ガンダムの1年戦争とグリプス戦役を多くのガンダムゲームを共有プレイして弩外道視点で物語たりたい。第拾壱話なのです。
今回のプレイ日記に使用したソフトは、【機動戦士ガンダム連邦vsジオンDX】及び【機動戦士ガンダム戦記】(PS2ヴァージョン)です。
ここから第拾壱話
どうやら、連邦の動きが急に活発になって、何か大きな作戦があるのではないかと、ジオン上層部も考えているようだ。
可能性として、一番高い攻略目標は私達が駐留しているオデッサの制圧なのは新兵だってわかることだけれども、正式な通達が無いうちに騒ぐ訳にもゆかない。
そんな、不穏な空気を吹き飛ばすように、前回の戦いで半壊してスクラップと化していた連邦の陸戦型ジムを3機くらい繋ぎ合わせて、残りの残骸から部品を集めて、整備担当主任のメイ・カーウィン曹長が鹵獲陸戦型ジムとして仕上げてしまった。
しかも、ビーム・ライフル装備も修復していた。
この娘まだ、確か16かそこらのハズだけど、すごすぎるだろう。
うちの女性エンジニアw
しかも、彼女の自慢は、機体そのモノでなく、ダークグリーンのジオン軍カラーに塗装しなおした、そのデザインだというのだから開いた口が塞がらない。
彼女は、真剣な顔して、
『感謝して下さいよ。弩外道大佐!これで、敵に間違えられて後ろから撃たれる事無くなったんだから。』
いつのまにか、ケンプファー、ズゴック、に続く3番めの乗機となっていた、鹵獲陸戦型ジムなのでしたw
でも、この快挙に沈みがちだったクルーも明るさ取り戻しつつあった。
その翌日の事でした、マ・クベ大佐からの要請という形で黒海東岸森林地域への威力偵察をうちの隊に依頼された。
ダグラス閣下は、特に何もおっしゃらないで引き受けていらしたけれども、いくら基地司令とはいえ、別系統の上官にする頼みとしてはおかしいだろう!?と内心憤っていたものの、本当に黒海東岸に戦力が集中しているなら、他人事じゃないから、結局受けざるおえないんだけどね。
【黒海東岸森林地帯に向けて威力偵察を行う】(機動戦士ガンダム連邦vsジオンDX)より。
偵察と言っても威力偵察だから敵を発見したら撃破するのも込なわけで、まあ釈然としないけど連邦の戦力をそいでおくのは良いことなので、早速準備にかかった。
ここの所の稼働率の高さで、MSの方はメイ軍曹が天才的なチューニングの技能を持って完全に稼働状態になっていたのだが、ザンジバルのMS運用上の最重要装置、冷却装置が悲鳴を上げて、今回も2機しか出撃できないありさまです。
結局、私はズゴックを乗機に選び、バディには前回出番がなかったジェイク・ガンス准尉にドムを割り当てた。
いきなり偵察エリアに侵入と同時に敵MSが現れたが、中隊どころか小隊さえ編隊を組まずに、まあ、絶え間ない間わき続けられるのは、鬱陶しかったけれど、結局数滴不利を被る事無く、私とジェイク准尉は、敵MSを一方的に撃破しまくったのでした。
こんな風に格闘戦中のガンス准尉を援護したり。
なんとか、敵に一方的に損害を与えてこちらは無傷なハッピーエンドと相成りましたw
弩外道大佐の戦果
陸戦型ガンダム 5機撃破
ジム 3機撃破
陸戦型ジム 1機撃破
ジェイク・ガンス准尉の戦果
陸戦型ガンダム 2機撃破
ジム 3機撃破
陸戦型ジム 3機撃破
と、十分な戦果を上げてくれました。
それから、2日後ダグラス閣下に呼び出されて、弩外道中佐申し訳ないのだが、敵の大群がタクラマカン砂漠を横断して、こちらに向かっている。
さすがに数が数なので、殲滅は無理だろうが、なんとか敵部隊の行軍を阻止してくれ。
と、大変申し訳無さそうにおっしゃったので、ここは努めて明るく『それくらい、うちのMS小隊にかかれば、楽勝ですよ。』
『どうぞ、閣下は安心なさって、指揮官席で吉報をお待ち下さい。』
さて、閣下にこういったのもののザンジバル本体の冷却システムはどうなのだろう?さすがに無理させすぎだよねw今回は、もしかしたら単機出撃かなと悪い想像を巡らせていたけれど、スタッフがなんとか状況を改善してくれて、一応MS運用能力は上がりつつあったのだが、少なくともこの作戦も2機出撃でこなさなければならないようです。
自機は、思い切って鹵獲陸戦型ジム。
何しろ、ビームライフルが使えるのは大きなアドバンテージだ。
