おもしろい は 気儘に

おもしろい を見つけた!!

この牧場が “まきば” だった

2017-04-24 15:06:51 | 日記

 

      

         “岩瀬牧場”の旧事務所(現在は歴史資料館)と満開の桜                              歴史資料館から臨む牧場の庭園

      

            庭園内の桜は樹齢120年とも言われる                           1907年にオランダから贈られた記念の鐘

      

       コンクリート製サイロとしては日本最古(オランダ製) 建物は牛舎                        牧場へと続く並木道にも立派な桜が

      

            近くにある“鳥見山公園”に寄ってみた                                       切り株に桜が迫る

     東北新幹線が福島県を走り抜けていくエリアは “中通り” と言われ、ここの桜前線は北に位置する福島市から始まり郡山、白河へと南下していく。 普通の感覚とは逆さなのがおもしろい。                                                                                                                    実は昨日 福島市内は強風が吹き荒れていた。満開だった桜の花びらもその殆んどが飛ばされてしまった。 鏡石町の桜はどうなっているのだろうと少し心配をしたが 郡山市より少し南にあるので開花は福島市より遅かった分花自体にも力が残っていて今が丁度見頃を迎えていた。                                                                                                     鏡石駅前から続く桜並木を楽しみながら歩いて行くと程なく岩瀬牧場に着いた。 この牧場には樹齢が120年に及ぶ桜の古木がある。                                                                                                                                  明治天皇がこの地の開墾について話をされた事が発端となって当初 “御料牧場” としてスタートされたのが1880年。 この時に植えられた桜が今でも残っていると聞いた。 おそらくこの桜だと思われる満開の写真を見てからはどうしても本物に会ってみたいと思っていた。 古木は花だけでなく幹にも目を奪われてしまう。 その太さと張り出した枝からは過ぎ去った長い年月を語り掛けてくるように感じられるところが堪らない。                                                                                                                                     この岩瀬牧場に来たかった理由は他にもあった。 小学生のころ耳にした(授業で歌ったかも)“まきばの朝” のモデルになった牧場と言う事である。この牧場からあの歌が生まれたんだなと思いながら歩いていたら忘れていた歌詞の断片が頭の中に蘇ってきたのは楽しかった。                                                                                                                                                                   ここでの締めくくりと言えばどうしても外せないものがある。   それは濃厚な味のソフトクリーム・・・勿論 期待通りであった。


ここにもあった桃源郷

2017-04-13 17:55:17 | 日記

 

     

            訪れた日はまだ蕾が多かった ・・・                                           ・・・

     

                  ・・・                                                    ・・・

     

                  ・・・                                               ここは郡山東部にある“花木団地”

         ここは山を崩して整地した耕作地で今では5000本の花木が植えられています と話してくれたのは地元農家の人であった。 広さは25haあるそうで緩やかに波を打つ丘陵地の上では トウカイザクラ、ソメイヨシノ、レンギョウやモクレン そしてウメやハナモモといった春の花々が一斉に咲きだし まさに桃源郷を造りだしているエリアであった。                                                                                                                                                                                 この場所は福島県郡山市東部に広がる“花木団地”と名付けられている所である。 団地と言われると少し狭いようなイメージを持ってしまうが ここで栽培されている花木間の間隔は十分なゆとりが感じられた。                                                                                                                                                        県が行った花木産地事業で丘陵地が開墾されたのが1970年。 今年で47年が経過し各農家では後継者問題に頭を悩ましていると話されていた。近くの福島市には観光地として有名になった花見山がある。 こちらは個人で花木を植え始めたのが1935年からと長く現在は3代目に引き継がれている。 広さは5haらしいが花木間の集密度が高い分より華やかに見える。 ここには写真家の秋山正太郎さんが足繁く通われていた。「福島に桃源郷あり」と言う言葉も残されたそうである。                                                                                          今年の桜の開花は福島県では平年並みになっていた。 訪れた日はまだ蕾が多かったが緩やかに続く丘の上を歩きながら所々で出会う花々の種類の多さに春を満喫できた一日だった。 花の見頃を狙ってまた来たい。