感性のままに。

平凡な主婦の独り言です。

もしもーーし!!!

2010-03-09 18:50:18 | 日記
夕方に鳴った家電。

ナンバーディスプレイを見たら、母のナンバーが。

すぐに出ると・・・・。

「はい。」
「・・・・・・」
「はい!私だよ。」
「・・・・・・」
「もしもし!」
「・・・・・・」
「もしもしー!!もしもしーーー!!!」
「・・・・・・」
「もしもしもしもしもしもしーーー!!お母さーん!!」
「・・・・・・」
「おーい!お母さん!!!どうしたのーーー!!!!」
「・・・・・・」

何回大声で呼びかけても全く応答なしっ!

よく耳を澄ますと、かすかにテレビの音だけがする。

な、な、なに????

確かに母の番号からかかってきているって言うのに。

いくら呼んでも何の返事もなかったので、母がどうにかなってしまったのかと焦りまくり!

もしや、倒れてしまったのでは?
そして、私に何とか電話したけれど、話せる状態じゃないとか???

いや、もしかして、良からぬヤツが突然押し入って来て、助けの電話を私にかけようとしたら、ソイツに捕まってしまったとか????

悪い妄想がグルグル頭を駆け巡る。

ああ、どうしよう?

ここから呼んでも何も様子がわからないから、このまますっ飛んで行こうか?
それとも、近所の人に助けを求めようか?

色々考えているうちに・・・・・。

「ガチャ!・・・・もしもしぃ。」
母のやけにのん気な声が聞こえた。

「も、もしもし、お母さん?どうしたの?何かあった?」
「え?別に。あら、あんたにかかったんだね~。」
「どうしたの?ずーっと呼んでも誰も出なかったから心配したよ。」
「あら、ゴメン!受話器取らないでどこかボタンを押したみたいだね。」
「あ、っそう。それならいいけど~。ちょっと焦ったよ。」
「ゴメン、ゴメン!何だろうと思って押してみただけだよ。」

あぁぁぁぁ~、心臓が止まるかと思った~。

思いのほかノンビリとした母の声で、何だか気が抜けた。

年寄りの一人暮らしはやっぱり心配だよね。

何もなくてよかったよ、ホント!

これが他の家じゃなくてよかったかも。

よくわからない場所はいじらないでほしいね~。

一安心したところで、来週の卒業式に持って行くバッグを借りるお願いを、ちゃっかりしてしまった私です。