感性のままに。

平凡な主婦の独り言です。

才能を伸ばす教育

2009-06-11 20:32:28 | 日記
全盲のピアニスト辻井伸行さんが国際ピアノコンクールで優勝したのは、皆さんよく御存知でしょう。

このコンクールで優勝したのは、日本人として初めてのこととか。

しかも、最難関と言われるコンクールだそうです。

私も今回の快挙で初めて彼の演奏を聞きました。

私はピアノのことも音楽のことも全くわかりませんが、彼が一番素晴らしいと思ったのは、とても楽しそうに演奏しているところです。

演奏している体や表情から、「ピアノが大好き!音楽が大好き!演奏しているときが一番幸せ!」と溢れ出ていたように感じました。

彼がそんな風にピアノを演奏できるのは、家庭環境が影響しているのではないでしょうか?

幸運なことに、彼のお父さんは医師でお母さんは元アナウンサーと言う比較的裕福な家庭です。

そして、それよりももっと大事なのはご両親の愛情だと思います。

彼の才能を見つけ、愛情深く育てて来た教育こそが彼の演奏の全てではないでしょうか?

彼の演奏と言動を見ると、その真っ直ぐで明るい性格をも感じます。

才能・家庭環境・努力・性格、それら全てが結集して彼のピアノ演奏を築いているんですね。

以前、違うサイトのブログで「アウトサイダーアート」について書いたことがあるんですが、何か障害のある人には優れた才能を持っている人が多くいます。

多くの障害者の人達は、素晴らしい才能を持ちながら誰にもそれを見出されないままでいます。

そのことに親や教師が気づいて、伸ばす教育をすることができたなら、もっと素晴らしい芸術家が沢山生まれるのではないでしょうか?

障害者に限らず、才能を開花させることなく終わってしまう人達は多くいるかもしれません。

そう言う私も、二人の息子の才能を見つけて伸ばす教育をしてこなかったと、大いに反省します。

全て、子供に対する愛情が基本なんでしょうね。

返す返すも、我が子育てを反省です。

もしかしたら、我が息子にも凄い才能が隠れていたかもしれないのに~!

見つけ出してあげられなくてゴメンね。





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24 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
西南の風さんへ (りっひー)
2009-06-13 23:54:02
全てが揃った人にだけ、才能が開花するんですね。
彼の頭の中で音楽はどんなイメージとして見えているんでしょうね。ご両親の顔は優しいのでしょうね。
果たして私は息子達にそんなことを言ってもらえるでしょうか?全く自信がありません。
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キットさんへ (りっひー)
2009-06-13 23:49:55
そうそう、「サバン症候群」でした。以前に記事にしたくせに、その言葉が思いだせませんでした。
音楽の原点は上手く弾くことや感動を与えるために弾くのではなく、「楽しく」と言うことなんでしょうね。演奏者が心から楽しんで演奏すれば、それが聞き手には心地いいと言うことを証明してもらったのかもしれません。
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すばらしい (西南の風)
2009-06-13 22:57:45
私も音楽の事はまったくわかりませんが
才能を見出した親さんも、教えた先生も
そして開花させた本人も素晴らしいです。

「もし目が見えるとしたら?」の質問があったようですが
それに対して「両親の顔を見たい。海とか花火とかも見てみたい。でも、今は心の目で見られるので十分満足しています」
これも素晴らしいですね!