そして、バディは順番でガースキー・ジノビエフ少尉で機体はドムを回しておいた。
やはり、この基地が最終決戦の場になるなら、二人のドムトローペンと私のケンプファーは温存しておきたいからね。
まず、縦隊を組む61式戦車隊の戦闘の戦車を血祭りに上げる。
はっきり言っていやがらせ以上のものは無いんだけどw
膨大な戦車数に比べて護衛のMSは絶対的に不足しているようで、散発的な抵抗は受けたが、それも個々のMS単位で襲撃してくるから対処はとてもらくでした。
敵MSを排除したすきに、61式戦車隊を片端から撃破しちゃってましたw
弩外道大佐の戦果
陸戦型ガンダム 1機撃破
陸戦型ジム 4機撃破
61式戦車 11両撃破
ガースキー・ジノビエフ少尉の戦果
陸戦型ジム 4機撃破
61式戦車 16両撃破
と、彼も頑張ってくれたのでした。
しかし、一息付く暇さえ無しで、キシリア閣下から直々の特務が入りました。
我々の任務は、ヨーロッパ戦線から脱出してくる軍上層部が乗り合わせているガウ攻撃空母を峡谷の両側で手ぐすね引いている、連邦軍を排除に対象のガウを無事後方に脱出されるという、いままで最も困難なミッションでした。
【ガウ通過支援作戦】【機動戦士ガンダム戦記】(PS2ヴァージョン)より~
キシリア閣下の特務であれば、何が何でも成功させねばならない以上、鑑の保守メンテナンス担当者に頭を下げて、なんとか、今回の作戦に私のケンプファーと二人の部下のドムトローペン2機とも出撃できるようにしてほしいと懇願というより泣き落としに近かっかもしれない。
最後に
『大佐殿が私達メンテスタップの事をそんなに評価されているなんて、全く知りませんでした。ここで芋引いたら男じゃ無いですよね。お任せ下さい。必ず、作戦までに3機同時運用可能な状態にしてみせますよ。』
彼の、ただただ曇りの無い瞳を見つめて、私は深々と頭を下げた。
彼は、階級が違うことを言い立てて、頭を上げて下さいと即座に言ったのだが、私は深々とお辞儀をしながら、
『無茶なお願いを聞いれて貰ったんだから、これは人としての礼だよ。階級なんて関係無いですよ。』
『いや、ホント弩外道大佐はすごいですね、ジオンの英雄なのに全然偉ぶった所も無いし、私達にも公平に接していただけるし。本当に弩外道大佐と同じ船のクルーになれてよかったです。』
『僕も、この船のクルーには閣下を筆頭に全員に感謝してるよ。』
『たった半月だったけど、我が家に居られなかったのは、しんどかったよ。』
『ただ、向こうで母艦になった艦長とは馬があって、救われたんだけどね。【第1MS特務部隊】と、この船に乗る皆が僕の故郷くらいには思っているよ。』
ちょっと、大人が言うにして恥ずかしい内容ったけど、実際の僕はそんな人間なんだから仕方無いよ。。。。
その夜、深夜も近い時間に、私の私室のドアがノックされた。
訝しく、思いながらも『どうぞ、』と言葉を掛けて中に招き入れた。
それは、いつも笑顔のユウキ軍曹には、およそ似合わない悄然とした今にも泣き出しそうな顔だった。
『私の、我儘なのは分かってますけど、大佐は誰にも負けないと信じてますけど、それでも不安なんです。』
『。。。。。』
『大佐、どんな困難を前にしてもいつも前向きで、困難なことなんて笑って吹き飛ばしてしまえって感じじゃないですか。』
『でも、今回の任務を受領してからの大佐はいつもの大佐じゃなくて、必死で海の底でモガイているみたいで見てられないです。』
そういうと、彼女は僕が半身起こしたベッドの中に潜り込んできた。
『私、後悔したくないんです。私にできることはなんでもしてあげたいです。』
『いや、でも・・・』
情けないことに喉がひりついて声も満足にでなかった。
『抱いて下さい。大佐は約束を守る人だって私知ってます。結婚してくれるって約束した以上大佐は必ずそうしてくれるってわかってます。』
『だから、今は私の全てを私の想いを受け止めて下さい。』
『大丈夫です。大佐は明日の作戦も大戦果を上げて帰ってきます。だから・・』
次の日の朝は、二人同じベッドの上で迎えた。
なんて、清々しい朝なんだろう。
初めて、知った愛する人との素晴らしい時間。
いっその事このまま、時が止まってしまえば良いのに。
でも、僕は戦場にゆく。
自分の意思で、そして絶対に生きて帰ってくる。
