ガンダムの1年戦争とグリプス戦役を多くのガンダムゲームを共有プレイして弩外道視点で物語たりたい。第拾九話なのです。
本シリーズの攻略プレイ日記の部分には、【機動戦士ガンダム連邦vsジオンDX】と【機動戦士ガンダム クライマックスUC】そして【機動戦士ガンダム めぐりあい宇宙】及び【機動戦士ガンダム戦記】の4作品を使用しています。
前回は部下のパイロットのレベル上げのため、それぞれ相応しいミッションに参加させましたが、パイロット6名中、第6MS特務遊撃小隊の2人にはまだ指導を与えていなかったのでそこからスタートです。
ここから第拾九話
ミッションはタクマラカン砂漠における敵の進軍を妨害するというものです。
弩外道はゲルググで出ました。
シャーリー・ラムゼイ准尉はドムで出撃です。
敵護衛モビルスーツを排除しながら、61式戦車の縦列に攻撃を掛けます。
弩外道の戦果
陸戦型ジム 4機撃破
陸戦型ガンダム 1機撃破
61式戦車 12両撃破
シャーリー・ラムゼイ准尉の戦果
陸戦型ジム 2機撃破
61式戦車 6両撃破
作戦は、ベルファストに集結しつつある連邦軍の足止めをするミッションです。
弩外道はズゴックで出ました。
バミル・バクダミル軍曹はドムで出撃です。
掃討作戦は割と簡単に出来ました。
ここは、後方だと連邦の兵士や指揮官に油断があったのでしょう。
弩外道の戦果
ガンタンク 2機撃破
陸戦型ジム 2機撃破
バミル・バクダミル軍曹の戦果
ガンタンク 1機撃破
陸戦型ジム 2機撃破
地球上でのゲリラ戦の戦果も上々で、可能な範囲でパイロット育成ができた事に、幹部3人はほっとひと息を付いた。
『ドゲさん、そろそろ宇宙に上がってもいいんじゃないかい?』
『そうですね。贅沢言ったら切りがないですし、ルナツーの部隊も日にちが開いたからまたザル警戒になってるかもしれませんし。』
『私としても、しばらくは宇宙での戦果を優先させるべきだと思っている。』
『留守中の事は若干心配ではありますが、ジノビエフ中尉もガンス少尉も順調に育っているので大丈夫でしょう。』
『それじゃあ、明後日にはルナツー軌道に乗れるように、明日の晩には出航したいところだ。』
『了解です。司令閣下、不在の間ご迷惑をお掛けします。よろしくお願いします。』
『なに、留守番くらいは任せてくれ、それより、宇宙での戦果も頼んだぞ。』
『はっ!』
方針が決まったし、今回は作戦案を通常からいじるつもりもないから、ユウキに明後日には宇宙へ上がるのでしばらく会えない事を伝えに言った。
『大丈夫だって頭では分かってるんですよ。だって大佐はジオン軍切ってのエースパイロットなんですから。でも、傍にいてあげられないのが悲しいです。』
『ありがとう、ユウキ、でも僕が1度でも君の所へ帰って来なかった事なんかないからね、心配いらないよ。』
『もう(笑)』
こんなとりとめの無い話をして、二人きりの夜は過ぎてゆくのです。
いよいよルナツー軌道に向け、大気圏突破だ。
後、数時間はクルーは大変だけど、パイロットの俺にはやることがないので、連戦の疲れを少し癒そう。
そして、例に寄って、デブリ帯の中のデブリに偽装して、待つこと20分。
【敵艦隊を撃破せよ】【機動戦士ガンダム連邦vsジオンDX】より~
6隻の戦闘艦からなる、小艦隊がノコノコと言う感じでルナツーのメインポートから現れた。
シャルロッテ大尉はいち早くギャンで迎撃MS専用口を押えてくれている。
これで打ち漏らしたらサン・ジョルジュのクルーに頭下げて回らなくちゃ。
ちなみに、今日は気分でゲルググで出てますw
瞬く間に、連邦の戦闘艦6隻艦隊は業火に包まれ爆散したのでした。
弩外道の戦果
マゼラン級戦艦 3隻撃破
サラミス級巡洋艦 3隻撃破
シャルロッテ大尉の戦果
ジム 3機撃破
ボール 3機撃破
