会長が行く!!!

才能は心に宿る。
想いが強ければ
きっと届くはずです。
感じたこと、海の不思議を中心に綴っていきます。

荘厳なる巨人たち・・・。

2012-12-17 14:55:19 | 冬の風物詩



フリーで潜ってた日に、久しぶりにトンバラポイントの沖に出た。

沖に出て、ハンマーヘッドの群れを探している時にザトウクジラの鳴音が聞こえた。


冬にザトウクジラと付き合うようになって、二十年以上が経つが、最初の頃は試行錯誤の連続で手探り状態だった。

今でこそ、鳴音の距離感の事でも「あぁ、トンバラのこの位置のこの水深で、このくらいの音量で聞こえば、あの辺りだな」とか解るようになったけど、当初はホエール・ホンを入れては探しを繰り返し、

近くなったらスキンダイビングで入って泳いで探したものだった。



そして、十五年以上、一日コースを開催しながらも、ここ数年は特に諸々の事象が繋がって色んな事が新たに解ってきたように思う。



クジラも人間と同じで一日の生活の流れがあり、出会いがあり、ドラマがある。



今の僕なら、多分、8年前までクジラ船をずっと一緒に出てた僕と同じぐらいザトウクジラが大好きな前スタッフの達也のその当時答えられなかった質問にも応えられ、「今はこういう状態だから気長に待とう」とか、

「今は、こんな状況だから、こういうアプローチで待ち、次の動きに対応しよう」とか、いろいろと新たに教えられるような気がする。


当初は「ガイドダイバーたる者、ホエールウォッチング」などにうつつを抜かしていいのか?その時の海の知識をもっともっと蓄えて、その時期のガイドダイビングのクオリティーを更に高めるべきでは?!」

・・・・・っと、悩んだものだが、それこそ朝から晩までではないが、どうせやるならザトウクジラと本気で付き合おうという想いに至り「海洋生物ガイド」っという視点に立った時に、

そういう考え方からも解き放たれたような気がする。



まだまだ、不思議に思う事や解らない事もいろいろとある。解らないと気付かない事さえも沢山あるだろう。



同じ星に生まれた者として、彼らに魅了された者として、また、彼らを見つめよう。



・・・・・きっと、彼らも僕らを見つめているから・・・・。








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う~ん・・・・( ̄∇ ̄*)ゞ。

2012-12-16 13:46:32 | ひとり言



ず~っと、思っていたけど、フェイスブックの画面で「今どんな気持ち?」っと、聞かれる度に、無性に違和感があって、

「お前に、聞かれる憶えはないわぁ~・・・・!!」っと、いつも思っていた。


・・・・・俺って、やっぱ、とっても心の狭い奴かもしんない・・・・・・


でもって、写真は、そんな僕のめんどくさい心境を表した写真です・・・・、通じます?




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会長が行く・・・・葉山編

2012-12-14 17:55:34 | 会長が行く!!
「会長、今、何処ですか・・・・・?」

フィリピンのセブ島リロアンのガルちゃん(五十嵐ガルーダ一規)から電話があった。

伊豆・川奈から葉山に向かう途中の鎌倉の大仏様を見に行こうとしていた時だった。

「昨日のイイニクの日のイベント(ガルちゃんの誕生日は11月29日で、毎年、東京の新橋BOXの久海ちゃんのところでパーティーをしているのだ)に行けなくてごめんな。

今、輝ところに向かっている途中・・・・・。」・・・・なんて話から、葉山で合流して飲む事になった。

ただでさえ、昨夜は川奈の八木ちゃんのご好意で開いてくれたウエルカムパーティーで飲みまくって、午前中の赤沢温泉でやっとすっきりさせて来たところなのに・・・・

・・・・こうやって、葉山の旅は始まった・・・・。


次の日、・・・・・・・って、もうかい・・・( ̄▽ ̄;)・・・・(どうせ、お酒飲んで酔っ払った話だから飛ばしちゃいます・・・(^^;))。


葉山の佐藤輝君のお店ダイビングショップNANAに着いてから、屋久島でご一緒させて頂いたTさんや(このTさん、僕の暴走脱線ボケとも言うべき解りづらい親父ギャクにも、いちいち付き合ってくれる奇特な方)、