彼女の想いを裏切れないから、それに今日はどんな困難なミッションも軽くこなしてしまえそうだ。
自分では、てっきり彼女が眠っていると思って、一人言のつもりのモノローグは、完全に聞かれていた。
彼女は、私の決意を聞いて裸のまま私に抱きついて来た。
私も、彼女を優しく抱きとめた。
だって、それが自然な行いなのだから。
『ブリーフィングが始まるまで、まだ3時間もある。』
『僕がやるべきことは、昨日の内に終わらせておいたから、それまで君と二人でいたいな。』
『彼女は恥じらいながらも嬉しそうに笑顔を僕に向けてくれた。』
『取り敢えず、服を着て朝食を食べに行かないか?』
『はい。』
と、彼女はやや控えめに頷いてくれた。
まず、ブリーフィングの始めに、戦況の説明がなされた。
今回、作戦地域の渓谷を通過するガウはただの空中空母ではない。
オデッサ降下作戦でも、それからのヨーロッパ侵攻に際しても、的確な戦略的・戦術的思考で麾下の部隊を勝利に導いて来た、名将達である。
それだけでなく、軍事機密に相当する新型兵器など貴重な荷物も積んでいる。
最も、ヨーロッパ戦線全体を任されていた将軍は、部下を残して自分だけ逃げるのを潔しとせず、ヨーロッパ方面軍がオデッサに撤退する殿を引き受けて、連邦軍と交戦中であるということだ。
それに対する私の作戦は、アローフォメーションを取り、一番機の弩外道が先行し、二番機、三番機の2人が両翼に後方で進軍し、私が留めを指しそこねた、敵の息の根を止めてもらいます。
彼らの陣に潜り込み、ガウと同じ速さで護衛しながら、ガウの離脱を見届けるというもので、多勢に無勢で果たしてそんな事が可能なのか、ダグラス閣下も首をひねる有様でしたので、そろそろ種明かしをと考えました。
明らかに、我々のMS小隊のみでは、達成不可能どころか全滅の危険さえあるこんな戦術とさえ呼べない単純な戦法を私が立案したのが皆の疑問なのは、私を見る目を見れば一目瞭然です。
そこで、私はとっておきの隠し玉を明らかにしました。
連邦軍は、ジオンの支配地域へ今回の作戦のため、大戦力で無理を押し通したのだから、周辺地域を担当しているMS大隊の大隊長達は、愉快であるはずもないですから、秘匿通信にて、周辺を担当する4個のMS大隊長にそれぞれ、共同作戦を持ちかけたのでした。
弩外道これを明かすと、軽蔑されそうな気がしたので何故彼らがそんなに簡単に話に乗ってきた理由については、ブリーフィングでは触れませんでした。
彼ら一人一人にもし、貴官のMS大隊が目覚ましい活躍をされたなら、その事を必ずキシリア様に上申いたしましょう。と、口約束を交わして、彼らの名誉欲と出世欲を激しく刺激したのです。
今日の作戦開始時には、ジオン軍は我々のMS小隊だけでなくMS大隊が4個ほど加わった、連邦に対する圧倒的数滴優位が確保できているよう画策したのです。
戦略の基本は、敵より多くの戦力を集めて、兵站線をしっかり維持することにあります。
言わば、勝つ条件を戦闘前に作っておくことが最も重要とされる事なのです。
それに比べれば、弩外道の奇策など、数の不利をいかに埋めるかに腐心していて、軍事学上は、邪道とされる思想なのです。
まあ、民衆は少ない戦力で大敵を打ち破った者を英雄と有難がるようですが、ワタシ的にはそれは全く誇ることのできないことなのです。
まあ、MSの性能や自身の操縦技術に依存して、最初の一撃で混乱を誘いそのままなし崩しに勝利してしまう、私やシャア大佐にそれを決められた連邦指揮官はさぞかし腹が立っているでしょうw
話をブリーフィングに戻すと、私が種を明かすと、ダグラス閣下が素晴らしい統率力だ、弩外道大佐、利害の対立する4つのMS大隊から協力を取り付けるとは、いったいどんな魔法を使ったんだいと激賞されて、まさか本当の事は言えないので、まあちょっと個人的なコネがありったりしただけです。
などとと、完全にごまかす以外になかった事が、この人格者であり尊敬する閣下を騙すのはかなり心苦しかったのです。
いよいよ作戦開始となって、最初に連邦軍に接敵したのは我々、【第1MS特務小隊】だったのですが、敵が思いの外分散していたので、いきなりジャイアントバズーカの二連撃であっさり陸戦型ジムが爆発しました。
他の隊のMSに気を取られて私の正面を無防備に晒しながらのんびり飛行しているガンタンクを発見!?
