益田森林・林業普及情報

島根県西部農林振興センター 益田事務所

公共建築物への流域材の使用促進の取り組み(第3弾)

2015年12月20日 | 木材
 「木材需要拡大プロジェクト」の一環として実施した「公共建築物の建築関係者への聴取り調査」において、各市町ごとに策定された木材利用行動計画の推進体制を機能させることが、課題として挙がったことを受けて、吉賀町及び益田市に引き続き、津和野町においても、12月1日(火)開催の庁議の場でこの説明を行いました。
 予定の時刻よりも早く津和野庁舎に到着し、副町長席の隣にある協議テーブルで、担当者と二人、予習を兼ねて資料に目を通しました。ご存知の方もいらっしゃると思いますが、このテーブルの横には「ペレットストーブ」があり、この日も暖かな光とともに、温もりを提供していました。

 さて、本番の庁議では、下森町長をはじめ各担当課長の皆様へ資料に基づき、公共建築物等木材利用促進法の趣旨、町で策定されている基本方針や行動計画の概要、そして、当事務所で取り組んでいる「公共建築物の建築関係者への聴取り調査」について、担当者から説明をしました。吉賀町での庁議と同様に、町長への直接の説明が出来て効果的であったと確信しております。
 また、津和野町では9月25日(金)に、津和野町合併10周年となる記念の式典で、「美しい森林づくり条例」の提案をされており、既に策定されているこの基本方針や行動計画の実行がこの条例の後押しとなる、いや逆に、制定される条例が行動計画の実行をさらに促進させることを期待しています。


 なお、ブログでの紹介をしておりませんでしたが、益田市でも11月19日(木)に益田市本庁舎会議室で、「益田市木材利用連絡会議」を関係各課長の皆様を含む10名で開催され、同様の内容の説明を行っています。益田市では十分な質疑応答の時間が設けられ、「流域材100%使用」を目途に事業実施が行われていることなど、活発な意見交換がなされました。
 今後の管内市町での公共建築物への流域材使用の促進が、期待されます。


                                       (文責 大国隆二)

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