エテポンゲの独り言

残したい瑣末な話し

すっきりした世界

2007年03月26日 | 時事

いまや環境問題は地球規模の課題です。昭和40年代、日本は公害による環境汚染で苦しみました。そして未だに被害者救済に関しては解決に至っていません。またヨーロッパでは大気汚染原因の温暖化に神経を使っています。京都議定書を批准できないアメリカさえもが州単位では厳しい規制を考えてるようです。

世界の潮流は環境の維持管理にあるのは間違いないのだけれどお隣りの国では全く関心が無いようです。山の木を全部切って岩の上から緑色のペンキを塗ったりするお国柄です。大気や河川の汚染が早晩我国にも影響を与えるのは間違いないでしょう。

なんと言っても大きな国です。人口も巨大だから大変なエネルギーがあります。そんな国がかつての高度経済成長の日本の真似をしたら環境に与える影響は甚大です。しかし彼の国には「公害」と言う概念は無いらしい。中華思想の人々を説得するのもなかなか難しいことです。いっそうのこと上の地図のような世界ならばとつい想像したくなりますね。

止まらぬ汚染、汚水垂れ流し放題の黄河―甘粛省蘭州市

3月22日21時25分配信 Record China


止まらぬ汚染、汚水垂れ流し放題の黄河―甘粛省蘭州市

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黄河には大量の生活廃水が未処理のまま垂れ流されている。写真の青い汚水も、どこから流れてくるか分からぬまま黄河に流れ込むままになっている。

2007年3月20日、甘粛省蘭州市のある住宅地の後ろを流れる黄河に、大量の青い汚水が流れ込んでいる。住民らによると、この付近ではしばしば汚水が黄河に排出されているが、政府機関はまったくこれを取り締まっていないとのこと。まさに垂れ流し放題である。数人の住民がこの汚水がどこから流れているのかを探そうとしたが、なかなか汚染源が見付からないという。

黄河は全長約 5464 km で中国で 2 番目に長い川。黄河の下流域は中国文明の発祥の地であり、歴代王朝の都が置かれた。そんな歴史あふれる黄河だが、2006年の甘粛省環境保護部門のデータによると、甘粛省内の913kmの黄河流域では下水排水量が年間2億3700万tに上り、生活排水の処理率はわずか34%。大量の生活排水が未処理のまま黄河に垂れ流されている。

2006~2010年にかけて甘粛省は49億7000万元(約750億円)を投入して黄河の汚染対策を進めると発表したが、実際には工業汚染源対策と都市部の汚水処理工場建設は遅れている。また、企業の環境汚染に対する認識も欠如しており、環境汚染問題は増すばかりだ。(編集・佐々木康弘)


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