当然、次の瞬間にはあの世行きです。
さよなら。。
その後は、遠距離射撃されるとめちゃめちゃ厄介だけど、白兵能力が無いに等しいガンタンクをひたすら格闘戦で破壊してました。
ワタシ的には、MS相手に戦果を焦る事は無いのですが、一応真面目に戦ったと判断されるくらいの戦果は必要なので、必ずしも、友軍の被る損害の大きさに配慮して進んで潰して回った訳ではないのです。
もっとも、ジノビエフ少尉とガンス准尉がピンチに陥ったら何が何でもなりふり構わず助けるよ。
彼らは、私に取って初めてできた可愛い部下だからね。
そういう意味では、宇宙の戦果稼ぎにサポートパイロットとしてさんざ助けて貰い、上司のように慕ってくれたシャルロッテ中尉も同じだね。
まあ、ダグラス閣下のザンジバルやマット中佐のザンジバルがピンチだったら、何処にいても駆けつけるよ、艦長さんだけでなくあの2隻のクルーは全員家族同然と思っているからね。
結局、人って絆だから、友軍だからって理由だけで命を掛けてまで、救おうとは思わないけどね。
今回は、まあ、軍務だから仕方ないけど、そうじゃなかったらいくら立派な将軍様でも命と引き換えに助けるなんて軍人思想は僕には無い。
まあ、ちょっと外聞をはばかる内容だからどんなに親しい人にもこんな事ペラペラ話したりはしないけどね。
そんな訳で件のガウ攻撃空母は無事戦闘エリア外に脱出したし、結局連邦のMSは確かに高性能なんだけど、パイロット教育を十分やる機会が与えられなかったせいで、ジオンの既に旧式になっているザクⅠにもいいように撃破されているし、その上ここには彼らに倍する戦力が揃っているので勝負になるほずもなく文字とおり七面鳥狩り状態だったのです。
弩外道大佐の戦果
ガンタンク 3機撃破
陸戦型ジム 2機撃破
ガースキ・ジノビエフ少尉の戦果
陸戦型ジム 5機撃破
ジェイク・ガンス准尉の戦果
陸戦型ジム 3機撃破
ガンタンク 1機撃破
コアブースター 1機撃墜
コアブースター
V作戦時に機体が大破した場合でも収集データが持ち帰れるように脱出ポットを戦闘機型にしたのがコアファイターで、これの後ろにより飛行性能を高めるブースターを装填したもの。
ミディア輸送機などの援護などの用途に用いられる事が多かった機体。
二人の部下も順調に育って来ていて、対MS戦闘では、ほとんど私に遜色無い結果と技量を示し始めていることを、ダグラス閣下に申し上げると、『君は戦略・戦術に造形が深いエース・パイロットと言うだけでもすごいのに、教育者としても優れているのだな!』
って、最近ダグラス閣下の僕に対する過大評価がひどい。。。。
同じ事をキシリア様に申し上げたら、『貴官は身内に甘い傾向があるようだから。』と、前置きをされてから、
『この目で見てみるまでは、私も半身半疑と言う所だな、そもそもお前は自分を安く見すぎだ。お前のようなパイロットがジオンにごろごろしていたら、この戦争もとっくに勝っているさ。』
うーわー課題評価が止まらないっ!?
デート時にといっても艦内の二人で良くゆくラウンジで、過大評価されて困るとユウキにこぼしたら、外道さんは、ご自分の価値が分かってらっしゃりません。
あれだけの戦果を上げて階級もとうとう大佐になってしまったのに、クルーの皆にも優しくて、謙虚でとなったら、みんな好きになっちゃいますよ。』
ちょっと考え込んで
『ウーン、そのなの?』ち、返したら。
『でも、浮気は許しませんからね!』
結構ガチな雰囲気で言われてちょっとびびった、といっても浮気なんかするつもり無いけど。
次回は、いよいよオデッサ攻略作戦の準備が露骨に成されるターンくらいになりそうです。
果たして、マ・クベ大佐の鉱山基地に駐機している【第1MS特務遊撃隊】の運命やいかにって言っても、次回はたぶんそんな所までは書き進められないと思います。
『次回も見てくださいね~♪』
『あなたの愛する人に、あなたの素直な想いが届きますように~♪』
今回のプレイ日記に使用したソフトは、【機動戦士ガンダム連邦vsジオンDX】及び【機動戦士ガンダム戦記】(PS2ヴァージョン)です。
ここから第拾壱話
どうやら、連邦の動きが急に活発になって、何か大きな作戦があるのではないかと、ジオン上層部も考えているようだ。
可能性として、一番高い攻略目標は私達が駐留しているオデッサの制圧なのは新兵だってわかることだけれども、正式な通達が無いうちに騒ぐ訳にもゆかない。
そんな、不穏な空気を吹き飛ばすように、前回の戦いで半壊してスクラップと化していた連邦の陸戦型ジムを3機くらい繋ぎ合わせて、残りの残骸から部品を集めて、整備担当主任のメイ・カーウィン曹長が鹵獲陸戦型ジムとして仕上げてしまった。
しかも、ビーム・ライフル装備も修復していた。
この娘まだ、確か16かそこらのハズだけど、すごすぎるだろう。
うちの女性エンジニアw
しかも、彼女の自慢は、機体そのモノでなく、ダークグリーンのジオン軍カラーに塗装しなおした、そのデザインだというのだから開いた口が塞がらない。
彼女は、真剣な顔して、
『感謝して下さいよ。弩外道大佐!これで、敵に間違えられて後ろから撃たれる事無くなったんだから。』
いつのまにか、ケンプファー、ズゴック、に続く3番めの乗機となっていた、鹵獲陸戦型ジムなのでしたw
でも、この快挙に沈みがちだったクルーも明るさ取り戻しつつあった。
その翌日の事でした、マ・クベ大佐からの要請という形で黒海東岸森林地域への威力偵察をうちの隊に依頼された。
ダグラス閣下は、特に何もおっしゃらないで引き受けていらしたけれども、いくら基地司令とはいえ、別系統の上官にする頼みとしてはおかしいだろう!?と内心憤っていたものの、本当に黒海東岸に戦力が集中しているなら、他人事じゃないから、結局受けざるおえないんだけどね。
【黒海東岸森林地帯に向けて威力偵察を行う】(機動戦士ガンダム連邦vsジオンDX)より。
偵察と言っても威力偵察だから敵を発見したら撃破するのも込なわけで、まあ釈然としないけど連邦の戦力をそいでおくのは良いことなので、早速準備にかかった。
ここの所の稼働率の高さで、MSの方はメイ軍曹が天才的なチューニングの技能を持って完全に稼働状態になっていたのだが、ザンジバルのMS運用上の最重要装置、冷却装置が悲鳴を上げて、今回も2機しか出撃できないありさまです。
結局、私はズゴックを乗機に選び、バディには前回出番がなかったジェイク・ガンス准尉にドムを割り当てた。
いきなり偵察エリアに侵入と同時に敵MSが現れたが、中隊どころか小隊さえ編隊を組まずに、まあ、絶え間ない間わき続けられるのは、鬱陶しかったけれど、結局数滴不利を被る事無く、私とジェイク准尉は、敵MSを一方的に撃破しまくったのでした。
こんな風に格闘戦中のガンス准尉を援護したり。
なんとか、敵に一方的に損害を与えてこちらは無傷なハッピーエンドと相成りましたw
弩外道大佐の戦果
陸戦型ガンダム 5機撃破
ジム 3機撃破
陸戦型ジム 1機撃破
ジェイク・ガンス准尉の戦果
陸戦型ガンダム 2機撃破
ジム 3機撃破
陸戦型ジム 3機撃破
と、十分な戦果を上げてくれました。
それから、2日後ダグラス閣下に呼び出されて、弩外道中佐申し訳ないのだが、敵の大群がタクラマカン砂漠を横断して、こちらに向かっている。
さすがに数が数なので、殲滅は無理だろうが、なんとか敵部隊の行軍を阻止してくれ。
と、大変申し訳無さそうにおっしゃったので、ここは努めて明るく『それくらい、うちのMS小隊にかかれば、楽勝ですよ。』
『どうぞ、閣下は安心なさって、指揮官席で吉報をお待ち下さい。』
