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ガンダムの1年戦争とグリプス戦役を多くのガンダムゲームを共有プレイして弩外道視点で物語たりたい。第九話

2020-04-15 | ゲーム
ガンダムの1年戦争とグリプス戦役を多くのガンダムゲームを共有プレイして弩外道視点で物語たりたい。第九話なのです。
第八話と本日の第九話の攻略プレイ日記の部分に使用したゲームは【機動戦士ガンダム連邦vsジオンDX】(PS2)です。
もう気づいていらっしゃる方も多いと思いますが、ゲームオリジナルのキャラキャプチャーを原作から可能な限り使用していますが、複数の作品を繋げて辻褄合わせる関係上他作品からの移植やとうとう有名ラノベのカラーページから引っ張って来るありさまで、中の人の著作権法侵害とか心配してくださる読者さんもいらっしゃるかもしれませんが、著作権は主に商法に付随する部分が大きいので、お金儲けを目的としない本ブログにはあまり関係無いはずです。たぶん。一応。ほんとに、大丈夫かな。。。



ここから第九話です。
キシリア様に、課せられたノルマを果たしてグラナダに戻って、キシリア閣下に急ぎ作成した今回の作戦資料を手渡し、詳細な報告を行った所。その場で大佐の辞令を頂いたのには驚いた。これってあらかじめ私が、所定の戦果を上げるのは当然と考えてなきゃいくらキシリア閣下でも間に合わないはず。思わずまたしても感激させられてしまった私でした。
『さて、例の新型MAの実戦テストの詳細は、外に待たせてある二人に聞くと良い、貴官もよく知る人物だ。それから、知り合いの方がやりやすかろうから、テストの母艦もマット中佐のザンジバルに任せよう。他に何か希望はあるか?』
そこまで、気を使って貰って文句言ったらバチが当たりそうなので、
『ありません、ご配慮ありがとうございます。閣下。』
と、びしっと敬礼を決めた弩外道でした。
キシリア様の執務室を出て最初の出来事は、懐かしい人達との再開でした。
私信で結構頻繁に連絡をとりあっていたものの、内容が内容だけにヴィジホンさえ使わずだったので、本当に顔を見た事さえ3ケ月ぶりという短いようで長いあいだったので、恩人とも言える、兵器開発部門のカーン博士とミーシャ技官の二人に再び会えたのは感無量だった。
『弩外道さん、もう大佐になっちゃったんだね。初めてあった時は大尉さんで、新兵さんみたいだったけど、すっかりカッコ良くなっちゃって。見違えちゃった。』
とイタズラっ娘ぽくウィンク決めてくる。ミーシャ技官は確かに元々美少女だったけどメイクもリップをおざなり程度に引いているだけの、飾り気の全く無い数ケ月前の彼女しか知らなかったから、正直この伸びっぷりには、驚いた。

