HRJ 中央突破 の日記?雑記?備忘録?

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一命 ~満島ひかり~

2013年11月03日 | 映画?DVD?の感想?
ここ何ヶ月かすっかり満島ひかりブームが来ているので、
次は一命を見てみた。主役じゃないからあんまり出演目当てで見るもんじゃないと思ったけど。

主君を失い窮乏を極める武士の悲劇のお話。

妻子が病気の武士が、どうにもならなくなって狂言切腹でお武家様から金をせびろうとする。
(同情を買ってお金をもらおうとする)
狂言切腹なんてけしからん、と本当に切腹させられる。



結果、誰かが決定的に悪いワケではなく、運命の糸が悲しく交差するのを
延々と見ることになる。

ただ、敢えていうならやっぱり切腹させた武士道?が責任的には大きいのかなぁ。
金をせびりとられることすら許容して、あえて騙されるくらいが、なお格好エエような気がするが、
そもそも武士道に詳しくないので、単なる一個人の感想やけどね。



役者陣が演技派なので、雰囲気を含めて見応えはある。
個人的な好みでいえば、

千々岩求女(ちぢいわ もとめ) - 瑛太

美穂(みほ) - 満島ひかり

松崎隼人正(まつざき はやとのしょう) - 新井浩文

斎藤勧解由(さいとう かげゆ) - 役所広司

あたりが好きかな。



息子が亡くなってしまい、「申し訳ございません」と号泣連呼する
美穂(満島ひかり)がかわいそうやった。。

最後、切腹した武士の父親(市川海老蔵)が悲歌慷慨、お武家様に切り込むんやけど、
もうそこは、悲劇によって乱心した武士って感じで、なかなか好感が持てた。


窮乏を極めると人は狂気に走る(平和でなくなる)のは、今昔普遍の理だと私は思っているので、
とにかく最低ラインをクリア出来ない武士道なんて!みたいな?

まぁタイトルが一命ってだけに、どうなんかな。
武士やらなんやら、細かいことはどうでもいい。

命は何よりも重いという、そういう結論なんだろうね。



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