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ガンダムの1年戦争とグリプス戦役を多くのガンダムゲームを共有プレイして弩外道視点で物語たりたい。第二話

2020-04-05 | ゲーム
ガンダムの1年戦争とグリプス戦役を多くのガンダムゲームを共有プレイして弩外道視点で物語たりたい。第二話なのです。

【ブリティッシュ作戦】を発動した我がジオン軍が、地球へ落下させる無人のサイドを、月軌道の外周を回って地球の落下軌道に入るように加速させたが、落下前に通過する、もはや無人のサイド5宙域(ルウム)にコロニーの落下を妨害しようと連邦艦隊は、現在集結中らしい。

連邦の司令官レビルがルウムに集めた艦隊は、当方のおよそ3倍ということだが、何も怖れる事は無いだろう。

こちらには、否、俺には愛機MS-06ザクⅡがある。

あれが、ある限り連邦の戦艦を沈めて沈めて沈めまくってやると、士官用の個室で昂っていました。

そんな時だった、部屋のドアが強めにノックされたのだ。

いったい、こんな時間に誰だろうと疑問に思いつつも、『どうぞ』と言って客を招き入れた。

その人物は連絡担当の従卒で、やや緊張した面持ちで要件を告げた。

『弩外道大尉殿、大隊長殿とキシリア閣下が会議室で、お待ちです。至急おいで下さいとの事です。』

下士官はそれだけ言うとほっとしたのか大きく息を肺から吐き出した。                                                                                                                          
『キシリア閣下が?私に?いったい何が・・・』

とりあえず問いただしてみたが、当の下士官は、

『いえ、自分は何も伺っておりません。』と、いっそ爽やかに言い放った。

だからと言ってキシリア閣下をお待たせするわけにもゆかぬので、私は慌ただしく身支度を整えると、急いで会議室に向かった。

『弩外道大尉であります。よろしいでしょうか?』と尋ね会議室の扉をノックをすると、大隊長の声でいらえがあり『入れ』とだけ告げられた。

会議室の上座には、絵姿しかみたことのないこの国の中枢を担う方々のおひとりである、キシリア少将閣下が優雅に紅茶に口を付けていた。

『ご苦労、こんな時間にすまない。面倒掛けた、大尉。』

とキシリア閣下は優雅な居釈でおっしゃった。

『どうしても、貴官に聞きたい事と可能なら頼みたい事があったのだ。』

『と、申されますと?』                                                                               
『弩外道大尉は、ニュータイプという言葉を聞いた事はあるか?』

『宇宙に出た人類が認識域を拡大していく事らしいくらいしか理解しておりませんが。』

『そうか、それはまあ良い。』

『大尉は、この短期間で連邦の戦艦を15隻も沈めたそうだな?たいしたものだ。』

『畏れ入ります。』

文字通り、私は恐縮して畏れ入った。

『実は、レビルめがデブリ帯を通過して分遣艦隊を派遣をして、我が方の輸送艦隊に攻撃を掛けるかもしれないという情報を掴んだ。』

『それも、小艦隊とはいえ3個艦隊、それに加えてコロンブス級空母の襲撃部隊が2艦隊。』

『なんと。。。』

私は呆けたように口を開けたままだ。

『無論、デブリ帯で艦隊行動を維持して目的の場所に無事たどりつくなどとたわごともいい所だが。』

『私の立場では、笑って済ませる訳にはゆかぬ。』

『船はパプア1隻しか出せぬが、最新鋭の機体を2機お前にやろう。もちろん、デブリ帯で起こった艦隊攻撃戦など目的を果たしたら生きて返るだけでやっとであろう。その2機は使い潰してもかまわぬ。もし、輸送部隊への襲撃が事実なら、なんとしても叩き潰せ!』

キシリア閣下は一息でそこまで早口で言い切ると、妖し気な笑みを浮かべ。

『そなたなら、できるな弩外道大尉。』

と、優しい口調で言い終えた。

私は、とっさに言葉が思い浮かばず、

『はっ!一命に替えましても!』

しっかり声に出して、最敬礼しました。

キシリア閣下は、私を見て満足そうに頷くと。

『例の機体は、作戦に使用するパプアに積み込んである。既にメンテ済み、武装済みだが命を預ける機体は事前に良く知りたいであろう。パプアは第一搬入ポートに居る。疑問があればそこにいる開発者とエンジニアに聞けばよかろう。』

結局、私はその足で第一搬入ポートへ出向き、新型機の操作マニュアルと首っ引きになりながら、デブリ帯での極めて危険な、艦隊攻撃方法に頭を巡らせていた。

確かに、これは難題だ。それにキシリア閣下の意図が不明だ、懸念があるなら輸送船団に十分な護衛を付ければ良いだけじゃないのか!?