さて、閣下にこういったのもののザンジバル本体の冷却システムはどうなのだろう?さすがに無理させすぎだよねw今回は、もしかしたら単機出撃かなと悪い想像を巡らせていたけれど、スタッフがなんとか状況を改善してくれて、一応MS運用能力は上がりつつあったのだが、少なくともこの作戦も2機出撃でこなさなければならないようです。
自機は、思い切って鹵獲陸戦型ジム。
何しろ、ビームライフルが使えるのは大きなアドバンテージだ。
そして、バディは順番でガースキー・ジノビエフ少尉で機体はドムを回しておいた。
やはり、この基地が最終決戦の場になるなら、二人のドムトローペンと私のケンプファーは温存しておきたいからね。
まず、縦隊を組む61式戦車隊の戦闘の戦車を血祭りに上げる。
はっきり言っていやがらせ以上のものは無いんだけどw
膨大な戦車数に比べて護衛のMSは絶対的に不足しているようで、散発的な抵抗は受けたが、それも個々のMS単位で襲撃してくるから対処はとてもらくでした。
敵MSを排除したすきに、61式戦車隊を片端から撃破しちゃってましたw
弩外道大佐の戦果
陸戦型ガンダム 1機撃破
陸戦型ジム 4機撃破
61式戦車 11両撃破
ガースキー・ジノビエフ少尉の戦果
陸戦型ジム 4機撃破
61式戦車 16両撃破
と、彼も頑張ってくれたのでした。
しかし、一息付く暇さえ無しで、キシリア閣下から直々の特務が入りました。
我々の任務は、ヨーロッパ戦線から脱出してくる軍上層部が乗り合わせているガウ攻撃空母を峡谷の両側で手ぐすね引いている、連邦軍を排除に対象のガウを無事後方に脱出されるという、いままで最も困難なミッションでした。
【ガウ通過支援作戦】【機動戦士ガンダム戦記】(PS2ヴァージョン)より~
キシリア閣下の特務であれば、何が何でも成功させねばならない以上、鑑の保守メンテナンス担当者に頭を下げて、なんとか、今回の作戦に私のケンプファーと二人の部下のドムトローペン2機とも出撃できるようにしてほしいと懇願というより泣き落としに近かっかもしれない。
最後に
『大佐殿が私達メンテスタップの事をそんなに評価されているなんて、全く知りませんでした。ここで芋引いたら男じゃ無いですよね。お任せ下さい。必ず、作戦までに3機同時運用可能な状態にしてみせますよ。』
彼の、ただただ曇りの無い瞳を見つめて、私は深々と頭を下げた。
彼は、階級が違うことを言い立てて、頭を上げて下さいと即座に言ったのだが、私は深々とお辞儀をしながら、
『無茶なお願いを聞いれて貰ったんだから、これは人としての礼だよ。階級なんて関係無いですよ。』
『いや、ホント弩外道大佐はすごいですね、ジオンの英雄なのに全然偉ぶった所も無いし、私達にも公平に接していただけるし。本当に弩外道大佐と同じ船のクルーになれてよかったです。』
『僕も、この船のクルーには閣下を筆頭に全員に感謝してるよ。』
『たった半月だったけど、我が家に居られなかったのは、しんどかったよ。』
『ただ、向こうで母艦になった艦長とは馬があって、救われたんだけどね。【第1MS特務部隊】と、この船に乗る皆が僕の故郷くらいには思っているよ。』
ちょっと、大人が言うにして恥ずかしい内容ったけど、実際の僕はそんな人間なんだから仕方無いよ。。。。
その夜、深夜も近い時間に、私の私室のドアがノックされた。
訝しく、思いながらも『どうぞ、』と言葉を掛けて中に招き入れた。
それは、いつも笑顔のユウキ軍曹には、およそ似合わない悄然とした今にも泣き出しそうな顔だった。
『私の、我儘なのは分かってますけど、大佐は誰にも負けないと信じてますけど、それでも不安なんです。』
『。。。。。』
『大佐、どんな困難を前にしてもいつも前向きで、困難なことなんて笑って吹き飛ばしてしまえって感じじゃないですか。』
『でも、今回の任務を受領してからの大佐はいつもの大佐じゃなくて、必死で海の底でモガイているみたいで見てられないです。』
そういうと、彼女は僕が半身起こしたベッドの中に潜り込んできた。
『私、後悔したくないんです。私にできることはなんでもしてあげたいです。』
『いや、でも・・・』
情けないことに喉がひりついて声も満足にでなかった。
『抱いて下さい。大佐は約束を守る人だって私知ってます。結婚してくれるって約束した以上大佐は必ずそうしてくれるってわかってます。』
『だから、今は私の全てを私の想いを受け止めて下さい。』
『大丈夫です。大佐は明日の作戦も大戦果を上げて帰ってきます。だから・・』
次の日の朝は、二人同じベッドの上で迎えた。