いつもは久米島で一緒に潜っているゲストさん達との再会を楽しんだあと、ドライスーツに着替えた。


今回の僕の葉山でのミッションは、「輝に対する究極のイジワル」だった・・・・だって、天然で素直で真面目だから、ついつい弄りたくなるのだ・・・・


1.もしも、川奈にいる時に輝から電話があったら、「おぅ、輝、明日の事だけど、雄輔さんとかも来てて、伊豆楽しいから葉山やめるわ!」・・・っとか・・・・


2.「剛志さん、2ダイブ目行きますよね!?」っと聞かれれば、「いや、せっかく葉山に来たから、次はヨットでセイリング!葉山セイリングカレッジにも予約したし!!」・・・っとか・・・


色々と考えていたのだが、僕に葉山の良さを伝えようと真剣にブリーフィングする輝を見てたら、ついつい引き込まれて真面目に潜ってバシバシ撮ってしまった・・・。


(2ダイブ纏めて、その一部をご紹介です。写真は、スローシャッターで、絞りも開け気味で、通常より少し明るめに撮りました。)


腰痛持ちの僕を気遣ってくれて、セットされたタンクは波うち際まで運んでもらっている要介護なドライスーツ初心者ダイバーな僕は、輝とマン・ツー・マンで潜らせてもらった(ご一緒させて頂いた皆さん、輝君を独り占めして申し訳ありません)。



まずは、チャガラ、美しいハゼだ。







続いてイワアナコケギンポ。この子の、両目のクリクリ感を出したくて、左右の眼が違う方向に向いている時を狙って撮影してたのだけど、どうも可愛くない。

やっぱ、普通に撮った方がいいと言う事に気がついた・・・・。







ブリーフィングの時にも輝が言っていた岩の付着物がピンク色で、それをバックにヒメホウキムシの「ふぉあふぉあ感・・・ふわふわ感?」を出したくて、スローシャッターで絞りも開け気味で明るく撮ってみた。








ベニキヌヅツミ!付いて居るヤギとのソフトな感じの色合いのコラボが良くて、ちょっと嵌まった・・・。







コケギンポ。やっぱ、ググッっと寄った方が可愛らしさが出るかもー!?っと思い、アップで!!

頭頂皮弁と眼上皮弁がアクセントになってリーゼントを爆発させたような感じでカッコいい!!歯が意外としっかりしてる!!







2ダイブ目に、1本目に出てなかったキヌバリの婚姻色が出ていたので教えてもらって撮った。

綺麗だなぁ~っと、思って粘って撮っていたら、次から次へと輝が婚姻色を出したキヌバリを紹介してくれる。

「もういい~っちゅうねん!」って、関西弁(?)で突っ込みを入れながら取り敢えず撮っていく・・・。

しかし、これは、現地のガイドダイバーとゲストとの距離感を縮める為、親しい関係を築く上で大切な事なのである・・・。

僕がそうだから、ガイドの気持ちは手に取るように解る。何故なら、自分が紹介した被写体を撮ってくれればくれるほど、ガイドダイバーのテンションは上り、

もっと色んな生物を撮ってもらおうと更に頑張るのである。

輝のそんな気持ちを手に取るように感じながら、「ふっふっふ、駄目なら、どうせ、後からデータ消せばいいから、取り敢えず撮っちゃえ~(^^;)。」なんてつもりピンも甘々で軽~く撮っていった・・・・(輝、うそです、うそです・・・・(^^;))。

