ウーマンを見てから満島ひかりブームが来ている昨今。
それでも、生きてゆくで満島ひかりの噎せ返る演技力を再発見したので、
カケラを見てみることにした。
もはや満島ひかりの演技力と魅力を目的に見ているので、最初からかなり加点されていることを理解しておく。
この映画にあたっては、シルエットがかわいいので、(女らしいシルエットではなく、女のコ※幼さという意味の。)
それでさらに加点されてのスタート。
ザッと見た感じ、カケラというタイトル通り、何かぽっかり心に穴が開いた女の子の
それを埋める何かを探す物語ってところ。
リアリティのある描写(女の子の日や口元のヒゲ、ワ○毛、リアルな下着姿etc.)が出てきて、
そういう妙なグロさみたいなものを描くことで、見る側のこちら側の日常を思い出させることで、共感を訴えようというところか。
そこに同性愛が出てきたり、セフレが出てきたり、非日常なテーマを加えて、
それで「心が穴が埋まる!?」なんて思ったりして、
でもやっぱり埋まらなくて、最後は「わからない」
ラストシーンあたり、はる(満島ひかり)の「(わからなくて)苦しいよぉ」とむせび泣くシーンが、結論なのかな。
そういうリアルと非日常を微妙にブレンドした、世界観の中で、
気持ち、というか心の揺らぎを見る映画ってところなんかなぁ、と解釈してるけれど、
視聴者を誘導するほどの、強力な感情表現がなく、(まぁこれはリアリティ?を出すためかもしれんけど)
ぼーっと見てるだけだと理解出来ない感じもある。
かなり見る側で想像しないとね。
そしていかんせんはる(満島ひかり)の背景が一切描かれておらず、微妙に入り込みにくい面がある。
そこは、見る側で想定して欲しいのか、あえて描かないことで何かを表しているのか。
ラストのラスト、女のコらしいカッコをしてみかんを手に入れるはる(満島ひかり)は、何か一歩踏み出したのか、
でも「ぎゃぁぁぁ」という絶叫が暗転時に流れるということは、やっぱり「わからない」ということなんかなぁ。
まぁかなりぼんやりしたまま進行してぼんやりしたまま終わるので、あまり考えないのが正解かな。
そういうもんやりした雰囲気を楽しむ大人の映画だと思えばいいのかね。
ちょっとぼんやりし過ぎて、面白さには欠けるかもしらん。
よくわからない絵本みたいな感じかな。違うか。
まぁまぁとにかく、最初に書いたように、結果満島ひかりを見る映画であることは絶対的であり、
それがなければかなり面白くない可能性はあるかなぁ、個人的にはさ。
演技力というよりかは、シルエット、ビジュアルやね。
全体のシルエットと
口元のヒゲ感
怪訝な顔もエエ感じやったね。
どうやら私は、不機嫌、怪訝な顔が好きらしいね。
定期的に不機嫌な顔がエエということを書いているような記憶がある。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます