とか。
主には福島〜米沢にて細々と最期の活躍中です。
取り急ぎ報告まで。
今のところは、まだ標準軌用のE721系5000番代?の開発の噂は出ていないようだが。うん。

左右開閉式ホームドアが適合しそうな車種、そうでない車種……名鉄電車

2024年02月27日 16時20分24秒 | 鉄軌道
この2年ほどの間に大都市の私鉄やJR在来線の主要駅構内では急速にホームドアの普及が進みましたね。
しかしながら、近鉄や名鉄では古くから多彩な車種を伝統的に有しており、なかなか思うに任せません。
近鉄は既に複数ロープ昇降式の本格採用に踏み切ったのかも。
名鉄はまだ最終的な結論が出ていないようだ。
そこで、仮に左右開閉式ホームドアを幅広型、一般型を交ぜて採用した場合、現有車種でどの形式車両が即応し、またその逆の車種は如何に??
私自身が思うには、車側部の左右対称割り付けとみられる6500系以降の全通勤型はまず何とかなろう。
6000系はそうでもなさそうで、難しいかもしれませんね。
また特急型については、一般車両は何とかなりそうだが、特別車はかなり微妙だ。中でも展望席付きのク1000、ク1100形はまず無理ではなかろうか? そうみていますが。うん。
そのため、最近ではかの匿名掲示板にてN-QUALIS準拠のステンレス車体の新形式電車のデビューに期待が寄せられています。デビューはやはり2030年頃かな。あるいは量産先行編成が数年内に現れるのかな?
これからの注目点には違いなかろう。


今後も、まだまだ路線バスのLED方向幕は白単色型が主流??

2024年02月27日 16時03分51秒 | 交通一般
昨年の今頃辺りまでは名古屋市営バスもフルカラーLED方向幕を本格採用すべきだと、本ブログにしつこく投稿していた時分かと思います。
私自身もあの白単色型はすべてフルカラー表示可能だろうと長らく勘違いをしていたことが大きな背景ですわ。(苦笑)
しかしながら、よくよく調べてみれば、フルカラーLED方向幕を早々と採用できた事業者は都営バス、横浜市営バス、名鉄バス、岐阜バス(ごく一部の車両だけ)、JRバスグループ、北鉄バス、しずてつジャストライン………ぐらいか。やはり現実はかなり厳しいね。
QUONさん主宰のブログでは西宮地区にごく最近に配備された阪神バスの真新しいエルガ型がアップロードされていますね。
こちらも、やはり白単色型。但し側面はフルドット表示です。
いろいろな経路が詳しく表示出来るという魅力はありますが、矢印部分まで青白く光り、何だか夜間は眩しさを禁じ得ません。こうして考えれば、まあ、名古屋市交通局は無難な選択をしたのかもしれませんね。
青い帯と白文字は意外に良く似合いそうだ。
またエルガ型ということで、名古屋市営バスの次期新車が仮に、いすゞ自動車への発注になった場合の姿を暗示しています。