(皆さんも、ガイドが何か指したら取り敢えず撮っといて下さ~い!ガイドって、無邪気に喜びますから!!気に入らなければ、フィルム時代じゃないんだから、後で消しゃあいいし・・・、って、自分の時にやられたら、どうしよう・・・。)


・・・・・でも、さすがに、「これが、最後のキヌバリです。」っと、言われた時には「ほっ!」っとしたけど・・・・・うそです。うそです。本当にうそです・・・・(-_-;)。








ハナタツが、うねりに巻かれながら舞い上がる砂の中、佇んでいる様子が、まるで必死に吹雪にでも耐えているよ感じがしたので、砂をスローシャッターで流しながら撮ってみた。









タツノオトシゴは、周りに舞っている砂が星の様に瞬いている中を佇んでいるようだった・・・・・。








ウミウシが多く、次から次へと紹介してくれる。緩いうねりに翻弄されながら揺れるセスジミノウミウシが綺麗だった。





ガイドされながら、「あぁ~、きっとここでアカササノハベラが求愛・産卵するんだろうなぁ~!?」とか


「この浅場の緩いうねりの入るここで、ニシキベラがグループ産卵するのだろうなぁ~!?」とか、久米島にはない環境がある葉山の海を堪能しながら、輝のガイドに身を委ねていた。

エキジットした時には、1ダイブ目が70分、2ダイブ目が90分と、水温16度の中、レンタルドライスーツとは言え、沖縄の水温に慣れきってしまっている僕には考えられないダイブタイムになった・・・・。


潜水途中、輝が寒そうな僕の仕草を見て、「もう上がりますか?」とスレートで聞かれた時に上がっておけば、感覚のない指の節々の痛みはなかったのだが、なかなか上がりたくない面白い海だった・・・・。






夜、ご一緒した他のゲストさん達やテールの千々松さん夫妻も参加して宴会突入となった。

ご一緒したゲストの皆さん、お世話になったスタッフのカッコいい寿美ちゃん、翔ちゃん、雅美ちゃん、おっくん、ただただ飲みに来たガルちゃん・・・(^^;)、ありがとうございました。

そして、心憎いばかりのお気遣いの数々、シカちゃん、ありがとう・・・・。僕も裕子も心地良い時間を過ごせました・・・。

輝に、この感謝の気持ちを伝えたくて、嫌がる彼を無理やりハグしたけど・・・・、僕の熱い想いは輝に伝わったのだろうか・・・・・








最後に、輝、ありがとう。いいガイドでした・・・。


追伸、ジーパン履けよ! きっと、似合うんだから・・・・。





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会長が行く!!・・・・伊豆・川奈の海編

2012-12-11 23:11:23 | 会長が行く!!
「その辺にいる魚や生物達は、普通に水中カメラマンが撮るようにやっつけて頂いて・・・・っと、

それと剛志さんは激しく動く産卵の状況を撮るのが上手いから、アカササノハベラとかホシササノハベラの求愛から産卵をドラマティックに軽~く抑えちゃってください。」



・・・・・・もしもし、もしもし、八木ちゃん、君は今、とんでもない事を普通に言ってるけど、それを承知の上で楽しんで言っているだよね・・・( ̄∇ ̄*)ゞ。

求愛から産卵なんて、取り敢えず抑えるとかそれ一本勝負ならともかく、慣れないドライスーツに動き回るベラの産卵の組み合わせを軽~くドラマティックに!って、俺にどうしろって、言うの・・・