シャルロッテ大尉の戦果を聞いて、正直この短期間でこれほど格闘戦技能を上げるとは予想外でした。
『すごい、すごいよ!シャルロッテ大尉、こんな短期間で格闘戦をものにするなんて。』
『大佐殿の指導が素晴らしかっただけです。』
『次は、衛星軌道かサイド6で待ち伏せするにしても、今回は僕はサポートに回るよ。元々ギャンは対艦戦闘に優れたMSだからね。』
『さすがに、それは時期尚早かと、もう少しMS同士の戦闘に慣れさせて下さい。』
『経験をもっと積んでからということだと無理強いはできないなあ。じゃあ、今回も僕のサポートに回って護衛部隊を一掃してくれる?』
『はい、お任せ下さい。』
なんか、話はこんな感じで纏まってしまいました。
『さて、次は衛星軌道で待ち伏せるか、サイド6領海外で待ち伏せるか。意見はあるかい?』
『艦長の判断に任せるよ。正直、素人の僕が口出しして良い未来が予想できないからね。』
『そうですね、私も艦長に一任させて頂きたいです。』
『おっと、いきなり責任重大になっとるw』
『おっし、今回は裏を掻いてサイド6領海外に張るのを先にしよう。』
『了解です。』
【戦艦を撃沈せよ】【サイド6宙域】【機動戦士ガンダム連邦vsジオンDX】より~
弩外道はリックドムで出撃です。
そして、シャルロッテ大尉はギャンで出撃です。
結局、提案しただけで役割分担はかわらずです。
シャルロッテ大尉が敵MSやMAを押さえ込んで、弩外道がその隙に敵の母艦を沈めるいつもの戦法です。
弩外道の戦果
マゼラン級戦艦1隻撃沈
ボール 2機撃破
シャルロッテ大尉の戦果
ジム 3機撃破
ボール 2機撃破
僕は艦に戻るなり、シャルロッテ大尉を大いに称賛した。
『すごいじゃないか、シャルロッテ。見事な戦果だ、この分だと対MS戦に関しては1~2年で君に抜かれそうだよ。』
『冗談は止めて下さい、隊長。ジオン軍のエースでその上ニュータイプの隊長を抜ける訳がありません。』
『なあ。ドゲさん。シャルロッテは確かに良いパiイロットだと、思う。しかし、ドゲさんは自分を低く見過ぎ。あんたはジオンを背負って立つ2人のエースの片割れだ。』
『謙遜も行き過ぎると嫌味通り越して、意味不明だ?』
『もうちっと、部下を褒める時は抑えめにね。ドゲさんがシャルロッテが自主訓練までしてたの知ってたから誉めてやりたかったんだろ?』
『それは、そうなんですが。。。』
『なあ、シャルロッテ。ドゲさんはお前の自主訓練の間モニターずっと見てたよ、その努力を認めてやりたかったから、あんな話になっただけだから。まあ、ドゲさんの自己評価の低さには、ダグラス司令も、俺もほとほとこまりはててんだ。気を直してやんな。』
『はい、隊長ってジオンの英雄で階級は23の若さで大佐ですよね、人に寄るでしょうか相手に対して優越感とか感じる人の方が多いのに、隊長は誰にでも優しすぎます。先日艦に乗った新兵のターメリー二等兵に僕もここでは新入りだから。なんて道を教えてましたけど、ターメリー二等兵、大佐がジオンの英雄弩外道大佐だと知って失礼がなかったか狼狽えてましたよ。』
『もちろん、そこは隊長の素晴らしいとこなんですが。部下を過大評価するのだけは、止めるように心がけてくださいね。』
『だ、そうだドゲさん。お前さん部下が好きで好きで止まらないだろう?じゃなきゃ作戦の度にあんな緻密な作戦案書くのドゲさんだけだと思うぜ。部下が可愛くて仕方ないから部下が絶対やられない作戦を考え、足りない部分は自分がフォロー、画してドゲさんの部下は誰も死なないんだ。立派な事だと思うが、この先もずっとそんな事が可能だと思ってるのかい?張りつめ過ぎればピアノ線だって切れる。少し肩の力を抜いた報が良い。』
マット艦長は俺に優し気な目を向けてくれていた、
さっきまで、怒っていたはずのシャルロッテも、今は気づかわしそうな目でこちらを見ている。