このログを書いた方もすばらしい!
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Unknown (キット)
2009-06-13 22:06:06
こんばんわ、
サバン症候群の人で一部見られますよね。
自分も音楽をかじった身分ですが、やっていると、音楽を楽しむ感覚から如何に正確に演奏する・コンクールで良い得点を取る。この辺りに重点が置かれてしまっていたと思っています。原点回帰が必要かも。
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桃さんへ (りっひー)
2009-06-13 20:53:55
私も何か楽器が弾けたらいいなと時々思います。今からでも大丈夫かな?ボケ防止になりますかね~?
辻井さんの努力は並大抵ではないと思いますが、どんな努力でも辛いと思っていないと思うんです。彼の演奏には悲壮感はまるでありませんから。そこが天才たる所以でしょうね。
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momiさんへ (りっひー)
2009-06-13 20:50:05
子育て中は生活に追われて、無事に子供を育てるだけで精一杯なところがありますよね。もっと私の心に余裕があったなら、子供の性格も違ったかもしれないなんて、日々反省してます。
もう子供が大きくなっている今では、子供の望むような将来にむけて応援するのが一番でしょう。
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Unknown (momosenpai)
2009-06-13 20:45:20
私もピアノが弾けたらと思う事が時々あります。(^^ゞ
ただ、ピアノを弾く環境が無かった。
でも、彼は凄いですよね。
眼が見える人に比べて相当なハンデがある。
かなり練習したのだと思う。
頭が下がりますね。
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Unknown (momi)
2009-06-13 18:15:57
私もこのニュースを見て、素晴らしいなぁ!って思うと同時に、自分は子どもに対して
才能までいかなくても、良い部分を見つけてあげているだろうか・・・って反省しました。
最近特に子どもの考えていることが分からなくて・・・これからでも遅くないって思いたいですね
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liuringさんへ (りっひー)
2009-06-13 10:40:43
点字の楽譜はページ数が半端じゃないくらいらしいので、耳で聞いて覚えるしかないのでしょうね。人間は不自由なところを補う能力があるそうなので、目の不自由な人は大抵聴力が優れているらしいです。だから、絶対音感があることは珍しいことではないでしょうが、そこから先が才能でしょう。譜面を見て自分なりのイメージを膨らませるのと、誰かの弾いた演奏で覚えるのとでは、自分なりの演奏は難しいのではないかと思います。そこで素晴らしい指導者に巡り会えたのが幸運だったのでしょう。技術的には一定のレベルまで行っても、その上に行くには感性と人間性と情熱が必要じゃないでしょうか。「ピアノを弾いているのが楽しくてしょうがない」そんな彼の気持ちが伝わって来ますからね。
多分、障害者の中にはとんでもない才能を持った人がいると思うんです。ただ、それを見つけて育ててくれる環境と財力がなくて眠っている天才がいると思うと、勿体なくてしょうがありません。
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啓ちゃんさんへ (りっひー)
2009-06-13 10:24:31
そんな産婦人科のお医者さんのお家なんて、素晴らしいです。そこが彼の性格の原点なんでしょうね。
お母さんのエッセイも凄い売れ行きらしいですよ。こらから子育てをする人のバイブル的な本になるかもしれませんね。
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また来ました。。。 (liuring)
2009-06-13 09:38:04
前に観た映画『海の上のピアニスト』を思い出しました。
主人公は客船の船倉で産まれ、生涯船上の生活でしたが。。。
いつの間にどうやって練習したのか?天才的なピアノ奏者になっていました。
これは映画でのお話しですが、いるんですね~天才児って。
伸行さんにも同じような不思議さと感嘆を覚えますね。

TVの放映で、点字楽譜もあるけど先人のCDなどを聞いて音を覚えたとのこと。
これ、並じゃけして出来ないですよ。和音や発想記号などないんですからね。
その点でも、やはり天才の域の才能を備えていると言えますし、
その上で自分の奏法や感性で弾くのだから、我々の常識的な世界以外の人種・・・
と、つい別格に位置づけてしまいます。(苦笑
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Unknown (啓ちゃん)
2009-06-12 23:24:31
すごいですよね~。親の育て方、感性の見出し方・・・どれもマッチした結果でしょうね。
おじいちゃんから産婦人科のお医者さんで、障害を持って生まれる子は何人も取り上げていて、自分の孫がそうだったときに「どこかに生まれるんだから、我が家でよかった」って思ったそうですね。そんな環境も彼を伸ばすことのできた理由のひとつかもしれないですね。


