最近、当初のテーマである「ボトルアート」の紹介を怠っています。
何か、細かい作業をする気持ちになれないのです。
年ですかね~。
題材は決まっているんですが・・・・。
それで、面白くもないようなプライベートな内容ばかりアップしてしまって、こんなの皆さんには興味ないでしょうね。
と言うことで、お口直しに「魅惑の仏像」シリーズを。
今回は、仏像好きな私が中でも一番好きな仏像を紹介します。
いつ紹介しようか、出しどころを考えて勿体ぶってしまいました。
前の記事で紹介した●りんご●さんの奈良のお土産の「仏像の本」に、バッチリこの仏像が紹介されていたので、そこから画像を取ることに!
奈良の聖林寺の「十一面観音」です。
巡りあったのは、やはり大学生の頃の古美術研究旅行です。
確か、この仏像は聖林寺の蔵のような展示室に安置されていたかと記憶します。
その扉を開けると、暗い中にスポットライトを浴びたこの十一面観音が目に飛び込んで来ました。
その時の神々しさと言ったら!
一日中その足元で眺めていたい気持ちになったのを覚えています。
お姿全てが素晴らしいですが、特にお顔です。
整った容姿の中に、非常に厳しい表情をされています。
何物にも揺るがない自信と信条、そして決して悪を許さない強さを感じます。
何でも見透かしているかのようにこちらをご覧になっています。
そんな厳しいお顔に対して、この手です。
お顔からは想像できないような柔らかい手です。
ぷっくりとふくよかな手の甲、そして、間接がないかのような自然な曲線を持つ指。
その指先の丸みは、触らなくてもその柔らかさを感じることができるようです。
厳しいお顔と手に込められた慈悲深さ。
フェノロサがこの仏像を見て、仏像美の最高傑作だと絶賛したのも頷けます。
この仏像をもう一度見るためだけでも、奈良に行きたい私です。
そして、このような内面を持った人間が、私の理想です。
なつさんは弥勒菩薩がお好きですか。美しくて優しいお姿ですからね。是非、ご覧になってくださいね。もっと好きになると思いますよ。
こちらの仏像も、表情にチカラを
感じますね。
唇に、目がいってしまいました。
広隆寺の弥勒菩薩像が見たいなと昔から思っていたのですが、見たことがありません。
十一面観音さまも、美しいですね。
実は母も仏像が好きなので、早速この本を見せたら、時間を忘れて見ていました。そして、「こんな素敵な本をくれるなんて、凄く気の利いた人だね。」と言ってました。そこで、今度は私が母に仏像の本を選んでプレゼントしようと思ってます。
本当にありがとうございました。
お顔も良いのですが、頭が強烈でそこに目が…(笑)
お手手がお顔の表情から見ると全然違いますね。
そういう面白い、細かなところに注目するりひりひさんは、
本当に仏像がお好きなんだなぁって思いました。
お手手の写真は実物大で載っていたのですか?
仏像がお好きなら詳しいことをいろいろご存知でしょうし、
全体像だけの写真やあれこれ長い説明がついている本よりかは
写真だけがメインのものがいいかなー(←私の好みだったのです…)と
選んだのですけど、喜んでいただけたみたいで嬉しいです☆
イノシシオさん、うちの息子達の話に関心がおありなんですか?もっと書きたいことはあるんですが、なにせココは外部公開しかできないので、息子やその友達がいつ見るかわかりませんので、あまり詳しいことは書けないんですよ。ゆびとまでは内部公開にして結構書いていたんですが、ココでは気を使っています。
しなやかな曲線に丸みをおびた指先・・・。
注意して見ないと、見逃してしまいそうですね。
人を表面だけで判断してはいけないと
言われている気がします。
>プライベートな内容ばかりアップしてしまって、こんなの皆さんには興味ないでしょうね。
いえいえとんでもないです。
特に2人のお子さんの話は、自分の事も振り返るいい機会になっていますから。
この十一面観音も話の中で出てきました。(盗難されたのではないですが
表題に書いたのは・・・コラ~、この罰当たり目が!!
と言って怒っていらっしゃるようにも見えます。
自然破壊・動物虐待・薬物乱用、そして仏像盗難・・・。
なんだか人間模様が変ってきていますね。(悲しい方向ですが。