・・・・しかも、アンクルウェイト貸してくれないし・・・


・・・僕は胸の内でそっと悪態をついた・・・・


それは、昨夜、僕らがお互いにべろんべろんに酔っぱらう前に八木ちゃんから提案された、彼のコードネームが異常に長いミッションだった・・・。


前夜の説明・・・・・、


「この時期、燃えるのが「アカササノハベラ」「ホシササノハベラ」の産卵です。特に、アカササは大きいし、産卵の瞬間真上に上がるので、撮影がとても困難なのです。

僕も良いの撮れてません。というか、僕はイシモチの産卵ですら、何度も何度も立ち会っているのに、今だ!って時に興奮しすぎて、ピント外すんです・・・。

それを、瞬間斬り職人の会長にぜひ撮って頂こう・・・・・・っと、ただ、慣れないドライだったり、上下左右に激しく動くベラの産卵は剛志さんのような腰痛持ちには・・・・うふふっ・・・。」


・・・っと言う「条件は良くないのに、敢えてミッション掲げ、逆にプレッシャーを与える作戦に出る姑息な地元ガイド!」ミッションだったのです・・・・・・・



川奈の海は、そんな八木ちゃんのブリーフィングから始まったのでした・・・(2ダイブを纏めて書いてます)。


エントリーして、すぐにキュウセンやカミナリベラが目に付く。アヤニシキがゆらゆらと僕を誘っていた。

漂う感が美しかったので撮影してみた。






ザ・スズメダイの幼魚がいた。岩の付着物のオレンジ色が綺麗だったので、そこに来るのを待ってシャッターを押した。







砂地にハナハゼが天女の羽衣を纏ったように優雅に漂っていた。昔、オタッパ会でフォトバトルをやった時に、

「綺麗にハナハゼを撮るなぁ~」っと、感心したものだったが、「これなら誰でも撮れるじゃねぇか!!」っと思った・・・・


・・・・・うそうそ、八木ちゃん、ごめんごめん。凄く撮り易い海だよ~って、みんなに伝えたくて・・・・・┓( ̄∇ ̄;)┏。





八木ちゃんが、ヒトデヤドリエビを指した。

「おっ、エビ・カニガイドブックの著者である私に甲殻類勝負を挑むとは、なんとチャレンジャーな・・・・・、でも宿主のヒトデが綺麗だからつい吸い寄せられて・・・・。






久しぶりに見る、砂地で天狗してるウミテングを・・・・・、






何やら、岩上を指す・・・、あぁ~ら、見事な色合いのヒョウモンダコ!!






沖縄ではあまり見ないクマドリカエルアンコウ・・・・。でも、写真で見すぎているせいか、どうも制作意欲が湧かない・・・・。

クマドリもそれを解ってか、すぐにプイっとされた・・・・





沖縄では見ないコブダイの幼魚・・・・。でも、ピンがぁ~・・・・。・・・やはりそろそろ老眼,ズに入る頃か・・・・





綺麗なトゲトサカに隠れていたマルタマオウギガニ・・・・・。






沖縄の1.5倍ぐらいありそうなニシキフウライウオの雌がお腹パンパンに膨らんでいた。育児嚢を覗くと卵のステージが違うから、やはりここでも毎日ハッチの毎日産卵を少しずつ繰り返しているのだろう・・・。

しかし、デカい!!柏島のアクアスのやっちゃんも「デカい!デカい!」って、言っていたから、きっと川奈の子が異常にデカいのだろう・・・。






「条件は良くないのに、敢えてミッション掲げ、逆にプレッシャーを与える作戦に出る姑息な地元ガイド!」ミッションであったアカササノハベラの産卵を横目に

僕が嵌まったのは、こちらの海ならではのアカメバルの求愛行動!


人間世界では、ひっぱたかれそうな雄が雌にオシッコかけて興奮させるという変態求愛・・・・もとい、変わった求愛行動・・・


ピンがあまいのは、許して~!誘惑に負けて、その場で借りたカメラで戸惑ってしまったんです~・・・・







帰り道にタコベラがヒレを全開にして美しく泳いでいた・・・。








その夜は、柏島から日程を合わせて来てくれ一緒に潜ったアクアスの松ちゃんやっちゃん夫妻、タイの増子さん、ゴー・ツー・ザ・シーの横田さん、海好きの福ちゃん、テールの千々松さん夫妻、