『うん、理解した。これからは気を付けるよ。』
私が、そう答えるとブリッジの皆が安堵の表情に変わった。僕は、みんなにそんなに心配かけてたのか・・・悪い事しちゃったなあ。。
『ところでドゲさん、連邦に奇策をかけようと思うんだがどうだ?』
マット艦長がちょい悪親父のようににやりと笑う。
『私は以前から、宇宙へ上がったら戦術はともかく戦略的な事は全て艦長にお願いしてると思うのですが』
『私も、元よりそのつもりですので、かまいません。』
『どうも、最初に計画的に敵艦隊撃滅しちまつたからな、やっこさんらの上層部では、そのパターンを予想して叩こうなんて話があるらしくてね。それならこちらがでたらめにやりたい放題やったら面白そうじゃねえかい?』
『さすが、マット艦長、これは面白い事になりそうですね。』
『でも、隊長。もし、艦長の読みが外れたら手を引いて船まで連れ帰ってください。』
『もちろん!』
『そこで、そのパターンとやらに安心してる連邦の兵士たちに俺たち第1MS特務遊撃隊の実力をきっちり見せるって事でOK?』
『了解です。』
『分かりました。』
『それと二人とも連戦になるから最低4時間はタンクベッドを使って眠って置くと良い。』
『そんな訳で、目が覚めたら既に臨戦態勢整ってたw』
マット艦長が僕が必要以上に自分を追い詰めてしまうのを、やめさせたいだいのだろう。
ありがたい事だと思う。
縁起でも無いけど、僕とシャルロッテが落とされたら、この艦のクルー二百人以上が死んでしまうから。
でも、そんな事はさせない。
いつも通り、冷静に戦えばいいだけだ。
そんな訳で万全を期すために、機体はジオングを選んだ。
サイコミュの補助があればメガビーム砲の斜線が正確になるし。連邦のニュータイプを刃を交える前に、有線ハンドビーム砲のコントロールをサイコミュで完全にできるようにしておくのは最低限必用だ。
シャルロッテ大尉は、ギャンをチョイスした。
【敵艦隊を攻撃せよ。】【機動戦士ガンダム連邦vsジオンDX】より~
さて、いよいよルナツーのメインポートから鴨がネギ背負ってやってくる。
まあ、連中の艦隊がでてくるまで、偽装して配置が終わってから15分しか立ってない。これじゃあおいしい紅茶を飲む暇もないw
結局、敵の小艦隊が宇宙のゴミと化すまで、3分掛かりませんでした。
ジオングのメガ粒子砲の高性能と私がサイコミュの扱いに慣れてきたからでしょう。
私の仕事が、早かったので。さすがにシャルロッテの戦果はいつもより少なかったが、私の攻撃中に護衛機を一歩も近づけなかったのだから、その働きは評価されねばならない。
弩外道の戦果
マゼラン級戦艦 3隻撃破
サラミス級巡洋艦 3隻撃破
シャルロッテ大尉の戦果
ジム 1機撃破
ボール 1機撃破
『さて、サンジョルジュ・戦略・戦術会議をはじめよう。』
マット艦長が、重々しく口を開いた。
『さすが、マット艦長、読み通りでしたね。これで予定の半分の期間で当初の戦果を挙げる事ができました。ありがとう。』
『ああ、隊長がジオングに乗ると艦隊殲滅3分切るんですね。』
『ほとんど、戦果があがりませんでした。』
『今度、シュミレーターで僕が使っている格闘戦の技を簡単で使える順に教えてあげるよ。どうかな?』
『ありがとうございます。このお礼はいつか必ず。』
『いや。そんな大層な話じゃないよw』
『だから、今夜遠征成功パ-ティやるぞ!』
『はぁ』
思わず二人のため息が重なりましたw
かくして、第1MS特務遊撃隊の2番艦サン・ジュルジュは酔っ払いながらもなつかしのキャリフォルニア・ベースに向かっていたのでした。
次回からは、地球の戦闘に戻りますが、戦況はかなり連邦軍に傾きジオン軍には、かなり厳しそうです。さて、弩外道はどんな戦術を組むのでしょう!?