いくら、この年頃の娘がわずかの間で美しくなるのは当たり前だからって、カーン博士と一緒だからミーシャ技官と分かったようなもので、街なかで声掛けられられたら、『どこかでお会いしましたっけ?』決めかねないレベルだwいあいあツインーテールって、前回会った時は、もさいショートボブだったし、この短期間にどれだけ髪伸ばしてんだよって話だし、いくら技官に軍服無いから外では私服だからって、こんなおしゃれコーデなんてしてなかったし。。。
まあ、カーン博士は相変わらず、よれたスーツにこちらはぴしっと洗濯したあと丁寧にアイロン掛けされた文字とおり真っ白な白衣をまとった姿で、そのカッコでキシリア様に面会したの?って逆方向の心配する始末だったのが・・・
結論から言うと、私が開戦初期にミーシャが開発中だったビグロの試作1号機の性能に助けられて、戦術がぴたりはまった時に出会い、わずか3ケ月かそこらで、彼女は量産タイプの汎用型ビグロを完成させたのだったが、その機体にカーン博士やニュータイプ研究所のメンバーの協力の元、ニュータイプー専用型ビグロと呼べる単品ものの実戦テストパイロットがキシリア様の一存で私に振られた話だという事だ。
『本来、今回量産型ビグロに積み込んだサイコミュは、ニュータイプ研究所で開発されたものだから、儂らが説明するのは、おかしいんじゃが、キシリア閣下の思し召しで旧知の間がらの我々を遣わしたと言う訳じゃ。』
『その、テスト機に積まれたサイコミュと言う装置は、どんな働きをするもんですか?』
『弩外道君もジオン・ズム・ダイクンが宇宙に飛び出した人類の新たな人の革新がニュータイプであるという演説の一節は知っているだろう。』
『ええ、なんでも人の認識域が拡大されて人々は真に理解しあえる存在になれるとか。本当ならば素晴らしい事だと自分も思いますが。』
『今の所、ニュータイプとして認知されている人物は、勘が極端に優れているという側面があるという、つまり個人レベルでは考えられない戦功を上げている人物はニュータイプである可能性が高いという事になる、君やシャア・アズナブル大佐のように。』
『はあ?』
『それで、今次戦争の勝敗を決めるのはニュータイプにかかっているとキシリア様はお考えのようだ。ギレン様やドズル閣下にはまた別の思惑があるようじゃが。』
『だから、開戦当初から新兵とは考え難い活躍をした君が、キシリア様に引き抜かれたのは、ある意味当然だったのじゃ。』
『そして、君らとは別にニュータイプの素養のある者を集めて科学的にそのシステムを研究し、軍事システムにより活かせるように開発されたマンマシンインターフェイスがサイコミュなのだ。ニュータイプがサイコミュを装着するとより明確な意思が見えるようになるらしい、たとえば自分を撃とうしている殺意がその人物の空間座標まで把握できるようになるというのがニュータイプ研究所の主張でな、絶対に被弾しないスーパーパイロットの誕生という訳だ。ただ、ニュータイプ研究所に集められたニュータイプ達は未だMSやMAの操縦訓練を受ける段階では無いので、そのテストパイロットに君が選ばれた言うことだ。』
『まあ、大きな声では言えないが、そんな胡散臭いシロモノに頼らなくても、10機やそこらのMSに苦戦する君とも思えないんだが、それを君が実証してみせれば、サイコミュは有効であるというニュータイプ研究所の主張に正当性が持たせられるという茶番劇だよ。』
『まあ、私の作ったビグロに弩外道さんが乗ればそのくらいの戦果当たり前よね💛』
と、言う彼女にちょっとどきどきしたのは、ナカザト軍曹には絶対秘密にせねば・・・冷や汗をかく弩外道中佐あらため大佐だったのだ。
『では、ビグロの操作マニュアルとサイコミュに関する使い方?が記された取り扱い説明書みたいなもんらしいが、君に渡しておくよ。』
事情が全く分かっていないので黙っていたのだけれど、ついに我慢できなくてカーン博士に聞いてみる。
『もし、小官がニュータイプというのが間違いで、そのサイコミュなる装置を全く使いこなせなかったらどうなるんでしょう?』
『心配する事は無い、恥をかくのはニュータイプ研のヤツらで君じゃない。逆に私やミーシャには、君がそんなもの使えなくても、10機ほどのジムを圧倒したほうがよほど嬉しいくらいだ。』
『お二人は、ニュータイプ研の人たちにあまり良い印象を持ってらっしゃらないようですが、何か理由があるのですか?』
『まあ、まだ何も成果を上げてないうちから今次大戦の勝敗の決め手になるのは自分たちだからって主張して技術的にも全く押し付けの議論しかできないし、まあ、噂にすぎないのだけれど人体実験を人の生死に関わるレベルで頻繁におこなっているらしいなんて話もあって、それさえ連中の言動を普段から聞いていると真実なんじゃないかと思えるくらい他者への侮蔑と命の尊厳に対する敬意が欠けている姿勢を好意的に見れたら、それはお人好しすぎると言うものだ。』
『これは、まじめな忠告と思って聞いて欲しいが、奴らの用意したサイコミュなるものが、仮に戦場でとても役にたつものだとしても、彼らには近づかない方が良い。奴らの成果だけ受け取っておいて、決して連中と親しくならないように。これは嫉妬じゃないからね。君は、軍人としてお人良し過ぎるから私は心配なのだよ。分かってくれるかな。』
『もちろん、実戦テストの行き帰りの間は、お二人の傍らに居るか、既に面識ある艦長やサポートパイロットの傍にいるように心がけます。それでも、そいつらがしつこくしてきたら艦内の別の部署のクルーの所に逃げますよ。私結構その船では人気者なんでw』
『ははは、君らしいな。それなら私達も安心だ、何か技術的に不明なことや知りたいことがあったら遠慮なく私達に聞いてくれ。』
たぶん、もうすでにマット中佐に話が降りてないわけがないから、お二人にテスト期間に必要な荷物をまとめ次第、今回マット中佐の艦が入港している、ポートの近くのカフェを待ち合わせ場所に指定して、私も早速支度を始めた。といっても旅行の準備では無く先程博士から手渡された2冊のマニュアルに目を通しはじめたのでした。
まあ、手荷物は前回の戦果稼ぎにぷらすして今回のテスト分もあらかじめ用意していたので、今更買い足す必要も無いし、基本軍服なんで2着あればいつでも着回しできちゃうから、荷物は全然かさばらなかったり、こういう時は軍人てとくだなーと思う。ドレスコードのある高級店でも軍服で止められる事はないからね。ほんとに服代がかからない気楽な職業だと思うw
さて、件の待ち合わせ場所に集合したら私は二人をマット中佐のザンジバル級が駐機している桟橋まで案内したらさっき別れの挨拶をしたばかりの警備担当の軍曹が驚いた声で尋ねてきたので、まだ話は艦全体には降りていないのを確認して、キシリア閣下の温情で別任務の母艦もこの艦に決まった事を告げて、博士と技官を私の個人的恩人として紹介した。
なにせ、二人は軍属だけれども待遇はかなり高い位置にあるのだが、軍人みたいに階級章でひと目でわかるもんじゃ無いから一応顔見知りのわたしの恩人と知れば他のクルーも相応の礼を払ってくれるだろうという計算があったからなのですが。
それから、しばらくしてニュータイプ専用ビグロが搬入されて、艦の中心メンバーと二人の兵器開発担当者にニュータイプ研の研究者っぽい2人組をまじえて今回の作戦の立案意図やそれぞれの立場で皆が共有すべき内容をお互いにすりあわせて行ったのだが、からかう意図満々でニュータイプ研の二人の傍若無人振りに我慢の限界に来ていたのだろう艦長が。
『ところで、10機程度のジムを同時に相手して殲滅できたらそのサイコなんちゃらの有用性が示せるそうだが、機体じたいが最新型のリックドムより更に高性能だって話じゃねえか、こっちは弩外道大佐があっと言う間に7隻の戦艦隊を殲滅する所を特等席で見てるんで、弩外道大佐がそんなすごい機体に乗ったら、あんたらのサイコなんちゃらなんて無くてもジム10機くらいあっという間に殲滅しちまうと思うんだけど、その辺はどうよ。』
僕も艦長のこの物言いに思わず吹き出しそうになったが、なんとか堪えた。
血管が千切れるんじゃないか?ってくらい顔が真っ赤になったニュータイプ研の二人は、なんとか暴言吐くのを堪えたようだが、すごい目つきで艦長を睨んでた。
オロオロしている副長以外は、皆思い思いに笑い出しそうになっていたし、カーン博士に至ってはよく言ったとばかりにウンウン頷いていたwよほど彼らの態度が悪かったのは、想像にかたくない。えっ、俺に対しては普通だったよ。彼らも、さすがにテストパイロットの俺がヘソ曲げたら都合が悪いくらいの知恵があったんじゃないかな?結果的に求めるハードルを超えたところで彼らがいかに技術的成果を言い募っても、ぶっちゃけサイコミュ全然役に立ちませんでしたとキシリア様にテストパイロットに報告されたらやばいと想像できるくらいの知恵があったらしいw

