年末年始に見たドキュメンタリーのなかでNスペ“世界を巻き込む砂の争奪戦”は衝撃だった。コンクリート、水道水、半導体などに天然資源の砂が欠かせず、世界各国は砂のある川や海の底を競うように掘っている。その結果何が起こるか。例えば河川砂の過剰採掘は流域の人々が暮らせないほどに地形を変形させ、海砂の採掘は地下水位を下げ飲料水の抽出を困難にする。経済発展に伴う爆発的な需要は世界各国の砂争奪戦を激化させ、すで . . . 本文を読む
『人新世の「資本論」』の斎藤幸平准教授が気候変動について語ってるこれ、いちいち同感できる。https://toyokeizai.net/articles/-/642437環境派、反原発派の論者たちって、自分たちに都合の悪い論点については全く触れない。エネルギーコストが跳ね上がっても、ブラックアウトのリスクが生じても、そういう問題がない前提で自論を捲し立てる人が多い。防衛問題の論議で“お花畑”っ . . . 本文を読む
EUで天然ガス価格の高騰に対する深刻な危機感が高まっている。電力の1年物先物価格が、ドイツでは1メガワット時あたり995ユーロ（約14万円）、フランスでは1130ユーロとも昨年比で10倍以上になり。イギリスでは標準世帯の月額光熱費が10月には300ポンド（約4万8000円）になる見込み、だという。ベルギーのエネルギー相は、ヨーロッパでのガス価格を緊急凍結しなくてはならない、何もしなければ恐ろしい冬 . . . 本文を読む
今日のPBSがあのテムズ川の源流が枯れてしまう異常事態だと報じていてショックを受けた。イギリスで2番目に長いテムズ川。全長は346キロで地下から湧き出す構造。でもその出口は乾ききっているという。またドイツのライン川も急速に水位が低下して船の航行が困難になるかもしれないというし。フランスのロワール川も水位が非常に低く、場所によっては徒歩で渡れるほどになっていて、フランスの作物を減らし食糧危機を悪化さ . . . 本文を読む
連日の猛暑と欧州・北米の山火事のすさまじい映像びショックを受けて、ここ2、3日地球温暖化に関する情報をウオッチしていたら。キャノングローバル研の杉山大志さんが温暖化を否定している論考やYouTube を見た。他にもこういう論者がいることは知っていたが、杉山さんはしっかりした研究者だと思っているので、そうなのかなぁという気にも。さあ、どうなんだろうーーーーーーーーーーーーーーhttps://ci . . . 本文を読む
うだるような猛暑だが、ここ数日の海外メディアが伝える欧州や北米の気象状況や山火事などのニュースはすさまじい。ウクライナ侵略を機にロシアの天然ガスや石油への依存から抜け出なければならなくなった欧州各国にとって、脱炭素などよりエネルギー資源確保が喫緊の課題になってきていたが。このような異常な酷暑や山火事などに直面したら、地球温暖化や気候変動が予想を超えるスピードで進んいるのではと考えないわけにはい . . . 本文を読む
「デイ・ゼロ 地球から水がなくなる日」(Day ZERO イギリス 2021)を見た。デイ・ゼロとは、都市から水資源が枯渇する日という意味。急激な人口増加、気候変動、環境破壊など様々な要素が絡み合い、水資源の危機は世界的に取り組んでいかなければならない喫緊の課題だというドキュメンタリー。ぼくらはミネラルウォーターをふんだんに飲んでいるが、地下水が貯まるスピードをはるかに超えるスピー . . . 本文を読む
BBCのドキュメンタリー「灼熱(しゃくねつ)の50°Cを生きる」(Life a 50 degrees 2021年)を見た。世界各地で年々増えている“酷暑摂氏５０度を記録する地域”。そこでは何が起き、人々はどんな選択を迫られているのか。井戸の水が枯れたナイジェリアの村、暑さで岩塩の採掘ができなくなったアフリカモーリタニア、干ばつで農業が行き詰まるイラクなどなど。本当に恐ろしい。おりし . . . 本文を読む