次回も見てくださいね~♪
『あなたの理が常に木漏れ日とありますように~♪』
本シリーズの攻略プレイ日記の部分には、【機動戦士ガンダム連邦vsジオンDX】と【機動戦士ガンダム クライマックスUC】そして【機動戦士ガンダム めぐりあい宇宙】及び【機動戦士ガンダム戦記】の4作品を使用しています。
前回は部下のパイロットのレベル上げのため、それぞれ相応しいミッションに参加させましたが、パイロット6名中、第6MS特務遊撃小隊の2人にはまだ指導を与えていなかったのでそこからスタートです。
ここから第拾九話
ミッションはタクマラカン砂漠における敵の進軍を妨害するというものです。
弩外道はゲルググで出ました。
シャーリー・ラムゼイ准尉はドムで出撃です。
敵護衛モビルスーツを排除しながら、61式戦車の縦列に攻撃を掛けます。
弩外道の戦果
陸戦型ジム 4機撃破
陸戦型ガンダム 1機撃破
61式戦車 12両撃破
シャーリー・ラムゼイ准尉の戦果
陸戦型ジム 2機撃破
61式戦車 6両撃破
作戦は、ベルファストに集結しつつある連邦軍の足止めをするミッションです。
弩外道はズゴックで出ました。
バミル・バクダミル軍曹はドムで出撃です。
掃討作戦は割と簡単に出来ました。
ここは、後方だと連邦の兵士や指揮官に油断があったのでしょう。
弩外道の戦果
ガンタンク 2機撃破
陸戦型ジム 2機撃破
バミル・バクダミル軍曹の戦果
ガンタンク 1機撃破
陸戦型ジム 2機撃破
地球上でのゲリラ戦の戦果も上々で、可能な範囲でパイロット育成ができた事に、幹部3人はほっとひと息を付いた。
『ドゲさん、そろそろ宇宙に上がってもいいんじゃないかい?』
『そうですね。贅沢言ったら切りがないですし、ルナツーの部隊も日にちが開いたからまたザル警戒になってるかもしれませんし。』
『私としても、しばらくは宇宙での戦果を優先させるべきだと思っている。』
『留守中の事は若干心配ではありますが、ジノビエフ中尉もガンス少尉も順調に育っているので大丈夫でしょう。』
『それじゃあ、明後日にはルナツー軌道に乗れるように、明日の晩には出航したいところだ。』
『了解です。司令閣下、不在の間ご迷惑をお掛けします。よろしくお願いします。』
『なに、留守番くらいは任せてくれ、それより、宇宙での戦果も頼んだぞ。』
『はっ!』
方針が決まったし、今回は作戦案を通常からいじるつもりもないから、ユウキに明後日には宇宙へ上がるのでしばらく会えない事を伝えに言った。
『大丈夫だって頭では分かってるんですよ。だって大佐はジオン軍切ってのエースパイロットなんですから。でも、傍にいてあげられないのが悲しいです。』
『ありがとう、ユウキ、でも僕が1度でも君の所へ帰って来なかった事なんかないからね、心配いらないよ。』
『もう(笑)』
こんなとりとめの無い話をして、二人きりの夜は過ぎてゆくのです。
いよいよルナツー軌道に向け、大気圏突破だ。
後、数時間はクルーは大変だけど、パイロットの俺にはやることがないので、連戦の疲れを少し癒そう。
そして、例に寄って、デブリ帯の中のデブリに偽装して、待つこと20分。
【敵艦隊を撃破せよ】【機動戦士ガンダム連邦vsジオンDX】より~
6隻の戦闘艦からなる、小艦隊がノコノコと言う感じでルナツーのメインポートから現れた。
シャルロッテ大尉はいち早くギャンで迎撃MS専用口を押えてくれている。
これで打ち漏らしたらサン・ジョルジュのクルーに頭下げて回らなくちゃ。
ちなみに、今日は気分でゲルググで出てますw
瞬く間に、連邦の戦闘艦6隻艦隊は業火に包まれ爆散したのでした。
弩外道の戦果
マゼラン級戦艦 3隻撃破
サラミス級巡洋艦 3隻撃破
シャルロッテ大尉の戦果
ジム 3機撃破
ボール 3機撃破
シャルロッテ大尉の戦果を聞いて、正直この短期間でこれほど格闘戦技能を上げるとは予想外でした。