もしかして、今回は総力戦だからそれに回すMSも惜しいとか・・・・いやいや自分みたいなひよっこに虎の子の最新鋭機を下さるなんて、とても余裕がないなんて考えられない。

そこで、頭を振って邪念を追い出した。

どうせ、私ごときが考えてもわかるはずが無いのだから、任された作戦に集中して見事期待にお答えするのが私の仕事だ。

そう、考える事でふっきる事ができたと同時に明後日になるはずの艦隊攻撃に胸をはせていた。

これで、敵艦隊の襲撃が本当に偽報だったら、いったい何処に怒りをぶつけたらいいのか・・・

また、操作マニュアルと首っぴきになりながら、いつしか私は椅子に座ったままの姿勢で夢の国の住人になっていた。

翌朝、目が覚めると新機体の開発者の方とエンジニアの方が両機ともシミュミレーターの準備が出来た事を教えてくれた。

私は、朝食もそこそこにシュミレーターに張り付いて、機体を自分をものにしようと必死になっていた。なんせ命掛かってるんでw

そして、いよいよ作戦当日の朝が来た。

意外だったのはエンジニアの方たちだけでなく、開発者の方までパプアに乗り込んできたからだ。

なんでも、実戦データーが取りたいとの事、これって私の事信用してくれているのかな?

うーむ、益々失敗できなくなってきた、とは言っても閣下にご命令頂いた以上失敗なんて選択肢はとっくになくなっているんだけどねw

『さあて、いっちょかましてやりますか~♪』

私が冗談めかして言うとクルーの皆さんも相好を崩して笑ってくれたのがなんとも嬉しかった。

何しろ、私のMS操縦の腕だけがこの船に乗り合わせている人達の命を握っているのだから、私は皆に気づかれないように、もう今日幾度目かわからないカツを己に入れ直 した。

『ミノフスキー粒子濃度が高い、周囲に艦影も無いし、出元は目の前のデブリ帯だったりしないですかね?』

MAビグロ試作型を開発設計した、ミーシャさんの台詞だ。

彼女は、頭を抱えて考え込む癖があって、そのせいでめちゃめちゃ頭の良い人なのに、愛らしくて近寄り難い雰囲気が無い。

私もどちらかと言うと彼女の魅力にやられた一人だ。

『ミーシャさん、私がビグロで威力偵察に出てみますよ。』

『でも、デブリ帯ではビグロの高速が生かせないわ、無理はしないでね。』

社交辞令かと思ったら、本気で心配してるっぽいので、安心させるために私の考えているデブリ帯でのビグロの戦術を説明する事にした。

『大丈夫です、ミーシャさん。デブリ帯に入ったらそれ程、速度は出さないつもりです。最も最優先目標のコロンブス級空母を見つけたら、まっしぐらで飛んでゆきますが、クローで押さえ込んでしまえばビグロのメガ粒子砲が打ち放題じゃないですか、敵も同士討ちを警戒してこっちがほぼ止まった状態でも撃ってはこないでしょう。あとは次の標的に乗り換えるタイミングを計るだけです。』

『為るほど、大尉さんにはきちんとした考えがあったんですね。』

『まあ、安心して見ていて下さい。』

さっそくノーマルスーツのメットを被るとビグロの操縦席に収まり、戦闘モードに切り替えた。

カタパルト射出の方向をデブリ帯で最もミノフスキー粒子濃度が高い方へ向けてもらう、けれど射出速度はいつもの5分の1くらいだ、さすがにデブリに生身でキスしたくないからね。


デブリ帯に近づいて、モニターで注意深く視認するだけで、いるわいるわ連邦の空母も戦艦も巡洋艦もゴロゴロしている。

しかも、都合の良い事に敵空母は艦載機を発進させて無いときてる、これは突撃一択でしょwと呟いて最も近くのコロンブス級空母に全速力で突っ込み、クローで拘束後思いっきりビグロの強烈なメガ粒子砲を舷側に叩き込むと十数秒を待たずして装甲が赤化してもうすぐ撃沈サインなので、あわてて次の犠牲者に飛び移る。

矢継ぎ早にこの方法で、7隻のコロンブス級空母を撃沈した。

ただ、1隻だけこちらからデブリの陰にいた奴を逃してしまったが、さすがに空母1隻じゃあたいした事はできないだろう。

ろくろく、守備隊形もとれずに俺にやりたい放題やられた敵の指揮官は、デブリの外へ艦隊を押し出した。視界の効く場所で戦艦の主砲火力でなんとかしたいって思ってるんだろうけど、お生憎さま、こちらは、そんなのろまじゃないぜ。

そういえば、キシリア様がもう1機用意してくださったモビルスーツは、俺に取って微妙に味が悪いものだった。

MS-06S 深紅に彩られたザクはシャア専用として、通常のザクⅡをチューンアップした機体で、まあ確かに最新鋭の機体ではあるけれど、士官学校の同期でシャア・アズナブルは、知力も体力も飛び抜けた存在で、俺は何一つとして奴に勝てた試しがない。

