会長が行く!!!

才能は心に宿る。
想いが強ければ
きっと届くはずです。
感じたこと、海の不思議を中心に綴っていきます。

幼魚の季節!

2014-05-23 15:50:43 | 幼魚

ゲストさんのガイドは健太朗、他のスタッフ達はリサーチ!!


僕はカメラを持って一人で潜っていた・・・。


途中、スタッフマサが寄って来てスレートに「ヒオドシ幼魚」・・・・っと・・・。


場所をアイコンタクトで交わし、行って見ると居た・・・。



・・・・・が、しかし、マサ・・・!Σ( ̄□ ̄;)!!・・・・、


幼魚は特に逃げるから、ガイドの時の様に反対側にカバーに入ってくれれば魚の動きを変え、顔をこちらに向け撮り易いだから、そのまま行かずにサポートしてくれよ・・・(-_-;)


どうやら、一人で出来ると思われているから悪戦苦闘の上・・・・、なんとかねぇ~・・・・。







天気が悪くて雨で暗かったせいか、時間の勘違い(?)のハナゴイが婚姻色に成りかけていた・・・・。


「まだまだ、午前中ですよーーー!!」









私事ですが・・・・・。


母に逢いに帰った。


地元の整形外科で、腰の手術をする母に・・・、気が付けば、今年で七八歳になる母に・・・。


母には、親孝行もろくにせずに心配ばかり掛けてきたような気がする・・・。


電話を掛けると、未だに、「早く良い人を探して自分の将来の幸せをきちんと考えなさい!」と諭される・・・(^_^;)


僕が幼い頃に実父が死に、義父との再婚まで、女手一つで洋裁の仕事をしながら僕と姉を育ててくれた・・・。


その頃、二階で寝ていた僕が真夜中に尿意で起きた寝ぼけ眼に飛び込んできた映像は、遅くまで仕事をし疲れ果てて、階段を這って上がっていた母の姿だった・・・。



「海で生きるんだ!」なんて、訳の解らない説得で大学を中退し沖縄久米島に行こうとした時も、スクーバダイビングなんて全然知らないくせに「貴方の人生なんだから・・・。」っと、


少しだけ頬を濡らしながら理解しようとしてくれた・・・。


手術が無事終わり、寝息を立てるおふくろの横顔を見ながら、「一年一回としたら、あと何回何十回逢えるのだろう?!」と思ったら泣けてきた・・・。


今まで世話になった、何百分の一も恩返しも出来てないのに・・・。


もっと顔を見に逢いに帰ろうと決めた・・・。



無事手術が終わり、姉と話してた時、姉が可笑しそうに言っていた・・・。


「手術前に、お母さんと一緒に先生の話を聞いた時に、私が「先生、母は、もう、78歳ですから・・・・」・・っと言ったら、お母さんが「まだ、誕生日が来てないから77歳!」っと、

言ったのよ・・・・(^_^;)」・・・。


久米島に帰る前に病室で話してたら、姉が僕とおふくろ二人を写真に撮ろうとした・・・。

「顔がむくんでいるから、私は撮らないで・・・・!Σ( ̄□ ̄;)!!」・・・っと、おふくろが言った・・・(^_^;)。




前略、おふくろ様・・・・、いつまでも、ずーっとずっと、そんな感じで居て下さい・・・・(^_^;)。



僕が写真のヒオドシベラの幼魚のようだった少年時代、母が授業参観日に来るのが嬉しかった・・・。




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祈り、そして願い・・・。

2014-05-23 14:41:07 | ひとり言





いろいろあって、遅くなってしまった今年の立願(たてがん)のお参り・・・。


島の色んな場所にある御願所(海の神様や山の神様が祭られている場所)を巡り、海での安全や島での安全を願う・・・。



沖縄では、土地の神様を祭る風習根強く、今でもユタ(民間霊媒師)と一緒に各御願所に巡り参る風習がある。


実は、僕も毎年、前年の感謝の意味を込めたもの(ウシリガフゥー・昨年一年の礼事)と新しい年の安全祈願を込めたもの(立願・今年一年の願事)を合わせて執り行っている・・・・。


琉球に古くから伝わる大切な行事・・・。彼女が生きてた頃は、元々の島の人でもあまりやらないこの風習をやる僕に「古風~・・・(^_^;)」っと、笑いながら、毎年、一緒に巡っていた・・・。



御願所を渡り歩いている時、時折、ユタが言う・・・・。

「今の剛志さんのお願いに、・・・の神様が答えてくれてるよ・・・・。」

それは、鳥の鳴き声であったり、突然現れた虫の羽音や姿であったり、神様のお返事は、その時折で変わる・・・・。



島の各地の神様にお参りしたご報告を家の守り神である火の神(ヒヌカン)にし、それから、この家の土地の神様にお参りする。


御願所巡りは、願いを込めたお線香を焚き、今年一年の安全祈願と家族(スタッフ)やお客様の無事を願う・・・。


不思議なのは、御願所巡りをしていると心が静かになっていくことだ。僕は、信心深い訳でもないし、そういう部分ではドライな現実主義者だが、何故だか、もう、二十年近く続けてきた・・・。