そうして、実戦テストの場所は、前回も戦艦待ち伏せに使った衛星軌道上のポイントなのだが、座標が全く違っていてMS3個小隊からなる1個中隊を探すには、この座標以外ありえないと自信満々で艦長が言っていた。
彼の言葉は過去の実績から、確認するまでも無く正確な事は、短い付き合いでも分かっていたのだけれど、なんでそんな事まで調べてあるの!?な疑問は払拭されていなかったが、まあ艦長を含めたクルー全員が偵察プロ、敵軍事情報収集に関しては、諜報部さえ叶わいないのでは思ってしまうほどの適正と特化を成し得ているんだろう事が自分でも容易に想像できた。
何より、自分はこの艦の居心地は気に入っていた。
もちろん、地球に残してきた私本来の住処も気に入っているのだが、この艦に乗って居る限りはホームシックになることは無かった。


予定の道程は正確に消化されて、いよいよ隠れつつ条件に見合うMS中隊の哨戒部隊を待つことになった。
さすがに、そんな通常ならあり得ない編成の哨戒がそう簡単には現れないだろうと予期していた弩外道はマット中佐の能力を自分の中で更に上方修正することになった。
痕跡を隠蔽し、その宙域全体のミノフスキー粒子濃度上げて、母艦は発見されなくて、且つMAテスト機と今回も支援ザクⅡで出てくれるシャルロッテ中尉の戦闘には邪魔にならない程度で敵からのこちらの発見は確実に遅れるだろういわば職人芸的なミノフスキー散布を事も無げに完成させていた。