『すごい、すごいよ!シャルロッテ大尉、こんな短期間で格闘戦をものにするなんて。』
『大佐殿の指導が素晴らしかっただけです。』
『次は、衛星軌道かサイド6で待ち伏せするにしても、今回は僕はサポートに回るよ。元々ギャンは対艦戦闘に優れたMSだからね。』
『さすがに、それは時期尚早かと、もう少しMS同士の戦闘に慣れさせて下さい。』
『経験をもっと積んでからということだと無理強いはできないなあ。じゃあ、今回も僕のサポートに回って護衛部隊を一掃してくれる?』
『はい、お任せ下さい。』
なんか、話はこんな感じで纏まってしまいました。
『さて、次は衛星軌道で待ち伏せるか、サイド6領海外で待ち伏せるか。意見はあるかい?』
『艦長の判断に任せるよ。正直、素人の僕が口出しして良い未来が予想できないからね。』
『そうですね、私も艦長に一任させて頂きたいです。』
『おっと、いきなり責任重大になっとるw』
『おっし、今回は裏を掻いてサイド6領海外に張るのを先にしよう。』
『了解です。』
【戦艦を撃沈せよ】【サイド6宙域】【機動戦士ガンダム連邦vsジオンDX】より~
弩外道はリックドムで出撃です。
そして、シャルロッテ大尉はギャンで出撃です。
結局、提案しただけで役割分担はかわらずです。
シャルロッテ大尉が敵MSやMAを押さえ込んで、弩外道がその隙に敵の母艦を沈めるいつもの戦法です。
弩外道の戦果
マゼラン級戦艦1隻撃沈
ボール 2機撃破
シャルロッテ大尉の戦果
ジム 3機撃破
ボール 2機撃破
僕は艦に戻るなり、シャルロッテ大尉を大いに称賛した。
『すごいじゃないか、シャルロッテ。見事な戦果だ、この分だと対MS戦に関しては1~2年で君に抜かれそうだよ。』
『冗談は止めて下さい、隊長。ジオン軍のエースでその上ニュータイプの隊長を抜ける訳がありません。』
『なあ。ドゲさん。シャルロッテは確かに良いパiイロットだと、思う。しかし、ドゲさんは自分を低く見過ぎ。あんたはジオンを背負って立つ2人のエースの片割れだ。』
『謙遜も行き過ぎると嫌味通り越して、意味不明だ?』
『もうちっと、部下を褒める時は抑えめにね。ドゲさんがシャルロッテが自主訓練までしてたの知ってたから誉めてやりたかったんだろ?』
『それは、そうなんですが。。。』
『なあ、シャルロッテ。ドゲさんはお前の自主訓練の間モニターずっと見てたよ、その努力を認めてやりたかったから、あんな話になっただけだから。まあ、ドゲさんの自己評価の低さには、ダグラス司令も、俺もほとほとこまりはててんだ。気を直してやんな。』
『はい、隊長ってジオンの英雄で階級は23の若さで大佐ですよね、人に寄るでしょうか相手に対して優越感とか感じる人の方が多いのに、隊長は誰にでも優しすぎます。先日艦に乗った新兵のターメリー二等兵に僕もここでは新入りだから。なんて道を教えてましたけど、ターメリー二等兵、大佐がジオンの英雄弩外道大佐だと知って失礼がなかったか狼狽えてましたよ。』
『もちろん、そこは隊長の素晴らしいとこなんですが。部下を過大評価するのだけは、止めるように心がけてくださいね。』
『だ、そうだドゲさん。お前さん部下が好きで好きで止まらないだろう?じゃなきゃ作戦の度にあんな緻密な作戦案書くのドゲさんだけだと思うぜ。部下が可愛くて仕方ないから部下が絶対やられない作戦を考え、足りない部分は自分がフォロー、画してドゲさんの部下は誰も死なないんだ。立派な事だと思うが、この先もずっとそんな事が可能だと思ってるのかい?張りつめ過ぎればピアノ線だって切れる。少し肩の力を抜いた報が良い。』
マット艦長は俺に優し気な目を向けてくれていた、
さっきまで、怒っていたはずのシャルロッテも、今は気づかわしそうな目でこちらを見ている。
『うん、理解した。これからは気を付けるよ。』