名鉄3780系や7300系の思い出話……豊橋鉄道渥美線にもいた7300系。

2024年02月25日 19時25分50秒 | 鉄軌道
名鉄は1960年代後半から70年代前半にかけて、当時のオンボロ電車ことAL車やHL車を支線区から追放すべく、多彩な新型車を日車名古屋にて造らせていましたね。
その代表格は何と言っても冷房車の3780系と7300系。
いずれも転換クロスシートが主体でしたが、2両組成で造らせ、支線直通一般特急(主に津島方面〜碧南、蒲郡方面)に投入していたものでした。
しかしながら、走行機器はオンボロ電車からの流用で、乗り心地はかなり悪かったですね。
特に台車はイコライザー式の軸バネ型で、みるみるうちに車体の傷みも悪化。最期はそりゃあ惨めなものでしたよ。
今にして思えば、名鉄が一番ケチでセコい方針を頑なにも取り続けて平気な時代でしたね。当時の社長もかなりワンマン経営でしたし。うん。
あの7300系をまねてか、東武鉄道でも78系の走行機器を流用した5050系が出ましたね。
その当時から今のような6000系や3300系のような高性能通勤車を導入すべきだという声もありましたが、あの社長はそれを一蹴していたものでした。
今の若手乗務員や経営陣らが見れば、恐らく目を背けるであろうね。きっと。
パノラマカー並みの車体を載せた7300系。ミュージックホーンも付いてはいましたが、台車はイコライザー型で、中でも7310Fは最悪の乗り心地でした。
76年頃にはコイルバネ台車(FS-36型)を新造し、ある程度までは何とか改善したが。この7300系は増備の予定でしたが、結局は7700系の新造に変更しています。
その後、75年度では戦後初の片側3扉全面ロングシート車が冷房搭載にて16両造られることが決まっていましたね。これも実はAL車のモ800、830、850形の車体更新計画でした。しかしながら、資金難から3880系12両の購入に変更。その時に7000系の中間車、モ7100番代が12両デビューしています。
さて、97年7月には豊鉄渥美線の昇圧で全車が転出したものの、僅か2年で廃車になり、現在に至ります。
3780系はラッシュ対策も考慮したなかなかの意欲作でしたが、種車は木造のHL車とか。性能は7300系よりもかなり悪く、今にして思えば残念ですね。
あれから約半世紀。もはや、こんないい加減な新型電車は地方中小私鉄でも通用しまい。静岡鉄道A3000形や伊予鉄道800形などが、ぜひとも、その手本になることを祈ってやみません。
もしかしたら、A3000形の直流1500ボルト対応版がこれからの標準型にはなるのかもしれません。
車体幅は2740〜2744ミリ、全車長は18000ミリ、連結面間距離は片側250ミリを想定し、片側3扉のステンレス車をイメージしますが。これからの地方中小電鉄線向けとして。うん。名鉄よりも僅かには短めだが。


静岡鉄道、A3012編成が就役!!1008編成は6月末日にて引退。

2024年02月25日 10時52分07秒 | 鉄軌道
静岡鉄道(新静岡〜新清水)ではこのほど、2016年から投入を続けてきた新型電車、A3000形の最終編成になるA3012Fを先日から営業運用入り。これで従来の1000形は1008Fについても予備編成となり、来る6月30日限りで引退させると発表しました。
これまでの廃車編成は殆どが熊本電鉄やえちぜん鉄道に譲渡されていますね。
A3000形は1000形の約半分の電力量で走れます。
車幅は2740ミリ、車長は18000ミリと都営地下鉄浅草線の5500系や京成電鉄の3000系と殆ど変わりません。一見、小ぢんまりとは見えましたが。それでも、今の豊橋鉄道渥美線の1800系並みとか。
線路規格は狭軌で架線電圧は直流600ボルトと豊橋市内線並みですが、最高運転時速は70〜90キロの性能です。
以前の1000形は1973年から85年まで造られたものですが、今なお古さを感じさせませんね。
これらは総合車両製作所で製作。車体のスケールからは北陸鉄道石川線とか、軌間や電圧は異なるものの高松琴平電鉄にも向いていそうな設計。渥美線にはちょいとばつかり小ぶりかもしれないが。うん。
この静岡鉄道もかつては1500ボルト化が検討されたこともあると聞きますが。
取り急ぎ報告まで。
・追伸………因みに、近隣の遠州鉄道西鹿島線の1000〜3000形の車体は鋼製で日車豊川にて造られましたね。こちらは車幅2730ミリで車長は19000ミリ。ブレーキもMBS-Aと名鉄3500系に先駆けてデビューしています。架線電圧は直流750ボルトながらも軽快な走りっぷり!!
今後は恐らく、こちらもステンレス製になりそう。日車もこのスケールで地方中小電鉄に売り込んだらどうか? コストダウンに成功すれば、きっとヒットするし、豊鉄渥美線の新車にも使えそうだが。うん。

名鉄本線系主要駅へのホームドア設営。今のままでも有力解決法あり???

2024年02月23日 16時21分46秒 | 鉄軌道
某匿名掲示板を何気なく見ていたら、名鉄本線系の主要駅へのホームドア取り付けに当たり、一つの問題解決策案が投稿されていたので、ご紹介しますね。
これによれば、今の2200系や2000系の特別車の扉位置を特にわざわざ変えなくても良いのでは??とか。
豊橋寄りから岐阜寄りへ、ワイド、普通、ワイド、普通………のホームドアを付ければ、何とかなるかもしれない………とも。
但し、1200系の特にパノラマ席部分はそれでも駄目らしい。そのため2030年頃に1200系が全廃されねば無理とも。
それまでは、せいぜい、名鉄名古屋駅や金山駅、瀬戸線、豊田線だけしかホームドアは付けられない??
取り急ぎ報告まで。