きっと、また一年、安全に海での仕事をする為に、自分自身に対する諌めの言霊を、改めて言い聞かせる為の儀式みたいなものなんだろうと思う・・・。


そして、以前にも書いたが、海や自然の生物達と向かい合う事を生業としている者として、もしも存在するならば自然に宿る精霊達とどこかで繋がっていたいという想いからだと思う・・・・。



梅雨に入ったこの地で、前日の予報とはうって変わった晴れた天気の今日、スタッフの健太朗と巡り祈った・・・。



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親孝行・・・・(^_^;)

2014-05-23 14:34:54 | ひとり言
このブログは、僕の日記のような要素も兼ね備えているので、以前にフェイスブックに載せた事ですが・・・・(^_^;)




去年の秋頃、那覇で予備校に通っている息子の楓太と高校受験を控えた次男怜依と食事した時の事です。


楓太(開口一番)・・・「ねぇ、父さん、もう、女作んないの・・・?」


川本・・・「ブゥーー!!!(僕の吹いた音)・・・、何だよ急に・・・!Σ( ̄□ ̄;)」


楓太・・・「いや、ぶっちゃけ、父さんにとっては、そっちの方がいいと思って・・・。俺から見ても、父さんイケテるから、相手も直ぐに探せるでしょ!」


川本・・・「えっ、イケテるぅ?・・・そうぉ~(  ̄▽ ̄)・・・・・って、いやいや、お前、そういう問題じゃなくて、まだ一周忌も終わってないし、なかなかそんなふうには・・・。」


楓太・・・「まだまだ早いんだろうし、なかなか、そういう気持ちになれないのは解ってるよ。ただ、俺達の為に、父さんがずっと頑張っているのは解っているから・・・。



俺、いつも感謝してるから、父さんには幸せになってもらいたいんだよね・・・。俺の事、気にしてるなら、全然大丈夫だし、父さんが選んだ人なら応援するし・・・。


父さんだって、そんな気持ちになれないって言ってる予備校生の俺に、会う度に彼女出来たか?って、毎回聞くじゃんか!?」


川本・・・「・・・( ̄▽ ̄;)。解った、解った。ありがとう。それはそれで、落ち着いたら、そのうち考えるから、ともかく、今は大事な時期なんだから、お前たちは自分の事だけを考えなさい。

だいたい、何だよ?!言うことかいて、女作らないの?・・・とは、そういう時は、好い人居ないの?・・・とか、聞くもんだろ!普通~・・・!Σ( ̄□ ̄;)

まったく・・・(-_-;)   本当に、もう・・・!Σ( ̄□ ̄;)」


都会の予備校仲間に触発されてか、少しぞんざいな口調で話す楓太・・・。


隣で話を聞きながらニコニコ頷く怜依・・・・。


知らない内に何だか少しずつ大人になっていく息子達と男同士の話をしながら、妙に照れくさかったのでした・・・(-_-;)


昨夜、アルバムを捲りながら・・・。



「まったく、気が付いたら、いつの間にか大きくなりやがって・・・。ちょっと前までは、こんなんだったくせに・・・(^_^;)」













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生きる・・・。

2014-05-15 16:46:55 | 球美の海
久しぶりのカメラを持ってのウーマガイ。


生物達の生き様を美しく撮ろうと思い、いざ・・・・。



ハナゴイが、ホンソメワケベラにクリーニングされ始めると・・・、


何だか、「俺だ!俺だ!!俺だ!!!」みたいに集まってくるから面白い・・・・(^_^;)
















スミレナガハナダイが「貴方、誰???・・・(^_^;)」・・・・って言うぐらいのギンギンの婚姻色を出して産卵してた・・・。







そのすぐ側で、何とも緊張感のない雌から雄への性転換中のスミレナガハナダイ・・・・(^_^;)


もう既に、外見上もこんなに変化しているのだから雄なんだろうけど、何とも覇気?色気のない子である・・・・。


ウーマガイの周りの雄達は全て鮮やかな体色の雄で婚姻色になると、皆美しい体色なんだから、この子も周りの緊張感を感じて(?)どんどん鮮やかに変わっていくのだろうけど・・・・。







棚上ではヤマブキベラが求愛・産卵の真っ最中・・・・(^_^;)








モンツキカエルウオも卵保護を頑張ってました・・・・。奥に隠れられると、ついついメルヘン調に撮ってしまう・・・・(^_^;)。




今朝、彼女が亡くなる前の頃の「あぁ~あ・・・・。」という溜息の声で目覚め、落ち込んだ気分で一日を迎えた僕に、海は「生きる」事の美しさ、そして奇跡を今日も教えてくれた・・・・。








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ソリハシの瞳がとても美しくて・・・。

2014-05-14 15:39:11 | 抱卵




雑誌月刊マリンダイビングの久米島特集の取材も、沖縄には珍しい梅雨らしさのせいで、天候に悩まされはしたものの、奇跡的な晴れ間の恩恵を受け、


何とか、無事、終了・・・・・。石川肇カメラマンの世界のお楽しみにである・・・・。


さて、写真は抱卵するソリハシコモンエビ。抱えた卵は成熟し眼が見えていた・・・。


「イセエビも禁漁期間だものなぁ~!?」なんて、とんちんかんな事を考えながら取材前日に撮っていた・・・・(^_^;)


撮影していると、彼女と目が合った様な気がした・・・・。


そして、彼女の瞳(角膜)に目を奪われた・・・・。


きらきらと輝く美しさに・・・・。








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