ただただ飲みに来た雄輔さん・・・・うそです、うそです・・・・(^^;)。

行きの飛行機の搭乗前に連絡したら来てくれたカメラマンの吉野雄輔親分・スージーご夫妻、パラオガイドの鈴木花ちゃん、スタッフの男前なシズカちゃん、

ご一緒させて頂いたゲストの皆さんと川奈日和の喫茶で、楽しく飲み明かした・・・。


次の日、葉山に行く前に、二日酔いをすっきりさせる為に赤沢温泉に行った・・・。


そう言えば、昨夜、僕の前では子羊のように震えていた八木ちゃんを、別れのハグできつく抱きしめてあげたけど、きちんとお礼を言っていない事に気が付いた・・・・( ̄∇ ̄*)ゞ。

八木ちゃんが、抱きしめられながらも、みんなに、中指を立て「ファッ○!!」っと、やっているのを見落とさないぐらいは正常だったのに・・・・(^^;)。







「ありがとう、八木ちゃん。いいガイドでした。陸のおもてなしも心に沁みました。・・・・・また、行きますから、そん時もよ・ろ・し・く・・・・┓( ̄∇ ̄;)┏」


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会長が行く・・・・・(清水・三保編)

2012-12-10 22:03:46 | 会長が行く!!
「東京駅の八重洲口、清水ライナーだからね!絶対、誰でも解るから!!」と言う鉄っちゃんの伝言メッセージを確認した後、ここで迷ったら一生笑われると覚悟しながら東京駅を周った・・・

夕食を伊豆大島のグルーバルスポーツクラブのギバさん(柳場潔さん)と取った夕食後のほろ酔い気分だった。

「新幹線みたいに乗り換えなく、バスで一本で行けるから!!」心強い電話での言葉を思い返しながらバスに乗った。

夕方に鉄ちゃんからメールが入っていた。「今、豪雨が止みました。」

どうやら、清水は大荒れの天気だったらしい・・・・、明日は大丈夫かいな・・・・・┓( ̄∇ ̄;)┏。


次の日の朝、穏やかな晴天に恵まれた。ホテルに迎えに来てくれた鉄ちゃんと共に、ダイバーズ・プロ・アイアンへ!!

