エテポンゲの独り言

残したい瑣末な話し

尖閣問題

2010年11月15日 | 時事

ご無沙汰しました久しぶりの記事です。ブログを書くのが面倒になり休んでる間にも世間は動いてます。(当たり前だ!)昨今では尖閣諸島でのイザコザがNHKのトップニュースを続けています。これについて少し思う事を書きます。

事件が発生した当初はさすがに驚きました。殆どの日本人は中国の対応に驚きと怒りを覚え、日本政府の弱腰外交に幻滅したことでしょう。しかしそれも仕方ないところで当初は何を目的に中国漁船があんな行動をとったのか解らなかったから。この時点では政府のトップも国民の持つ情報も大差なかったんです。

けれどもう発生から日々も過ぎ、ましてや衝突時の動画までが流れ出し巷間の知るところとなりました。流出させた海上保安官を英雄にしナショナリズムを鼓舞喧伝するマスコミやネットサイトが多く見られます。最近の日本人は普段のJリーグサッカーには関心もないのに、いざ国際試合になると俄然色めき立ち日付の変わるのも気にせずTV観戦する人が増えてます。(わが女房もその一人)なるほど事が外国相手になると燃えるんですね。

しかし今回の事件も冷静に考えると事の真相も見えてくる。今の時点で今回の結果誰が得をして誰が損をしたかを検証すれば簡単に分かるはずです。得をしたのはアメリカ政府だけ、中国も日本政府も何の得もないどころかマイナスばかりです。国際的に覇権主義を公開した中国と内外に指導性の欠落を示した日本政府は損しかない。これで民主党政権は終わりでしょう。

反対に中国の脅威を日本国民に知らしめ軍事案件の主張が通りやすくなったアメリカは万々歳です。「思いやり予算」も増額してもらえるし。こんな美味しい話はありません。この間まで普天間基地でもめていた事が嘘のように思えます。実にこの展開は漫画の世界に思えます。アメリカ離れを標榜していた民主党政権も先祖帰りしてアメリカを頼ろうとしています。笑いが止まらないのはアメリカですね。

ここからは想像です。CIAという組織はご存知ですね。映画007でも頻繁に出てくるアメリカの対外諜報を旨とする組織です。昔はキューバのカストロ暗殺を企てたりと荒っぽいこともしましたがさすがに時代は21世紀です。もっと知恵を使い金を使います。私は今回の尖閣事件はCIAの仕業だと思います。

事件起こした漁船の船長と乗組員は明らかに軍人です。普通の漁船が外国の警備艇に体当たりなんかしませんよ恐ろしくて。自船より大きな船体の船に体当たりすれば自分が沈没するのが当然でその時点で「死」が待っています。つまり彼らは自船にダメージが少ないぶつかり方を知っているんです。これは漁民ではなく戦いのプロの仕業です。ではなぜ彼らがそんな行動をとったのか?CIAの工作員に金を貰い依頼されたんでしょう。

目下の中国は経済活動が活発でGDPでも日本を追い越し世界第2位です。メディアの報道を見ても不景気な日本人が羨む暮らしぶりです。しかしそれは上海などの都市部の一部の人達だけで多くの中国人は以前と変わりない生活レベルを強いられています。当然鬱屈した不満を抱いてる。中国には国家に統制されない地方の軍閥がまだまだ沢山いる。そんな軍閥の一人にCIA工作員が声をかければ簡単に話に乗ると思えるんです。

もう少し前に韓国の巡視船が攻撃を受けました。あの事件でもいろんな証拠品から北朝鮮の犯行にされました。私はこの件もCIAが絡んでいるように感じます。北朝鮮がコメントしたように出された証拠品の数々は彼らなら簡単に集められる代物ばかりです。今回ばかりは北朝鮮も被害者かもしれません。

アメリカの軍産複合体は本当に恐ろしい。目的のためならば自国民の命すら躊躇なく奪います。そんな彼らなら自らの権益のために極東でちょっといたずら程度の工作くらい訳もなくやりそうです。それに乗せられて易々とナショナリズムの旗を振る国民も愚かであります。しかしその扇動しているのが日本のメディアなんです。日本のマスコミは「アメリカの犬」です。それは彼らの過去を見れば明らかな事です。私の大好きなNHKもしかり。悲しい事です。

どんな驚く事件も時間がたち冷静に考えるとその姿が見えてきます。今回の事も少しだけ角度を変えれば実像が解ります。しかし戦後65年も経つけれどこの国は未だにアメリカの掌から逃れられないことを実感してなんだか暗澹たる気持ちに成りました。毎日のニュースを見ながら憤りからつい記事投稿をいたしました。

話は変わりますがネットを徘徊していると色んなサイトに出会います。激越な論陣を張るサイトをよく見かけますが、その多くは政治団体や宗教団体から経済的支援を受けているようです。最近漸く気がつきました、あまり真に受けずに気を付けて付き合いましょうね。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