まあ、俺は二番手のガルマ様にも勝てなかったから万年3位というある意味ネタな立ち位置だったのだがw

しかし、今回の一連の戦闘で奴は僅か4隻しか戦艦を沈めてないらしい。

ここは、奴のフルカスタムザクⅡで戦艦撃沈数を上げるのも一興かという思いと同時に、視界の良い宇宙空間で対艦戦闘をするなら、戦い慣れているザクⅡの方が安心という思いもあり、パプアまでわざわざ一旦戻ってシャアザクに乗り換える事にした。

敵残存艦隊は追ってこなかった。

まあ、追ってきても来なくても返り討ちなんだけどねw

MS-06Sをカタパルトに装着させたら、例の艦隊の生き残りの方向へ最大速力で打ち出して貰った。


シャアザクには、ザクマシンガンとザクバズーカ双方の武装が用意されていたので、自身使った事が無いザクバズーカに興味もあったので、敵艦隊を殲滅できるだけの携行弾薬に注意して初めて連邦艦隊にザクバズーカを炸裂させた。


それは、ザクマシンガンのような心地よい規則正しい衝撃では無かったものの、僅か数発でマゼラン級戦艦さえ業火で包むザクバズーカの威力にしばし心奪われたほどだ。

しかし、実戦では双方適宜に使い分ける必要があるのも確かで、今日のようにのろまで大きくて、やたら頑丈な戦艦相手ならザクバズーカ一択だろうが、比較的小さくて飛行速度の早い戦闘攻撃機相手ならザクマシンガンに軍配があがるのは論を待たない所だ。

そういえば、兵器開発部では、ザクの新武装も色々開発中だとミーシャさんが、言っていたっけ。

後で、詳しい話が聞けたら面白そうだ。

パプアに帰還して、整備ポットからミーシャさんが、抱き着いてきた。

別に突然恋に落ちたとかそういう都合の良い話では無くて、単純に一人で戦闘出ていた俺の身が心配だったらしい。

今日の戦果を聞かれたので、マゼラン級戦艦7隻撃沈、コロンブス級航空母艦7隻撃沈、サラミス級巡洋艦9隻撃沈ですと、素直に答えたら真剣に尊敬されたので、ミーシャさんたちジオンの兵器開発の方たちが、連邦なんてめじゃ無いザクⅡみたいなすごい兵器を作ってくれるおかげですと答えたら、彼女は頬を染めて心底嬉しそうにしていた。


戦場で荒んだ心が癒されるが、彼女が高値の花なのはわかりきっている、彼女の頭脳がいかに優れていて、ジオンに取ってどれだけ重要人物かは、まだ試作1号機のビグロを実戦で使ってみて思い知っている。

彼女の開発品は、キシリア閣下以外評価されていないような事を言っていたが、そっちの方が想像力が全く無いのかと彼女のために弁護したい気分だ。

もし、連邦がザクⅡ並みのモビルスーツを生産可能になったらどうするつもりなんだ、戦争している、だから半壊して鹵獲されるジオンのMSが多少でるのは防げないだろう。

その技術を連邦に真似された挙句、連中が得意の量産をしてきたらどうするつもりなのかと問いたい。

そういう時のためにミーシャのような現状に満足しない、むしろそれをバネとしてより高みへ届く兵器開発者が国家の財産となるのは自明の理。

キシリア様がミーシャを高く買ってらっしゃる所以なのだから。

まあ、キシリア様のような優れたザビ家の人々がジオンを導くのだから、何も心配することはないのだけど。

さっきは、ガルマ様に勝てなかった事を一瞬コンプレックスに思ってしまったが、それは当たり前なのだ、あの方たちは指導者として生まれついた方たちなのだから。

キシリア様の困難と思われた命令は、結果的にあっけないほど簡単に達成されてしまった。

おそらく、キシリア様はミーシャやエンジニアの人たちが俺の力となってくれて、課題の難しさを格段に下げるように配慮して下さったのだろう。

ただただ頭が下がる。

ルウムでの戦闘は多少気にかかるが、ドズル様が最精鋭のジオン軍を率いてらっしゃるのだから万に一つの事も無いだろう。

遅めの夕食も済ませた事だし、今日の個人的勝利を秘蔵のワインで少し祝おうか。

こんな時、ミーシャを誘えるような性格だったら良いのにと思うのだが、まあ昔からこうだったのだからそれは諦めるしかないか。

何はともあれ、今日の俺個人のささやかな戦勝を祝うとするか・・・



皆さまにご報告:第二話のプレイ日記の部分で使ったゲームは、機動戦士ガンダム連邦vsジオンDXと機動戦士ガンダム めぐりあい宇宙の2作です。

どちらも良作ですので、時間とお金がある方は、通販サイトへgo!とは今更言いませんが、今でも結構いけるかも知れません。


と書いてて、これほんとに攻略プレイ日記か!?と振り返っている中の人が・・・

次回は弩外道は地球に降りる予定にしております。

『あなたの喜びが、あなたの大切な人たちを包み込みますように~♪』
コメント
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