グロッシ事務局長はIAEAの専門家チームを率いて、ザポリージャ原発に入った。2日、ウィーンのIAEA本部ウィーンで記者会見。“見せてほしいと頼んだ場所を見ることができ“、来週前半に報告書をまとめる、2人が来週以降も常駐する方針を示した。危険を顧みず自ら前線に立つグロッシはなんと素晴らしいひとなんだろう。この責任感、使命感、モラル。先日のバチェレやグテーレス、テドロスらとは比べものにならない。に . . . 本文を読む
BS世界のドキュメンタリー「真実こそ私たちの武器 リトアニア フェイクとの闘い」を見た。オランダの放送局が今年作製したドキュメンタリー。ロシア国内のメディアがこのウクライナ侵略を嘘で塗り固めたフェイクニュースで国民を騙している実態に、唖然とする。こういうことをぼくらは知っている。日中戦争から太平洋戦争を経て敗戦までの時期に、政府、軍部、マスコミがやったことだ。このドキュメンタリーを見ながら思っ . . . 本文を読む
ジョンソンの後任を決める与党 保守党の党首選は来月5日だが、トラス外相が支持率でスナク前財務相を大幅にリードというから驚く。大手調査会社ユーガブ調査の支持率はトラス氏が66%、スナク氏が34%。物価高騰など経済問題での有権者の不満は相当なもので、財務省の推すスナク氏では減税もなく耐えられないという悲鳴だろう。しかし保守党自体は支持率を低下させている。ユーガブ調査では労働党43%、保守党28%で . . . 本文を読む
ウクライナ関連の報道は、いつまで続くのか、この先どうなるか、といった視点からの内容が先週から増えていて、専門家はみんな長期化すると見ている。そんななか鶴岡路人氏がこうを書いている。.......ウクライナ市民が今回の戦争の現状、そして今後をどのように考えているのかは、もっと報じられる必要がある。市民はなぜ徹底抗戦を訴えるのか。これが全ての理解の基礎になる。他方で気になるのは「停戦を主張するのは . . . 本文を読む
このニュースには驚いた。エルドアンがロシアはクリミアを返還すべきと語った。素晴らしい、けれど。いったいどういう計算があるんだろうね。トルコでは2023年6月までに大統領・議会の同時選挙が予定されている。もしこの同時選挙で野党が勝利すれば、20年続いたエルドアン政権が終わる。エルドアンとしてはトルコは西側の一員だと言える状況にしておきたいのだろう。ほとんどの国民はロシアのみかたをしたいと思うはず . . . 本文を読む
社民、緑の党、自民3党による連立政権がスタートして9ヶ月。今週の現代ビジネスの川口マーン恵美氏の論考を読むと。政権は世界情勢に翻弄されてきて社民の支持は低下しているが緑の党の支持は逆に高まり。ハーベック経済・気候保護相もベアボック外相も人気は衰えていないという。政権が実際にやってることは、緑の党が批判してきた石炭・褐炭火力の再稼働、LNGターミナルの建設。やると言っていた再エネ発電の急速な拡大 . . . 本文を読む
ウクライナ情勢について、もっとも信頼できる高橋杉雄氏と小泉悠氏のお二人が連日各局で解説をしている。先週のプライムニュース、昨日は報道1930。続いているロシアの民間施設へのミサイル攻撃についてこう語っていた。.....恐らく民間施設を狙うのは、国民の士気をくじこうという、古典的な戦略爆撃理論........散発的にウクライナ各地の生活空間にミサイルを撃ち込んで、どこにも安全なところはないという . . . 本文を読む
チェイニーが負けた。大方の予想もそうだったわけだが。しかしそれでもあきれる。選挙結果を受け入れない、議会襲撃を扇動した輩を支持するワイオミングって、アメリカって、いったいなに? 先進国なの? それにしても共和党の有力政治家はいったいなにをしているのかと、検索していたら7月に共和党支持者を対象に行われたある調査がでていた。トランプ前大統領 49%デサンティス知事 25%クルーズ上院議員 7%ペ . . . 本文を読む
台湾から韓国を訪れたペロシに、尹大統領が休暇中だから会わなかった、とは驚いた。ありえない。こりゃダメだね。尹政権は。プライムニュースでも佐藤正久議員、黒田勝弘産経新聞ソウル駐在客員論説委員も、ありえない、当然あうべきだろうと言っていた。ぼくは先週このブログに、尹政権に日韓関係改善の意思・覚悟・力があるのかは分からない、と書いたが、その懸念はますます強まったなぁ。残念だが。
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今日の台湾はペロシフィーバーで、それを世界中がウォッチしたのは良かったね。これに対する中国側の報道官、外相等々の反応は、まるで今週のちむどんどんに登場してる暴力団みたいだったから。中国がどういう国なのか、世界中が再認識したろう。ところがフジプライムを見たら、中国通ということです出ていた富坂聰教授がもっぱら言ってたのは、…….このペロシ訪台は諸々の恐ろしい状況をもたらす、なんでこんな緊張を高める . . . 本文を読む
ペロシが台湾に到着し、直後に同行議員らと声明を発表。.......アメリカ議会の代表団の台湾訪問は、台湾の活力ある民主主義を支援するというアメリカの揺るぎない関与を示すものだ..............世界が専制主義か民主主義かの選択を迫られる中で、2300万人の台湾の人々とアメリカの連帯はこれまでになく重要だ.....,...........長年にわたるアメリカの政策と矛盾するものではない。 . . . 本文を読む
イタリアのドラギ政権が崩壊し9月25日に総選挙となった。政党支持率首位の「イタリアの同胞(FDI)」中心の中道右派連合政権が発足し、党首のジョルジャ・メローニ(45)が首相になるのではないかとメディアが報じている。FDIはドラギ大連立政権には加わらず野党の立場を貫き、燃料高騰や物価高に苦しむ庶民の怒りを受け止め、支持急拡大に成功したという。元来EU懐疑派だが政権入を意識してか最近は対EU批判を . . . 本文を読む
今夜のプライムニュースは小泉悠氏と畔蒜泰助氏によるウクライナ情勢の分析。プーチンが北方領土を返さないような演説を海軍のセレモニーで言った云々は特に日本を意識してのことではない。すでに憲法で領土を渡すようなことはできないと明記しているので、そもそも返還はありえないこと、というのが小泉氏の解説だった。そうか。あとこの戦争の終わりは見えないというのが2人共通の見立て。それからジョンソン政権の終焉、ア . . . 本文を読む
ショルツ政権は迷走しているようだ。「川口マーン惠美・シュトゥットガルト通信」によれば、ドイツは現在EUの国々から、原発を止めるべきではないと意見されてる。なぜならヨーロッパはありとあらゆるところに送電線網が繋がってドイツにブラックアウトなど起こされては隣国が巻き添えになるから。それで今年の大晦日に完成するはずだった脱原発は遠のくのではないか。またこれまで安いロシア産ガスで潤っていた経済は甚大な . . . 本文を読む
ペロシはアジアツアーに出発したのだろうか。台湾を訪問するのだろうか。
CNNや幾つかのメディアを見たが、7月31日午前現在、新たな情報は報じられてない。
CNNがそのかわりに報じているのが、台湾メディアで今週、この話題が大きく扱われなかったということ。その理由は台湾人が中国の脅しに慣れきっているからだのだと。
中国の脅しはあまりに頻繁なので、台湾の人々はペロシ氏訪問の影響についてそれほど . . . 本文を読む