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会長が行く!!!

才能は心に宿る。
想いが強ければ
きっと届くはずです。
感じたこと、海の不思議を中心に綴っていきます。

経験・・・。

2015-09-17 12:52:17 | 新種

「ポイント〇〇〇〇の岩穴の奥で、初めて見たんですけど、亀裂の穴から出たり入ったりしている赤っぽいラインの入ったハナダイみたいな魚って、何ですか・・・・・?」

「あっ、それ、多分、レッドストライプバスレット!!」

「えぇ~、なんで見てもないのに、解るんですか・・・???」

「・・・・・(^_^;)・・・・、多分、そうだと思うよ!!そのうち、アップするから見ておいて!!」

島の同業者の後輩数人から、質問された時の話である・・・。

・・・・・「何で解るのか?」って・・・・・、それは多分、今まで沢山見てきたし、スタッフやらゲストやらに沢山聞かれてきたからたろうな・・・・。

フィルムカメラの時代には、撮影枚数の制限や(36枚)ストロボのチャージの遅さや、ピント合わせの大変さもあって、ライトで照らすとなかなか出て来ない、急に穴から出たり入ったりする、この子を撮るのは至難の技だったけど、今では集中すれば、こんなに簡単に撮れるんだよな・・・・。







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久しぶりに・・・・(^^;)

2014-01-13 11:26:11 | 新種




ここで言うのもなんですが、新年明けましておめでとうございます。

フェイスブックに感けているせいか、ブログの方はすっかりアップしておりませんで、申し訳ありません。

思い立って、今、書いてます・・・・(^^;)

妻裕子を亡くしてから、一人でやらなければならない事が多く、どうにも時間繰りが上手くいかずです。

写真を撮っても画像確認もせず、そのまま放置状態です・・・(-_-;)。


昨日、久しぶりに撮ったヨコシマニセモチノウオです。沖縄では、なかなか図鑑に載っているような立派な大きな雄は見ないのですが、側にいる雌と思われる個体達と比べて明らかに大きいので、

産卵も見た事ないのに、勝手に「雄だろう・・・!?」っと、決めつけてます。


和名が付いていなかった二十年前ぐらい前に見つけた時は、「新種だ!!」っと胸躍らせたものでした・・・・(^^;)。


真正面から可愛く撮ろうと思って頑張るものの、どうにも思う様にならない・・・・







・・・・っと言う訳で諦めて、横のカットで「隠れながら時折穴から出ますから、その時に見てね感」を出しながら・・・・・(^^;)。








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無知ゆえに!!

2011-12-10 17:29:55 | 新種




タテスジハタの幼魚を撮って来ました。体長はおよそ8cmっと言ったところでしょうか!?

12月中旬だというのに、まだこのサイズがいるんですよ。タテスジハタの幼魚は、成長度合いには関係ないのですが、身体が紫色のパターンの子もいますよ。

どちらも成魚になれば、渋めのスーツのようなグレーの体色になります。シンプルで美しい体色と意識のはっきりとしたようなクリクリっとした目が個人的に気に入ってますが、

あの頃は、まさか、この子がタテスジハタの子供とは思いませんでした。


まだ、解り易く多くの種類の魚の生態写真や幼魚の写真が掲載された図鑑のない頃、初めてこの子を見た時の失敗談です。そう、若い魚好きのガイドの誰もがよく陥るあれです・・・・。



「Pseudanthias Kawamotoi・・・・、学名・プセウドアンティアス カワモトイ・・・・・、くぅう~カッコいい~!!」


「ちょっと、呼び方変えてみよか!?・・・・・、プセウドアンティアス カワモト・・ア・・イ・・・・・、くぅうううう~、渋い!渋いすぎる!!」


「和名・カワモトハナダイ・・・・・、・・・なんか、ちょっと名前に夢がないな!? 」


「アカオビハナダイ・・・・・、ちょっと前にどっかで聞いた事あるな!?  まあ、しゃあない!学名だけで勘弁しといたろか!?」




              そう!「新種発見」と言う夢である(学名はラテン語表記で I はイorアイのどちらでも良い)。


          そう、無知は思い込みで夢を見れるのである!!・・・・・、つまり、この幼魚をハナダイの新種と勘違いしたのです



・・・・・・・・・・、でも、思い込みにかけては、今もそんな変わっていないように自分自身思えるが・・・・・



後日、新しく出版された日本産魚類生態大図鑑を見て愕然としたものである。でも、こんな事はその後、後を絶たないのでした。