蜘蛛とカビの問題で、開催が危ぶまれた「奈良の古寺と仏像展」ですが、新潟市立美術館から新潟県立近代美術館へと場所を変えて、何とか開催されました。
私にとっては、県立美術館の方が家から近くラッキーな出来事です。
さて、この展覧会の目玉は、何と言っても「中宮寺」の国宝「菩薩半跏像」です。
この仏像は、中宮寺のご本尊ですから、そんなに長く貸し出すわけにはいかないらしく、本物が来るのはたった2週間しかありません。
それまでは「御身代わり様」と言うレプリカが展示されていたそうです。
でも、やっぱり皆思うことは、「本物が見たい!」です。
それで、本物が来てからは物凄い混みようで、連日入場規制がされる程。
平日の午後3時以降がお勧めだと聞きながら、やっぱり私は夫と一緒に今日出かけました。
やはり凄い人でした~。
観光バスでやって団体でやって来る人も多く、この美術館では始まって以来の大盛況ではなかったかと思います。
携帯で混雑具合を調べながら行ったので、入場者制限がありながらも、10分程で入場できました。
少し後になっていたら、長い行列が外まで続いて1時間待ちくらいだったことでしょう。
肝心の仏像展は、人の多さに小さな展示品は殆ど見えず、それでも人を掻き分けてようやく見えると言う状態です。
展覧会の性質から、お年寄りが多く、進みが遅いのも混雑の原因です。
最前列に並び、お連れの人と一緒に仲良くお喋りしながらいつまでも動こうとしません。
また、監視員も邪魔でした。
「一向に動かないこの人は何?」とよく見ると、監視員だったりして。
最も混雑していたのが、勿論「中宮寺」の「菩薩半跏像」の周りです。
でも、ぐるりと一周して仏像を見られるので、どの仏像よりも長くよく見えました。
光背や背中まで見られるなんて、そんなにないですからね。
確かに、どの仏像よりも綺麗で優しいお顔とお姿です。
無駄のない形は、きっと日本では一二の美しさではないでしょうか。
でも、感動と言ったら、それ程訴えるものはなかった気がします。
それは、やはりご本尊としての本来の場所にないからでしょう。
こうして綺麗にライトアップされ、見やすいように展示してあっても、本来のお寺などにあるのとでは、格段に雰囲気は違います。
仏像だけでなく、その建物全体の歴史や空気が、全体の雰囲気を作り出しているのです。
あるべき場所にあること、それが仏像の本来の姿なのですね。
視覚だけでなく、香りやヒンヤリとした空気、自然の採光等全てが人間のイマジネーションに働きかけて感動を呼ぶのです。
まるで、一瞬で歴史と言う時を越えるような錯覚も覚えます。
今回の仏像展を見て、改めて奈良に行ってお寺巡りをしたいと思いました。
私にとっては、県立美術館の方が家から近くラッキーな出来事です。
さて、この展覧会の目玉は、何と言っても「中宮寺」の国宝「菩薩半跏像」です。
この仏像は、中宮寺のご本尊ですから、そんなに長く貸し出すわけにはいかないらしく、本物が来るのはたった2週間しかありません。
それまでは「御身代わり様」と言うレプリカが展示されていたそうです。
でも、やっぱり皆思うことは、「本物が見たい!」です。
それで、本物が来てからは物凄い混みようで、連日入場規制がされる程。
平日の午後3時以降がお勧めだと聞きながら、やっぱり私は夫と一緒に今日出かけました。
やはり凄い人でした~。
観光バスでやって団体でやって来る人も多く、この美術館では始まって以来の大盛況ではなかったかと思います。
携帯で混雑具合を調べながら行ったので、入場者制限がありながらも、10分程で入場できました。
少し後になっていたら、長い行列が外まで続いて1時間待ちくらいだったことでしょう。
肝心の仏像展は、人の多さに小さな展示品は殆ど見えず、それでも人を掻き分けてようやく見えると言う状態です。
展覧会の性質から、お年寄りが多く、進みが遅いのも混雑の原因です。
最前列に並び、お連れの人と一緒に仲良くお喋りしながらいつまでも動こうとしません。
また、監視員も邪魔でした。
「一向に動かないこの人は何?」とよく見ると、監視員だったりして。
最も混雑していたのが、勿論「中宮寺」の「菩薩半跏像」の周りです。
でも、ぐるりと一周して仏像を見られるので、どの仏像よりも長くよく見えました。
光背や背中まで見られるなんて、そんなにないですからね。
確かに、どの仏像よりも綺麗で優しいお顔とお姿です。
無駄のない形は、きっと日本では一二の美しさではないでしょうか。
でも、感動と言ったら、それ程訴えるものはなかった気がします。
それは、やはりご本尊としての本来の場所にないからでしょう。
こうして綺麗にライトアップされ、見やすいように展示してあっても、本来のお寺などにあるのとでは、格段に雰囲気は違います。
仏像だけでなく、その建物全体の歴史や空気が、全体の雰囲気を作り出しているのです。
あるべき場所にあること、それが仏像の本来の姿なのですね。
視覚だけでなく、香りやヒンヤリとした空気、自然の採光等全てが人間のイマジネーションに働きかけて感動を呼ぶのです。
まるで、一瞬で歴史と言う時を越えるような錯覚も覚えます。
今回の仏像展を見て、改めて奈良に行ってお寺巡りをしたいと思いました。
このような素晴らしい仏像を作った人々のほうに想いが馳せます。
毎日コツコツと作り上げた彼等に。
素晴らしいですね。
ほしいですよね。
ゆっくりじっくり観ることができました。
自転車での大手大橋は辛かったですけど(笑)
yacchiの感想は、あめかご.netの『美術館に行ってきた!』コミュで見てね。
大した感想じゃないけど(笑)
なるほど、確かにそうですよね。
中宮寺に安置してある時の菩薩半跏像が
一番美しく輝いているんでしょうね。
これは写真にも言える事かもしれません。
色をいじり過ぎて本来の物とかけ離れた写真が
感動を生まないのと同じような気がします。
この写真はその展示会の中で・・・?良く撮らせてくれましたよね~。
この黒光!・・・無知な質問:木彫りじゃないんですか?
>あるべき場所にあること : 確かに周りの雰囲気やありがたさも違いましょうね。
昔の人の技術力と精神力には脱帽です。
跡でアメかごに行って読ませてもらうね。
でも、震災復興のために私達の心を癒しにいらしてくださったとか。ありがたいことです。
画像をいじり過ぎて?あ、それって私かも?
もちろん、木彫りですが、確かに黒光り…と言うか、この写真よりもくすんで見えましたよ。