まあ、ここまで千載一遇の好機の舞台を用意して貰った以上、定められた条件を満たし、サイコミュなるブラックBOXの価値を自分なりに確認しなきゃならない。
まず、遭遇直後は左側面を突いて隊列を混乱させつつ、被害が及んでいない機体には、半ばパニックに陥った強襲を受けた部隊にフレンドリーファイアーを怖れているようにこちらへの射撃は、ほとんど飛んでこなかった、もちろんそれだけでなく敵右翼に牽制を掛けているシャルロッテ中尉の存在が大きかったのはいうまでも無い。
実際の所、連邦がMSを量産開始して前線に連邦のMSが数はまだまだ少ないものの、配備されたのは僅か1ケ月前の事だし、それ以前にシュミレーターが作れるとも思えない以上、士官学校出たての私みたいな若造だって、ザクⅡはシュミレーター訓練は目がかすむほどやらされたし、貴重な実機を持ちいての実機訓練も100時間やそこらはこなしていたけれど、連邦にそこまでパイロットを育てる時間的猶予があるはずもなく、まるで素人相手に虐殺している気分だったりするのだけれど・・・



結果、ジム8機3個小隊1個中隊相当を3分間で殲滅できた。
そこで、サイコミュなのだけれど、確かに敵さんが殺意を持って射撃する意思と座標は分かったというより、教えてもらったと言うのが近いかもしれないが、現在の連邦軍相手では、こちらの死角に入られる事はまずありえないし、モニターに入ってる機体がビーム・スプレーガンを向けられれば殺意云々の前に回避行動取るので、現在の私には、それこそ噂になっている連邦のニュータイプ部隊と交戦する事でもなければ、必要になることは当面ないだろうと予測できた。
まあ、一応公平を期すために、サイコミュが所期の能力を発揮した事は、正直にキシリア様に申し上げる事にして、帰路も相変わらず、ニュータイプ研の連中から逃げ回る日々が過ぎた。

グラナダで、今回のテストに携わった者全員がキシリア様の謁見室に顔を揃え、各人の担当分野で得られた情報は戦闘経過などを各部署の視点でキシリア様に奏上した。
最後に、報告することになった私は、公平にサイコミュの能力が所期の性能をみたしているけれども、少なくとも今の私にとって10機かそこらのジム隊をあいてにするのにこれほど高性能なサポートシステムは現状では宝の持ち腐れになることも、正直に申し上げた。
ただし、噂の連邦軍ニュータイプ部隊と交戦することになったりすれば、サイコミュの搭載・未搭載では生死をつかさどるほどの重要なパーツ足り得るだろうことも推測ながら付け加えた。
『皆、任務ご苦労であった。少なくともニュータイプ研究を続ける意義が判明したのは、ある意味成功だったと言える、諸君も通常任務に戻りより一層軍務に励んでほしい。』
と、解散の意を伝えると、皆揃って片手を上げて『ジーク・ジオン』を唱和したのち閣下の執務室を退去した。
キシリア閣下からその段で明日のシャトルにオデッサ基地との連絡用シャトルのチケットを抑えているから、侍従長に申し付けて受け取るように、と気を回して頂いた事にひどく申し訳ない思いがよぎった。』
明日のシャトルで帰る事を皆に伝えたら、カーン博士とミーシャ技官は必ず見送りくると言い張った。ちなみにカーン中佐のザンジバル偵察隊は明日には次の作戦行動があるので、マット中佐とシャルロッテ中尉が見送りこれないことを、自分達がわたしに対して不義理をした感じで罪悪感さえいだいてるんじゃないかって、平身低頭であやまられた。
『もう、これが最後の再会じゃ無いんですから、命さえあればまたいつか、ジオンのどこかで必ず会えますよ。』
これは、翌日のカーン博士とミーシャ技官が見送りに来てくれた時にも、あえて別れの言葉に変えた。
一応、生死を掛けて戦争しているのだから、私もいつ死ぬかわからないだろうから、別れの言葉を口にするのは、抵抗があったから、こんな当たり障りの無いチョイスで押し通してたりします。


次回は、地球に戻った弩外道達の部隊に課される緊急特務が久々に入り、またも燃える展開に戻ります。

『あなたの働きが、心のありようが正当に評価されますように~♪』
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