おもしろい は 気儘に

おもしろい を見つけた!!

新緑にそまる芝居小屋

2016-05-21 15:26:52 | 日記

                   

                              明治に建てられた芝居小屋

         

           周囲の森は新緑で輝く                     森のワンポイントはシャクナゲ

         

           芝居小屋は民家園の中に                    芝居小屋内部             

         

           現在もここで公演が行われる                  民家園内の歩道

    ここはJR福島駅から車で20分の“あずま総合運動公園”である。 清流で知られる荒川沿いにあって広さが100ヘクタールもあるそうだ。 この細長い敷地の中にプロ野球の公式戦も行われる球場や陸上競技場等のスポーツ施設、子供たちが遊べる広場と丘や森もあって 今日もたくさんの人が思い思いに楽しい時を過ごしていた。                                                                                    眩いばかりの新緑で森が覆われる5月は 園内のどこを歩いていても生き生きとした生命力が森から伝わってくる感じがした。    その美しさの中に芝居小屋はあった。    福島市民家園と言う江戸から明治にかけて主にこの地にあった建物10棟が移築復元された施設の中である。                                                                この芝居小屋は明治20年頃現在の伊達市に建てられたそうだが古さはそれ程は感じなかった。 中に入ると舞台の立派な松の絵が目を引いた。 ここでどれほど多くの人が楽しさに心を躍らせたのだろうかと昔に思いを馳せていたら 土間の中からそして桟敷席の中から掛け声が聞こえてくるような感覚をもった。 当時は賑っていたんだろうな。 今でもこの芝居小屋は現役だそうだ。 使い続ける事が維持にも繋がると言う事なのだろうか。  それより この芝居小屋に対して昔からズ~っと繋いできた人々の思いが この建物を元気にしているのかも知れない。


“ぬし” だったのでは

2016-05-08 16:25:22 | 日記

                   

                                  

        

                 石庭 1                               石庭 2 

        

            三慧殿(円通院)                      庭は江戸を代表する作庭家の作

       

             漂う枝と葉                          江戸時代の 納涼の亭

       

             ユキモチソウ                        五大堂から見た松島の眺望

    新緑が庭を輝かせていた。  東北の松島にある “円通院” の庭は名庭園と言われているそうだ。  日本三景の一つに数えられる松島湾内に浮かぶ島々の絶景を眺めるのもよいが 陸側にある古刹を巡るのも趣があっていい。                                                                    山門をくぐると早速石庭が迎えてくれた。 松島湾を表すと言う白い砂の上に 実在する七つ(七福神)の島々を表現しているそうだ。 今の時期は苔の緑が美しくその苔は周囲の山々を表していると聞いた。 なるほど!(新緑の時期はイメージがしやすい)  じっと眺めていたら静寂の中から波の音が聞こえて来たような気がした。                                                                             ここには350年以上も前に建造された “三慧殿(さんけいでん)“ がある。 伊達政宗の嫡孫 “光宗” を祀る宮殿型厨子を殿内に見る事が出来た。 そして同じ時代に江戸から解体移設をしたと言う “本堂” もあった。 これは納涼の亭として使われたらしく 今の別荘に当たる建物になるようだ。  いずれの建物も過ぎ去った年代を感じさせない状態の良さには驚いてしまった。                                                               さらに印象深かったのは二つの建物を繋ぐ庭の素晴らしさだった。 新緑の木立は勿論 生える苔の緑も庭全体を生き生きとしてくれていた。  その中にめずらしい花を見つけた。 花の中心にふくらんだ白い球体を持つ “ユキモチソウ” だ。 雪のように白く やわらかい餅のようでもある と 見たままの名前である。  荘厳な雰囲気の庭にあるこの花は 庭の主のようにも見えた。                                                         この花の存在感が一番印象的であった。