なんて、清々しい朝なんだろう。
初めて、知った愛する人との素晴らしい時間。
いっその事このまま、時が止まってしまえば良いのに。
でも、僕は戦場にゆく。
自分の意思で、そして絶対に生きて帰ってくる。
彼女の想いを裏切れないから、それに今日はどんな困難なミッションも軽くこなしてしまえそうだ。
自分では、てっきり彼女が眠っていると思って、一人言のつもりのモノローグは、完全に聞かれていた。
彼女は、私の決意を聞いて裸のまま私に抱きついて来た。
私も、彼女を優しく抱きとめた。
だって、それが自然な行いなのだから。
『ブリーフィングが始まるまで、まだ3時間もある。』
『僕がやるべきことは、昨日の内に終わらせておいたから、それまで君と二人でいたいな。』
『彼女は恥じらいながらも嬉しそうに笑顔を僕に向けてくれた。』
『取り敢えず、服を着て朝食を食べに行かないか?』
『はい。』
と、彼女はやや控えめに頷いてくれた。
まず、ブリーフィングの始めに、戦況の説明がなされた。
今回、作戦地域の渓谷を通過するガウはただの空中空母ではない。
オデッサ降下作戦でも、それからのヨーロッパ侵攻に際しても、的確な戦略的・戦術的思考で麾下の部隊を勝利に導いて来た、名将達である。
それだけでなく、軍事機密に相当する新型兵器など貴重な荷物も積んでいる。
最も、ヨーロッパ戦線全体を任されていた将軍は、部下を残して自分だけ逃げるのを潔しとせず、ヨーロッパ方面軍がオデッサに撤退する殿を引き受けて、連邦軍と交戦中であるということだ。
それに対する私の作戦は、アローフォメーションを取り、一番機の弩外道が先行し、二番機、三番機の2人が両翼に後方で進軍し、私が留めを指しそこねた、敵の息の根を止めてもらいます。
彼らの陣に潜り込み、ガウと同じ速さで護衛しながら、ガウの離脱を見届けるというもので、多勢に無勢で果たしてそんな事が可能なのか、ダグラス閣下も首をひねる有様でしたので、そろそろ種明かしをと考えました。
明らかに、我々のMS小隊のみでは、達成不可能どころか全滅の危険さえあるこんな戦術とさえ呼べない単純な戦法を私が立案したのが皆の疑問なのは、私を見る目を見れば一目瞭然です。
そこで、私はとっておきの隠し玉を明らかにしました。
連邦軍は、ジオンの支配地域へ今回の作戦のため、大戦力で無理を押し通したのだから、周辺地域を担当しているMS大隊の大隊長達は、愉快であるはずもないですから、秘匿通信にて、周辺を担当する4個のMS大隊長にそれぞれ、共同作戦を持ちかけたのでした。
弩外道これを明かすと、軽蔑されそうな気がしたので何故彼らがそんなに簡単に話に乗ってきた理由については、ブリーフィングでは触れませんでした。
彼ら一人一人にもし、貴官のMS大隊が目覚ましい活躍をされたなら、その事を必ずキシリア様に上申いたしましょう。と、口約束を交わして、彼らの名誉欲と出世欲を激しく刺激したのです。
今日の作戦開始時には、ジオン軍は我々のMS小隊だけでなくMS大隊が4個ほど加わった、連邦に対する圧倒的数滴優位が確保できているよう画策したのです。
戦略の基本は、敵より多くの戦力を集めて、兵站線をしっかり維持することにあります。
言わば、勝つ条件を戦闘前に作っておくことが最も重要とされる事なのです。
それに比べれば、弩外道の奇策など、数の不利をいかに埋めるかに腐心していて、軍事学上は、邪道とされる思想なのです。
まあ、民衆は少ない戦力で大敵を打ち破った者を英雄と有難がるようですが、ワタシ的にはそれは全く誇ることのできないことなのです。
まあ、MSの性能や自身の操縦技術に依存して、最初の一撃で混乱を誘いそのままなし崩しに勝利してしまう、私やシャア大佐にそれを決められた連邦指揮官はさぞかし腹が立っているでしょうw
話をブリーフィングに戻すと、私が種を明かすと、ダグラス閣下が素晴らしい統率力だ、弩外道大佐、利害の対立する4つのMS大隊から協力を取り付けるとは、いったいどんな魔法を使ったんだいと激賞されて、まさか本当の事は言えないので、まあちょっと個人的なコネがありったりしただけです。
などとと、完全にごまかす以外になかった事が、この人格者であり尊敬する閣下を騙すのはかなり心苦しかったのです。
いよいよ作戦開始となって、最初に連邦軍に接敵したのは我々、【第1MS特務小隊】だったのですが、敵が思いの外分散していたので、いきなりジャイアントバズーカの二連撃であっさり陸戦型ジムが爆発しました。
他の隊のMSに気を取られて私の正面を無防備に晒しながらのんびり飛行しているガンタンクを発見!?
