益田森林・林業普及情報

島根県西部農林振興センター 益田事務所

このカメな~に???

2008年05月13日 | 森の環境と生き物
今日のお客様はカメ。市民の方から「足が蛇みたいなカメを保護したので持っていってイイですか」との電話、翌日に持ち込まれたカメを見ると・・・・確かにチョット変わった色をしています。早速K企画員がインターネットで検索。私はまた県緑化センターのS調整監に写真をメールで送信。鑑定結果は「ミシシッピアカミミガメ」ということで落ち着きました。(本来、ハ虫類は範疇外なのですが・・・)
正面


お腹


尻尾


甲羅


発見現場は住宅街のどぶ川、ペットとして替われていた「ミドリガメ」が大きくなってきた段階で捨てられたものと思われます。
日本には多くの個体が移入、定着、繁殖に至っていますが、法規制後の大量遺棄を考え、2006年現在外来生物法では要注意外来種にとどまっており、流通や飼育に規制はかけられていないようです。
今や日本の都市部の川や池では在来種のクサガメやニホンイシガメは少なく、一番多いのは本亜種という状況にあり、この本亜種の繁栄は「動物を飼う」ということの姿勢を問いかけているともいわれています。(by青ちゃん)

【投稿者 島根県西部農林振興センター益田事務所 林業部長 青山静佳】


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