今朝たまげたのは、フランスの政党「国民連合」前党首、マリーヌ・ル・ペン氏に被選挙権5年間停止の有罪判決をくだしたニュース。3人の裁判官が、ル・ペン氏 が2027年大統領選に出馬することを阻止したのだ。すごいね。驚くね。2022年大統領選挙で、ル・ペンの得票率励みに41.46%。マクロンは58.54%。でもマクロンはその後の議会選挙で負け、現在の支持率21%で、総スカンくらってる。いま大統領選を . . . 本文を読む
今朝のフランスF2がウクライナ当局の執拗な徴兵活動とそれを逃れようとする人々の姿を報じています。隠れ家から一歩も出ずに暮らしているその1人の男性はこう言っていました。“自分も当初は入隊しようと思っていたが、今は絶対に嫌だ。入隊すればすぐに死ぬからだ。入隊させられた友人はみんな、すぐに前線に送られすぐに死んだ”。何日かまえ、前線から1,700人が集団で脱走したことが報じられましたが、もはやウクラ . . . 本文を読む
「終わらない戦争 ウクライナから見える世界の未来」(2023年9月、文春新書)を読みました。ウクライナとロシアの戦争についてもっとも鋭い専門家、小泉悠、高橋杉雄の2人に加え、千々和泰明と熊倉潤の4人が、この戦争を終わらせることはできるかと、1年まえに議論した内容ですが。結局、終わりかたはわからないというもので、斜め読みしただけですが、ちょっとがっかり。いま2024年9月ですが、ウクライナが勝て . . . 本文を読む
イギリスの総選挙は労働党が勝つとは思っていたが、412議席を取るほどの圧勝は意外だった。スターマーは、BBCで“社会主義者ですか”よ聞かれて“そうです”とこたえていたのはいただけないと思ったし。スナクとの党首討論でも力強さに欠けていたから。それにほとんどの欧州各国では保守現実派的な政党が躍進している。そういう国際情勢なのに、労働党に熱狂するイギリス人っておかしくないかって思っていた。昨日から各 . . . 本文を読む
今日のMIFA(まちだ地域国際交流協会)で休憩時に、ダニエルと先週のスナクとスターマーの党首討論のことを話した。労働党が支持率で保守党を圧倒してるのに、スターマーはさえなかった、とわたし。ダニエルも同意したが、それでも労働党が勝つだろうと言った。まあ、わたしもそうは思うが。党首討論についての各局のニュースを見ながら、スナクがなぜ解散したのか少しわかる気がした。スナクは今回労働党に政権を渡すこと . . . 本文を読む
ウクライナ・ドンバス地域の若者たちのドキュメンタリー「WE WILL NOT FADE AWAY」(ウクライナ・ポーランド・フランス 2023年)を観た。撮ったのはアリサ・コヴァレンコ( Alisa Kovalenko )。ウクライナ防衛のために戦っているドキュメンタリー映画監督。邦題は「僕らはあきらめない ウクライナ 若者たちの夏」。ドンバス地域で育った5人の若者たちが、ヒマラヤ . . . 本文を読む
昨日はスナク首相と労働党党首スターマーのテレビ討論会。見たかったがBS1は中継しなかったので、BBCニュースで概要を見ただけだが。NHKは“引き分け”と報じていたが、ブルームバーグは“スナク首相の挽回ならず”と伝えていた。ユーガブ調査が47%対43%、モア・イン・コモン調査が56%対44%、との発表を受けてのことだろう。わたしの印象をいえば、労働党は支持率で圧倒しているのに、党首討論では圧倒で . . . 本文を読む
