エテポンゲの独り言

残したい瑣末な話し

検察審査会やってました

2010年05月05日 | 時事

昨今民主党幹事長の小沢氏の政治資金問題で話題になってる検察審査会。私も20年ほど前に経験しました。

サラリーマンしながらだから時間的にはけっこうキツカッタ思いが残っていますが、正直なところあまり緊張感はありませんでした。

地方のしかも田舎でしたからのんびりしたもんです。集められた人たちも「仕方ないけど、まあ良いわ」てな雰囲気でやってました。

あやふやな記憶ですが、一か月に一回くらい定期的に招集されて午前中地裁に集まりました。もちろん職業も年齢も様々な男女です。

私は会長になりましたが、その決め方も実にいい加減でした。裁判所の退官前くらいの職員が「30歳代の男子」という分けの解らない基準で選びそれが私でした。まあ特別に拒む理由もなかったから引き受けた次第でした。

月に一回の集まりでは事件や裁判の再現ビデオをよく見せられました。それがTVのワイドショーのものよりまだまだつまらないもので退屈で仕方なかった憶えがあります。

しかし最後の招集では実際の裁判の見学があり、それは緊張しました。なんとも静謐な空気の中で裁判長たちが着席し咳払いさえ憚られた記憶があります。けど私の検察審査会の中で記憶に残るシーンはそれだけです。

もっとも田舎の会でよかったんでしょう。退屈するくらいだから仕事にも支障が出なかった。これが都会なんかなら現実に訴えがしばしばあり定期的な会合だけではすまなかったことでしょう。

今回の小沢さんの件では世間は騒いでいますが、審査会のメンバーも色々な方がいますから正直なところ困った人もいたと思います。「俺は仕事があるから早く帰りたいとか想いながら議論をしていたでしょう。古い米国の映画「怒れる12人の男たち」を思い出します。

 

 

 

ブログ更新が滞りました。やはりこの季節はダメですね。毎年の事で心地よい環境がパソコンから私を遠ざけます・・・

 


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