奈良井宿の町並み 江戸情緒を醸し出す
創業の年号が目を引く 宿場町を見守っていた
庇の上には猿頭が ランプも歴史を語る cafeの目印は赤い番傘
豊富な水量だった水場 太鼓橋を渡って
初めて来た所なのに なぜかなつかしさを覚えるのはなぜなのだろうか。 谷間にあるので夕陽が落ちるのが早いと言う意味で“奈落”と言われたことから付いた地名が“奈良井”。 ここにある宿場町が 奈良井宿 と言われている所以だそうだ。 町の中に足を踏み入れるとタイムスリップをしているような感覚になった。 “奈良井よもやま話”によるとこの町の歴史は1300年前から始まったそうである。 木曽に現存している11の宿場町の中では一番大きな宿で180年前に描かれた 木曽路名所図絵 によると当時の町は409戸で約900M町並みが続いていたそうである。(現在の町は1000Mは超えているらしい) この建物は180年前に建てられたのですよと立ち寄ったcafeのマスターが話してくれた。 米国からも熱心に尋ねて来ている人がいるらしく その人が著した奈良井宿を紹介している本を見せてくれた。 海外の人にも日本の歴史を直接感じられる町並みは魅力的に感じてもらえていたのだ。 町全体から感じられる雰囲気を楽しむのもよいが 江戸時代末期から昭和初期に建てられた建物が混在しているので一軒一軒見て歩くと更に楽しさが増してくる。 この町にはいくつも水場があって水量も多かった。 町の背後に木曽の山々が控えているので山からの伏流水で水には恵まれているのも大きな町並みを形作れてきた要因の1つだと感じた。 さて、町の中を行き来してきた多くの人に思いを馳せながら町歩きを楽しもう。