6月24日に益田市内のホテルを会場に、「木材流通の新たな展開へ」と題して、講演会を開催しました。
講師である三島喜八郎さんは、36年間の岐阜県職員を退職後、岐阜県森林組合連合会に入会、県職員時代から温めていた「システム販売」を実現され、12年間の岐阜県森連職員生活にもピリオドを打たれています。
講演では、三島さん自身が中心となって取り組まれた「システム販売」を軸に、話が展開されました。
岐阜県での単純な試算ということですが、森林所有者の収入は、
○通常の共販の場合 90円/m3
○システム販売の場合 2,500円/m3
と、システム販売を取り入れると、m3当り2,400円も差があるのは驚きでした。


また、素材生産者が山土場等で「仕分け・検尺」できる目を養うことは、「システム販売」を成功に導く大事なポイントの一つであると思いました。
素材生産者は、仕分け等による儲けが自らの収入増になるとともに、資質の向上にもつながります。そのためには、仕分け等の熟練者とのマンツーマンの取組みが必要のようです。一朝一夕にはならないようですが、これが、「森林評価測定士」への道です。
クレーム処理も、直送ならではの課題です。ただし、三島さんの話を聞くと、クレームに耳を傾け、それに対応していくことで、クレーム処理がより良い体制を築きあげるとのこと。クレームは、神様かもしれません。
話の中で出てきた「安定需要あっての安定供給」。需要側の情報をできるだけ早く、正確にキャッチし、それに合わせた材の供給を行うことが肝要で、需要あっての供給であり、その細部まできちんと理論が組み立てられています。
2日間でしたが、三島さんには沢山の知見を教えていただきました。特に、「昨日よりも今日。今日よりも明日。」向上していく気持ちを持ち続けることが大切であると、諭されました。私も、実践していきたいと思います。
三島さん、ありがとうございました。

<文責 大国隆二>
講師である三島喜八郎さんは、36年間の岐阜県職員を退職後、岐阜県森林組合連合会に入会、県職員時代から温めていた「システム販売」を実現され、12年間の岐阜県森連職員生活にもピリオドを打たれています。
講演では、三島さん自身が中心となって取り組まれた「システム販売」を軸に、話が展開されました。
岐阜県での単純な試算ということですが、森林所有者の収入は、
○通常の共販の場合 90円/m3
○システム販売の場合 2,500円/m3
と、システム販売を取り入れると、m3当り2,400円も差があるのは驚きでした。



また、素材生産者が山土場等で「仕分け・検尺」できる目を養うことは、「システム販売」を成功に導く大事なポイントの一つであると思いました。
素材生産者は、仕分け等による儲けが自らの収入増になるとともに、資質の向上にもつながります。そのためには、仕分け等の熟練者とのマンツーマンの取組みが必要のようです。一朝一夕にはならないようですが、これが、「森林評価測定士」への道です。
クレーム処理も、直送ならではの課題です。ただし、三島さんの話を聞くと、クレームに耳を傾け、それに対応していくことで、クレーム処理がより良い体制を築きあげるとのこと。クレームは、神様かもしれません。
話の中で出てきた「安定需要あっての安定供給」。需要側の情報をできるだけ早く、正確にキャッチし、それに合わせた材の供給を行うことが肝要で、需要あっての供給であり、その細部まできちんと理論が組み立てられています。
2日間でしたが、三島さんには沢山の知見を教えていただきました。特に、「昨日よりも今日。今日よりも明日。」向上していく気持ちを持ち続けることが大切であると、諭されました。私も、実践していきたいと思います。
三島さん、ありがとうございました。

<文責 大国隆二>