会長が行く!!!

才能は心に宿る。
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きっと届くはずです。
感じたこと、海の不思議を中心に綴っていきます。

会長が行く・・・・葉山編

2012-12-14 17:55:34 | 会長が行く!!
「会長、今、何処ですか・・・・・?」

フィリピンのセブ島リロアンのガルちゃん(五十嵐ガルーダ一規)から電話があった。

伊豆・川奈から葉山に向かう途中の鎌倉の大仏様を見に行こうとしていた時だった。

「昨日のイイニクの日のイベント(ガルちゃんの誕生日は11月29日で、毎年、東京の新橋BOXの久海ちゃんのところでパーティーをしているのだ)に行けなくてごめんな。

今、輝ところに向かっている途中・・・・・。」・・・・なんて話から、葉山で合流して飲む事になった。

ただでさえ、昨夜は川奈の八木ちゃんのご好意で開いてくれたウエルカムパーティーで飲みまくって、午前中の赤沢温泉でやっとすっきりさせて来たところなのに・・・・

・・・・こうやって、葉山の旅は始まった・・・・。


次の日、・・・・・・・って、もうかい・・・( ̄▽ ̄;)・・・・(どうせ、お酒飲んで酔っ払った話だから飛ばしちゃいます・・・(^^;))。


葉山の佐藤輝君のお店ダイビングショップNANAに着いてから、屋久島でご一緒させて頂いたTさんや(このTさん、僕の暴走脱線ボケとも言うべき解りづらい親父ギャクにも、いちいち付き合ってくれる奇特な方)、

いつもは久米島で一緒に潜っているゲストさん達との再会を楽しんだあと、ドライスーツに着替えた。


今回の僕の葉山でのミッションは、「輝に対する究極のイジワル」だった・・・・だって、天然で素直で真面目だから、ついつい弄りたくなるのだ・・・・


1.もしも、川奈にいる時に輝から電話があったら、「おぅ、輝、明日の事だけど、雄輔さんとかも来てて、伊豆楽しいから葉山やめるわ!」・・・っとか・・・・


2.「剛志さん、2ダイブ目行きますよね!?」っと聞かれれば、「いや、せっかく葉山に来たから、次はヨットでセイリング!葉山セイリングカレッジにも予約したし!!」・・・っとか・・・


色々と考えていたのだが、僕に葉山の良さを伝えようと真剣にブリーフィングする輝を見てたら、ついつい引き込まれて真面目に潜ってバシバシ撮ってしまった・・・。


(2ダイブ纏めて、その一部をご紹介です。写真は、スローシャッターで、絞りも開け気味で、通常より少し明るめに撮りました。)


腰痛持ちの僕を気遣ってくれて、セットされたタンクは波うち際まで運んでもらっている要介護なドライスーツ初心者ダイバーな僕は、輝とマン・ツー・マンで潜らせてもらった(ご一緒させて頂いた皆さん、輝君を独り占めして申し訳ありません)。



まずは、チャガラ、美しいハゼだ。







続いてイワアナコケギンポ。この子の、両目のクリクリ感を出したくて、左右の眼が違う方向に向いている時を狙って撮影してたのだけど、どうも可愛くない。

やっぱ、普通に撮った方がいいと言う事に気がついた・・・・。







ブリーフィングの時にも輝が言っていた岩の付着物がピンク色で、それをバックにヒメホウキムシの「ふぉあふぉあ感・・・ふわふわ感?」を出したくて、スローシャッターで絞りも開け気味で明るく撮ってみた。








ベニキヌヅツミ!付いて居るヤギとのソフトな感じの色合いのコラボが良くて、ちょっと嵌まった・・・。







コケギンポ。やっぱ、ググッっと寄った方が可愛らしさが出るかもー!?っと思い、アップで!!

頭頂皮弁と眼上皮弁がアクセントになってリーゼントを爆発させたような感じでカッコいい!!歯が意外としっかりしてる!!







2ダイブ目に、1本目に出てなかったキヌバリの婚姻色が出ていたので教えてもらって撮った。

綺麗だなぁ~っと、思って粘って撮っていたら、次から次へと輝が婚姻色を出したキヌバリを紹介してくれる。

「もういい~っちゅうねん!」って、関西弁(?)で突っ込みを入れながら取り敢えず撮っていく・・・。

しかし、これは、現地のガイドダイバーとゲストとの距離感を縮める為、親しい関係を築く上で大切な事なのである・・・。

僕がそうだから、ガイドの気持ちは手に取るように解る。何故なら、自分が紹介した被写体を撮ってくれればくれるほど、ガイドダイバーのテンションは上り、

もっと色んな生物を撮ってもらおうと更に頑張るのである。

輝のそんな気持ちを手に取るように感じながら、「ふっふっふ、駄目なら、どうせ、後からデータ消せばいいから、取り敢えず撮っちゃえ~(^^;)。」なんてつもりピンも甘々で軽~く撮っていった・・・・(輝、うそです、うそです・・・・(^^;))。

(皆さんも、ガイドが何か指したら取り敢えず撮っといて下さ~い!ガイドって、無邪気に喜びますから!!気に入らなければ、フィルム時代じゃないんだから、後で消しゃあいいし・・・、って、自分の時にやられたら、どうしよう・・・。)


・・・・・でも、さすがに、「これが、最後のキヌバリです。」っと、言われた時には「ほっ!」っとしたけど・・・・・うそです。うそです。本当にうそです・・・・(-_-;)。








ハナタツが、うねりに巻かれながら舞い上がる砂の中、佇んでいる様子が、まるで必死に吹雪にでも耐えているよ感じがしたので、砂をスローシャッターで流しながら撮ってみた。









タツノオトシゴは、周りに舞っている砂が星の様に瞬いている中を佇んでいるようだった・・・・・。








ウミウシが多く、次から次へと紹介してくれる。緩いうねりに翻弄されながら揺れるセスジミノウミウシが綺麗だった。





ガイドされながら、「あぁ~、きっとここでアカササノハベラが求愛・産卵するんだろうなぁ~!?」とか


「この浅場の緩いうねりの入るここで、ニシキベラがグループ産卵するのだろうなぁ~!?」とか、久米島にはない環境がある葉山の海を堪能しながら、輝のガイドに身を委ねていた。

エキジットした時には、1ダイブ目が70分、2ダイブ目が90分と、水温16度の中、レンタルドライスーツとは言え、沖縄の水温に慣れきってしまっている僕には考えられないダイブタイムになった・・・・。


潜水途中、輝が寒そうな僕の仕草を見て、「もう上がりますか?」とスレートで聞かれた時に上がっておけば、感覚のない指の節々の痛みはなかったのだが、なかなか上がりたくない面白い海だった・・・・。






夜、ご一緒した他のゲストさん達やテールの千々松さん夫妻も参加して宴会突入となった。

ご一緒したゲストの皆さん、お世話になったスタッフのカッコいい寿美ちゃん、翔ちゃん、雅美ちゃん、おっくん、ただただ飲みに来たガルちゃん・・・(^^;)、ありがとうございました。

そして、心憎いばかりのお気遣いの数々、シカちゃん、ありがとう・・・・。僕も裕子も心地良い時間を過ごせました・・・。

輝に、この感謝の気持ちを伝えたくて、嫌がる彼を無理やりハグしたけど・・・・、僕の熱い想いは輝に伝わったのだろうか・・・・・








最後に、輝、ありがとう。いいガイドでした・・・。


追伸、ジーパン履けよ! きっと、似合うんだから・・・・。





ダイブ・エスティバン

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