お母様が書いた本。読んで見たいです。
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せたっちさんへ (りっひー)
2009-06-12 21:37:25
いくら練習しても辛いとは思わないのが天才なのかもしれません。
うちの息子は「残念」な勘違いに関しては才能を発揮してるかもしれません。
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りんごさんへ (りっひー)
2009-06-12 21:35:14
まだ20歳とは思えぬ落ち着きですよね。でも、とっても可愛いところもあって。凄く素直で誠実な性格がうかがえます。自分の才能を100%開花させることができる人生って、幸せでしょうね。努力を辛いとは感じないから、あんな風に演奏できるんだと思います。努力でさえ幸せに感じるんでしょう。そんな育て方をしたご両親が凄いです。
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青空さんへ (りっひー)
2009-06-12 21:28:56
そうそう、特に男の子って「なんで?」「どうして?」とうるさく聞く時期ってあるのよね。全部に丁寧に答えてあげる余裕があったら、うちの息子も天才になったかなあ?子育てって難しいよね。
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浜ちゃんさんへ (りっひー)
2009-06-12 21:26:34
子供の才能を見つけることができたら嬉しいでしょうね。大抵は子供の才能よりも親自身の夢を子供に押し付けがちですね。子供が好きなことに集中できる環境を作ることが難しいです。
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miraiさんへ (りっひー)
2009-06-12 21:23:59
miraiさんの娘さんはまだこれから可能性が沢山あるから、楽しみですね。まずは娘さんの好きなことを親として精一杯応援してあげることですね。過剰な干渉や期待は気をつけないといけないでしょうが。
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liuringさんへ (りっひー)
2009-06-12 21:14:57
以前から御存知でしたか。
でも、彼のピアノに対する情熱は素晴らしいですね。何時間弾いていても疲れないようです。あまりに練習しすぎて腱鞘炎にならないか、心配してしまいます。
彼がどうして努力できたのか、それは彼の資質と性格ですかね。その子供の資質を作ったのもご両親で、性格を作ったのもご両親の育て方なんだと思います。どんなに才能があっても、それを見出して伸ばしてあげられる環境がなければ、今の彼はいなかったでしょうから。
子供って親の思うようには育たないのが普通なんですけどね。
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Unknown (せたっち)
2009-06-12 20:56:55
先生の厳しいレッスンも炎のレッスンといって楽しんでるようでしたもんね。話もしっかりしていて好感がもてますよね。りっひーさんの息子さん達もりっひーさんが気づかない所で才能を発揮してるかもしれないですよ。
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素晴らしいですね (●りんご●)
2009-06-12 20:06:31
私もこのニュースを見て嬉しくなりました。
本当に素晴らしいですよね!
まだお若いのにビックリしましたよー。
大好きなものを見つけることができ、それを見守ってこられた
ご両親の温かさをとても感じます。
才能はもちろんのこと、努力も相当されたのでしょう。
そしてそれを自信に変えていって…
自分自身への支えにもきっとなっているんだろうなーって思います。
日々努力の積み重ねなんだなぁとしみじみ。。。
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今思えば・・・ (青空)
2009-06-12 11:37:46
「なんでピアノはひくって言うの?
なんでたたくって言わないの?」
「なんで葉っぱはみんな緑色なの?」
などなど・・
「なんで」攻撃を食らわせていた長男。
天才の芽をつんでしまったのは・・私?
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浜ちゃんの才能は (浜ちゃん)
2009-06-12 11:18:39
無い(笑)

そうだ子供の才能は分からない

伸ばす方法も有るだろうが色々と
やって見ないと分からないし一般の
家庭では見つけるの難しいかな

取りあえず子供がやりたいと思ってる
のを伸ばすしか無いのかな

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磨く (mirai)
2009-06-12 08:00:27
素晴らしい快挙ですよね。
無邪気に喜びを表現している姿が、
感動的でした。
やはり、家庭環境というのも
大切なのですね。
りひりひさんのお気持ち、分かります。
私自身、娘の何を見るべきなのか・・・
私になにが出来るのか・・・
よく解らなくなります。
日々反省です・・・
まずは自分を磨くことかな、と思って、
せめてその姿を、娘に見てもらえるように
したいです。


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驚きましたね! (liuring)
2009-06-12 00:06:29
私はこの子(って言っていいのかどうか?)を取材したTV番組を何回か観て、存在は知っていました。
でもクライバーン・コンクールで優勝するとは、何たる快挙!ほんとに驚きです。
ピアノコンクールって言えばショパンコンクールが有名ですが、それに勝るとも劣らないレベル!
障害者の障害者たるが故の研ぎ澄まされた神経と才能、
そんな人を見るたびに自分が情けなくなりますね~。
いえいえ、けして才能のなさをじゃなくて、その努力を怠ったことをです。

家庭環境や愛情やガイダンスはそりゃ大事ですが、りっひーさんのお子さんに向けた言葉・・・
世の多くのお母さんたちがそうでしょ。心情としては分かりますが。
それにしてもより大事なことは、やはりご本人の努力と研鑽なのでしょうね~。
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