この川口マーン恵美氏と山根真氏の対談がすごい。ドイツの現状がよーおくわかる決定版。必見です。EV、再エネ、移民・難民問題などドイツが進めてきた政策が全て破綻しつつあること、だがそれを周回遅れで真似ようとしてるわが日本、政治家と官僚たち、大丈夫かと不安になる。方向を誤れば日本は没落するんじゃないか。こんなときに岸田おろしもできない日本の政界、しっかりしてくれ。【絶望の現地報告】移民・難民に乗っ取 . . . 本文を読む
欧州議会選挙でフランスは“国民連合”、ドイツで“AfD”、イタリアは”イタリアの同胞“、オランダは”自由党“、オーストリアは”自由党“が躍進した。こうなることはわかっていた。人々は移民難民問題でうんざりしているうえに、ウクライナ戦争によるエネルギー価格上昇、インフレで生活はどんどん苦しくなっている。にもかかわらず、口当たりのいい人道主義から大量難民の流入を許し、現実離れした地球温暖化対策を進め . . . 本文を読む
先週とても驚いたニュースのひとつがこのマクロン発言。欧米諸国の地上部隊をウクライナに派遣する可能性を排除しない考えを表明したこと。大きな波紋が広がった。シュルツは直ちに派兵はないと否定。マクロンは14日フランスF2に出演し、地上部隊の派遣について、今はその状況にないと言ったが。その一方で「ウクライナの平和のためには弱腰であってはならない。ロシアを勝たせないため必要なことは何でもすると言うべきだ . . . 本文を読む
2022年2月24日プーチンのウクライナ侵略から丸2年が経過。日本の地上波各チャネルも諸々報じた。小泉悠氏は今の状況でウクライナは停戦できない、ロシアを勝たせてはいけない、西側は等々と語った。だがウクライナは東部で負け、全土にミサイルを撃ち込まれ、砲弾がない。徴兵逃れがあり、他国の援助がなければ戦争遂行ができない。ウクライナは敗北している。ウクライナの人々が決めることだけど、兵士が死に、国土が . . . 本文を読む
ドイツのシュルツ政権批判の激しいデモが、いつの間にか「AfDを倒せ!」にすり替わっていると川口 マーン惠美氏が現代ビジネスに書いている。ドイツやフランスがこのまま国境を管理しなければ、治安は悪化し、犯罪は増え、国のアイデンティティは崩壊することは自明。欧米のメディアはいつまでAfdやフランスの国民連合を“極右政党”と呼ぶのだろう。
ドイツ「作られた反極右デモ」への違和感…国民の怒りは . . . 本文を読む
気になってた台湾総統選は民進党の頼清徳氏が勝ってひとまずホッ。でも中国との交流がもっと必要だと主張する国民党の侯友宜氏と民衆党の柯文哲氏を足し算すると、民進党の得票数を大きく上回る、という現実がある。議会も民進党は過半数を得られず。わからんなぁ、台湾の人々の感覚。中国への脅威を感じないのだろうか。次の注目は11月のアメリカ大統領選挙だが、台湾にとってはトランプが大統領になるほうがいいかもしれな . . . 本文を読む
昨日の報道1930は「独裁プーチン氏の国家総動員と戦争の行方」で小泉悠氏と英国王立防衛安全保障研究所 日本特別代表の秋元千明氏。2人とも来年もウクライナとロシアの戦争は簡単に終わらないという見立てで、停戦が実現してもプーチン が約束を守る保証はないと言っていた。そのあたりはわかるのだが、日本を含む西側、民主主義陣営は自国の問題だと捉え、支援の手を緩めてはならないと強調していた点はさあ、どうだろ . . . 本文を読む
ニューズウィーク日本版(12/19号)の目次を開いたら「ウクライナは既に戦いに勝利した」という見出しに目が止まった。書いたのはユリア・ティモシェンコ、元首相。美人だったのでよく覚えているが、2度も首相になって急進的に西欧への接近を進めながら、ロシアの軍事侵攻への備えを全くしてこなかったという意味で、今般のロシアによる侵略の責任を追うべき政治家の1人だと思っていた。そんな人が何を勝った勝ったと言 . . . 本文を読む