表札が掛けられた福島駅 太陽光パネルはホーム屋根の上
通路のガラスに貼られたフイルム・・これが太陽電池 コンコースにある展示ゾーン
地中の中の熱も再利用 全体像を説明したパンフレット
2011年の震災以降 各鉄道会社はエコ化に本格的な取り組みを始めている。 JR東日本では 電車がブレーキをかけた時に発生する電力(回生電力)、太陽光発電 そして節電の3項目に取り組んでいるそうだ。 電車がブレーキをかけた際に発生する電力を活用しないのは確かにもったいない。 これをエネルギーとして活用できるようにするのは素晴らしいことだと思う。 電車が走る際に再利用したり、駅の電力としても使えるようにしているようだ。 駅においても再生エネルギーへの取組が始まっていた。 エコステーションとネーミングされたモデル駅として 福島駅が今年の4月にデビューした。 2012年の中央線四ッ谷駅から始まったエコ化は ここ福島駅で5番目になるらしい。 新幹線側のコンコースに 再生可能エネルギー情報館 が設けられていて福島駅で取組まれている全体像が見れるようになっていた。 この中でおもしろかったのは ホーム間を繋ぐ渡り通路のガラス面に貼ってあった薄いフイルム状の太陽電池だ。 このフイルムは光を通すので ガラスにデザインがされているのようでもあった。 これで発電している。 そしてもう一つは地中の熱の再利用だ。 地中は一年中ほぼ一定の温度を保っていて夏と冬には地上との温度差が10~15度あるらしい。 そこで駅の下の地中から熱を取り出して冷暖房に再利用していると言う事であった。 勿論ホームの屋根の上には太陽光パネルも設置してあり デビュー時点の駅での発電量は世界一になると エコステ のパンフレットに書いてあった。 更にエコ化に合わせ外装工事もされていて新たに表札が掛けられていた。 駅の表札と言うのは余り見たことがないがこの欅の板面に書かれた駅名は 当時14歳の書道家が書いたと言うので驚いた。 勢いと安定感を感じさせる書であった。 駅に見所が出来たとなると市の外から来られる人にとって楽しめるポイントがまた増えたことにもなった。