腐った世の中は身を生じない





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「ありがとうございました、クソッタレ!」(二十四歳 / 元祖ぬまっきGAL@祝・懲役20周年)

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【夢現mix】

雨足が極めて激しく強くて地面は既に霧が掛かったような状態になっていて、バケツを引っ繰り返し撥ねっ返った水飛沫のシャワーを全身で浴びたような濡れ鼠のリーマンらが走り抜けて(性春して)いた。雨具を絶賛している人たちを前に、やっぱ買っといて良かったァ!と勝ち誇るように安心していたオレはレインコートとは違うもの、即ち、アンブレラを購入していた!
市役所前の信号を無視。業務を終了させた公務員らの群れを掻き分け逆走していたオレは、不届き者感がハンパない。未だ嘗て見たことがないぐらいの激しい雨が降り、異様な雰囲気の最中、天変地異が起こるような予感。すると、突然、サイレンが鳴りだし、それが大雨警報ではなく津波警報だった為、地震がないのに、何故、津波警報なのか?頭で理解出来ず、精神は怯え始め、肉体は萎縮し、この大雨と津波警報に関連性があるのか?ないのか?恐ろしくなって来た。
その後、バス停に移動すると、駅前の降り方とバス停の降り方が余りにも違い過ぎた。このような状況も把握出来ず、思わずリーマンに話し掛けると、他の何か楽しいことに気を奪われてオレがいたのを忘れて全力で疎かにしていたかの如く、全然、喋ってもらえない。フルシカト状態。列の先頭に中心的な人物がいて、その後ろにずらりいるのは同僚メンバーらしい。先程に話し掛けたリーマンに詰め寄ると、「雨雲があること…。」とだけ告げられ、その発言の真意を教えてもらえないままにバスに乗り込むと、囚人護送車並みの殺伐とした@空気。しかし、女子部は割りとほんわかとしたムードで、ルームミラー越しに確認した運転手も優しそうだった。
すると、僅かに開いた社会の窓から、オレのことを女だと勘違いした奴が、子分みたいな奴に「(オレの)乳揉んで来い!」と命令しているのが聴こえて、オレは、「オレは男だ!」と掛け合ったところ、命令してた奴と意気投合。ながっぱなしを終えて降車する停留所直前で、オレが、「お疲れ~!」と言ったら、「お疲れは、なしな~!(爆)」と言われた。
いつの間にかこんな感じで社会に溶け込んでいて、    となっていたオレは、あと数ヶ月で世界は滅亡だし、    にもどーせ行かないだろうから、今回のバスに乗る直前の不愉快な出来事も、別に、ま、いっか!っと思うと、微塵も哀しくなかった。


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