私が、そう答えるとブリッジの皆が安堵の表情に変わった。僕は、みんなにそんなに心配かけてたのか・・・悪い事しちゃったなあ。。
『ところでドゲさん、連邦に奇策をかけようと思うんだがどうだ?』
マット艦長がちょい悪親父のようににやりと笑う。
『私は以前から、宇宙へ上がったら戦術はともかく戦略的な事は全て艦長にお願いしてると思うのですが』
『私も、元よりそのつもりですので、かまいません。』
『どうも、最初に計画的に敵艦隊撃滅しちまつたからな、やっこさんらの上層部では、そのパターンを予想して叩こうなんて話があるらしくてね。それならこちらがでたらめにやりたい放題やったら面白そうじゃねえかい?』
『さすが、マット艦長、これは面白い事になりそうですね。』
『でも、隊長。もし、艦長の読みが外れたら手を引いて船まで連れ帰ってください。』
『もちろん!』
『そこで、そのパターンとやらに安心してる連邦の兵士たちに俺たち第1MS特務遊撃隊の実力をきっちり見せるって事でOK?』
『了解です。』
『分かりました。』
『それと二人とも連戦になるから最低4時間はタンクベッドを使って眠って置くと良い。』
『そんな訳で、目が覚めたら既に臨戦態勢整ってたw』
マット艦長が僕が必要以上に自分を追い詰めてしまうのを、やめさせたいだいのだろう。
ありがたい事だと思う。
縁起でも無いけど、僕とシャルロッテが落とされたら、この艦のクルー二百人以上が死んでしまうから。
でも、そんな事はさせない。
いつも通り、冷静に戦えばいいだけだ。
そんな訳で万全を期すために、機体はジオングを選んだ。
サイコミュの補助があればメガビーム砲の斜線が正確になるし。連邦のニュータイプを刃を交える前に、有線ハンドビーム砲のコントロールをサイコミュで完全にできるようにしておくのは最低限必用だ。
シャルロッテ大尉は、ギャンをチョイスした。
【敵艦隊を攻撃せよ。】【機動戦士ガンダム連邦vsジオンDX】より~
さて、いよいよルナツーのメインポートから鴨がネギ背負ってやってくる。
まあ、連中の艦隊がでてくるまで、偽装して配置が終わってから15分しか立ってない。これじゃあおいしい紅茶を飲む暇もないw
結局、敵の小艦隊が宇宙のゴミと化すまで、3分掛かりませんでした。
ジオングのメガ粒子砲の高性能と私がサイコミュの扱いに慣れてきたからでしょう。
私の仕事が、早かったので。さすがにシャルロッテの戦果はいつもより少なかったが、私の攻撃中に護衛機を一歩も近づけなかったのだから、その働きは評価されねばならない。
弩外道の戦果
マゼラン級戦艦 3隻撃破
サラミス級巡洋艦 3隻撃破
シャルロッテ大尉の戦果
ジム 1機撃破
ボール 1機撃破
『さて、サンジョルジュ・戦略・戦術会議をはじめよう。』
マット艦長が、重々しく口を開いた。
『さすが、マット艦長、読み通りでしたね。これで予定の半分の期間で当初の戦果を挙げる事ができました。ありがとう。』
『ああ、隊長がジオングに乗ると艦隊殲滅3分切るんですね。』
『ほとんど、戦果があがりませんでした。』
『今度、シュミレーターで僕が使っている格闘戦の技を簡単で使える順に教えてあげるよ。どうかな?』
『ありがとうございます。このお礼はいつか必ず。』
『いや。そんな大層な話じゃないよw』
『だから、今夜遠征成功パ-ティやるぞ!』
『はぁ』
思わず二人のため息が重なりましたw
かくして、第1MS特務遊撃隊の2番艦サン・ジュルジュは酔っ払いながらもなつかしのキャリフォルニア・ベースに向かっていたのでした。
次回からは、地球の戦闘に戻りますが、戦況はかなり連邦軍に傾きジオン軍には、かなり厳しそうです。さて、弩外道はどんな戦術を組むのでしょう!?
次回も見てくださいね~♪
『あなたの理が常に木漏れ日とありますように~♪』