道の向うにそびえる富士山が綺麗だった。

お店には、ダンディーな鉄ちゃんのお父さんが居て、お久しぶりのご挨拶を交わした。

実は、このお父さん、結構ひょうきんな方で、以前、アイアンに電話した時に・・・、


「あっ、鉄ちゃん?」

「そうそう!」

「俺、俺、川本、今、電話大丈夫?」と話し始めて、しばらく話してた。

でも、何か話が食い違うし、違和感がある。もしやと思い、

「・・・・・・、あの~、もしや、鉄多加志さんの父様でしょうか?」

「あっ、そうです。いつも、多加志がお世話になっています。」

「いえいえ、こちらこそ多加志さんには、いつもいろいろとお世話になっております・・・・。」


・・・・・・胸の中では、


「・・・・・・・ぎゃぁぁあ((((;゜Д゜))))))) 、親子だから、鉄ちゃんは鉄ちゃんだろうけど、解っているなら言ってよ・・・・( ̄∇ ̄*)ゞ 」


っという、かなりの「強者・つわもの」なのである。



そういうお父様とのご挨拶も済ませ、本物の鉄っちゃん(?)から、久しぶりのドライスーツを借り着てみる。


鉄ちゃん・・・・「ウエイト何キロ付ける?」


川本・・・・・・「いや、ドライスーツ着るのも久しぶりだし、俺が聞きたいくらいだよ・・・。」


鉄っちゃん・・・「剛志に何キロ付けたらいいのか、想像つかないんだよね・・・。」


川本・・・・・「・・・・・・( ̄▽ ̄;)。・・・・・・、そんな事言わず、想像してみて下さい・・・(-_-;)。」


泳ぐの得意だから、重くてもいいよね。という事でショルダーベルトとウエイトベルトで10キロとアンクルウエイトで、いざ、海へ。


久米島でもやるけど、久しぶりのビーチエントリーで三保の海へ・・・(2DIVEの事をまとめて書いてます)。


前日の大雨で、エントリーしたての浅場は視界も悪かったが、潜って行くとだんだん視界も良くなってきた。


初の三保だが、今回は、サクラダイの真正面から口開け瞬間を撮りたかった・・・・。







模様があまり見えなくて、どうもサクラダイらしくない・・・・(^^;)。


ちょっと、横も入れてみて・・・。







口を開けそうで開けない。よく見ると、他のハナダイの仲間より、受口度が高いような気もする・・・。


・・・・しゃあない、とりあえず、アカオビハナダイへ。







「でけぇ~・・・・( ̄▽ ̄;)」

タイの健(ビッグブルーの大村君)の所でも見たが、サイズが二回りぐらいデカい・・・(^^;)。

「婚姻色を出している時」に、「ひらっとヒレが全開しないかなぁ~」なんて思いながら撮っていたが、2ダイブぐらいでそんなあまい状況に出くわす訳もなく、大人しく別々に撮る・・・(^^;)。







移動中、スナイソギンチャクにハクセンアカホシカクレエビがいた。

ドフライニアシュリンプと呼ばれていた頃から見たかったこのエビは、僕のもろストライクゾーンで、暫く粘ってしまった・・・・(^^;)。







一本目は、巣穴から出てなかったイッテンアカタチが巣穴出て泳いでいた・・・・。すばやく、巣穴の近くに陣取った鉄ちゃんから合図が来る。


僕も素早く移動し、泳ぐイッテンアカタチを撮りながら、心では・・・・・、


「シブい、シブすぎる~(^^;)。」・・・・・・素晴らしい・・・。見事なガイド同志の連携である。


巣穴を抑えれば、生物はその辺をうろうろするしかなく、まさに撮り放題なのである。







イッテンアカタチを撮り終え、帰り際、鉄っちゃんが、ヤギを指していた。


「もしや・・・・?」と思い、覗き込むと、そこにヤツは普通にいた。


お恥ずかしい話だが、エビ・カニガイドブックを出しておきながら、実はこのトガリモエビを写真でしか見た事がなかった。


沖縄の水温に慣れきった僕は、その時、既に60分と言うダイブタイムと僕のあまい現実しか教えてくれないダイコンの水温計の18度という現実を目の当たりにし、


急に心が折れ、いきなり弱気になり、それでも何とかブルブル震えながらも撮影を続けた。







15分後、ブルブルの震えを通り越して、シテンヤッコの求愛時のようにブルブルブルブル状態でエキジットした・・・


因みに、鉄ちゃんは、フードベストは着ているものの、5mmのウエットスーツの上下である・・・・・、御見それしました・・・



川本・・・・「いや~、イッテンアカタチ出てて良かったねぇ~!!」

鉄っちゃん・・・「俺が巣穴を抑えていたから、ずっと出てたんだよ!!」

川本・・・「・・・・・・、知ってますがな・・・・(^^;)。」



いつも冷静で、融和を重んじてて、あまり「俺が俺が」がない人なのだけど、さすが、拘りのあるガイドダイバーというか、

こういう自分をアピールするところが意外で、お茶目に感じた・・・(^^;)。



夜、居酒屋で飲みながら、大いに語った。

調子に乗って、語り明かそうなんて二軒目のバーに行って、大好きなオールドグランダット114(バーボン)をダブルでロックで飲んだら、一発で撃沈した・・・





鉄ちゃん、ごめんなさい・・・・(-_-;)。でも、さすが、視界不良の魔術師!


ガイドはさすがでした。また、一緒に潜ろう・・・・。



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