当然、次の瞬間にはあの世行きです。
さよなら。。
その後は、遠距離射撃されるとめちゃめちゃ厄介だけど、白兵能力が無いに等しいガンタンクをひたすら格闘戦で破壊してました。
ワタシ的には、MS相手に戦果を焦る事は無いのですが、一応真面目に戦ったと判断されるくらいの戦果は必要なので、必ずしも、友軍の被る損害の大きさに配慮して進んで潰して回った訳ではないのです。
もっとも、ジノビエフ少尉とガンス准尉がピンチに陥ったら何が何でもなりふり構わず助けるよ。
彼らは、私に取って初めてできた可愛い部下だからね。
そういう意味では、宇宙の戦果稼ぎにサポートパイロットとしてさんざ助けて貰い、上司のように慕ってくれたシャルロッテ中尉も同じだね。
まあ、ダグラス閣下のザンジバルやマット中佐のザンジバルがピンチだったら、何処にいても駆けつけるよ、艦長さんだけでなくあの2隻のクルーは全員家族同然と思っているからね。
結局、人って絆だから、友軍だからって理由だけで命を掛けてまで、救おうとは思わないけどね。
今回は、まあ、軍務だから仕方ないけど、そうじゃなかったらいくら立派な将軍様でも命と引き換えに助けるなんて軍人思想は僕には無い。
まあ、ちょっと外聞をはばかる内容だからどんなに親しい人にもこんな事ペラペラ話したりはしないけどね。
そんな訳で件のガウ攻撃空母は無事戦闘エリア外に脱出したし、結局連邦のMSは確かに高性能なんだけど、パイロット教育を十分やる機会が与えられなかったせいで、ジオンの既に旧式になっているザクⅠにもいいように撃破されているし、その上ここには彼らに倍する戦力が揃っているので勝負になるほずもなく文字とおり七面鳥狩り状態だったのです。
弩外道大佐の戦果
ガンタンク 3機撃破
陸戦型ジム 2機撃破
ガースキ・ジノビエフ少尉の戦果
陸戦型ジム 5機撃破
ジェイク・ガンス准尉の戦果
陸戦型ジム 3機撃破
ガンタンク 1機撃破
コアブースター 1機撃墜
コアブースター
V作戦時に機体が大破した場合でも収集データが持ち帰れるように脱出ポットを戦闘機型にしたのがコアファイターで、これの後ろにより飛行性能を高めるブースターを装填したもの。
ミディア輸送機などの援護などの用途に用いられる事が多かった機体。
二人の部下も順調に育って来ていて、対MS戦闘では、ほとんど私に遜色無い結果と技量を示し始めていることを、ダグラス閣下に申し上げると、『君は戦略・戦術に造形が深いエース・パイロットと言うだけでもすごいのに、教育者としても優れているのだな!』
って、最近ダグラス閣下の僕に対する過大評価がひどい。。。。
同じ事をキシリア様に申し上げたら、『貴官は身内に甘い傾向があるようだから。』と、前置きをされてから、
『この目で見てみるまでは、私も半身半疑と言う所だな、そもそもお前は自分を安く見すぎだ。お前のようなパイロットがジオンにごろごろしていたら、この戦争もとっくに勝っているさ。』
うーわー課題評価が止まらないっ!?
デート時にといっても艦内の二人で良くゆくラウンジで、過大評価されて困るとユウキにこぼしたら、外道さんは、ご自分の価値が分かってらっしゃりません。
あれだけの戦果を上げて階級もとうとう大佐になってしまったのに、クルーの皆にも優しくて、謙虚でとなったら、みんな好きになっちゃいますよ。』
ちょっと考え込んで
『ウーン、そのなの?』ち、返したら。
『でも、浮気は許しませんからね!』
結構ガチな雰囲気で言われてちょっとびびった、といっても浮気なんかするつもり無いけど。
次回は、いよいよオデッサ攻略作戦の準備が露骨に成されるターンくらいになりそうです。
果たして、マ・クベ大佐の鉱山基地に駐機している【第1MS特務遊撃隊】の運命やいかにって言っても、次回はたぶんそんな所までは書き進められないと思います。
『次回も見てくださいね~♪』
『あなたの愛する人に、あなたの素直な想いが届きますように~♪』